カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

ペステック カンボジア証券市場に上場

2020年08月18日 | 経済
 8月12日、マレーシア系のPestech International Berhadのカンボジア現地法人の電気設備会社ペステック(PESTECH (Cambodia) Plc:略称PEPC)は、カンボジア証券取引所に上場しました。ペステック社は、カンボジア国内では、既に完成済みのプノンペン~コンポンチャム間送電線(230KV)の建設や、コンポンチャム~クラチエ間送電線(230KV)、コッコン州のストゥン・タタイ水力発電所~プンペン間送電線(230KV/500KV)等の建設に携わっています。
  初日の取引では、1株当たりの公募価格(3120リエル:約81円)を28%上回る3980リエルの初値を付けましたが、終値は3710リエルでした。しかし、2日目の取引では、3500リエルとなっています。
 今回のIPO対象の株式数は、394万5000株ですが、その3分の2に当る263万1579株は機関投資家(Maschinenfabrik Reinhausen GmbH)に配分済で、65万7895株はペステック社の役員・社員に配分予定で、残る65万5526株が一般公募対象でした。ペステック社では、IPOにより調達した合計約300万ドルについて、200万ドルを今後の事業投資に、49万ドルを運転資金に、51万ドルを今回のIPO費用に充てるとしています。
 小規模なIPOではありますが、これまで6社しか上場していないカンボジア証券取引所にとって、7社目となる貴重な上場です。カンボジア証券取引所は、2011年に開設されたものの、上場会社数が伸びず、株価・出来高とも低迷が続きました。2019年から動きが出始め、2018年に比べて株価指数は58%上昇し、出来高は5倍に膨らみましたが、今年は新型コロナの影響で伸び悩んでいます。新型コロナの影響はあるものの、カンボジア証券取引所では、今後も株式・社債の上場が続くことに期待を示しています。カンボジアの証券市場の今後の活性化が期待されます。
(写真は、ストゥン・タタイ水力発電所~プンペン間送電線。同社のサイトより)

カンボジア証券取引所の発表(英文です)
http://www.csx.com.kh/news/notice/viewPost.do?MNCD=8020&postId=482#.XzS046dxc2w



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(1)「カンボジア経済」は、カンボジア総合研究所(以下「弊研究所」)が発行するブログです。本ブログの著作権は弊研究所に属し弊研究所の事前の許可なく複製・再配信等を行うことはできません。
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   カンボジア総合研究所 CEO/チーフエコノミスト 鈴木 博
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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2020年08月17日 | 一般
 ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
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新型コロナ カンボジアの状況 8月17日

2020年08月17日 | 経済
 カンボジアでの新型コロナウイルスの国内感染による新規陽性者数は4月12日以降ゼロの日が続いています。しかし、海外帰国者の陽性者が空港での検査や2回目以降の検査等で発見されており、先々週までに帰国者のうち111名が陽性と確認されていました。先週の海外帰国者の新規陽性は25名で、8月16日の保健省発表によれば、累計陽性者数は273名となっています。死者は引き続きゼロとなっています。また、治癒数は238名です。なお、新規陽性者は、フィリピンから入国した中国人14名、米国から韓国経由入国の米国人1名、米国から韓国経由帰国のカンボジア人1名、ロシアからマレーシア経由帰国のカンボジア人3名(6回目検査)、インドネシアから帰国のカンボジア人4名(5回目検査等)、米国から台湾経由帰国のカンボジア人2名等でした。
 フィリピンから入国した中国人多数が陽性と確認されたため、フィリピンからのフライトも8月13日以降禁止となりました。8月1日から禁止となっているインドネシア・マレーシアに次いで3カ国目の措置となります。
 カンボジア教育省は、新型コロナ対策が十分と認められる学校9校について、再開を許可しました。日本人学校及び日本人補習校もこの第1陣に含まれています。8月14日にカンボジア日本人会は、教育青年スポーツ省から正式の学校再開許書可書を受領しました。8月31日以降、学校が再開される見通しです。
 8月11日、カンボジア政府は、水祭りのイベントを中止することを決定しました。今年の水祭りは、10月30日~11月1日に恒例のボートレース等が行われる予定となっていました。これまでも、水祭りは度々中止となっています。2010年の水祭りの最終日の晩の将棋倒し事故で300名以上が死亡したことや、シアヌーク前国王陛下御逝去等も重なって、2011年から3年間はイベントが行われませんでした。また、2015年は干ばつの影響で、プノンペンではボートレースは中止となりました。
 カンボジアでは、新規感染者の数が落ち着いていることから、プノンペン等では経済活動が復旧してきています。ただ、引き続き、3密を避けることや、マスク、手洗い、アルコール消毒等の対策を続ける必要があるものと見られます。なお、カンボジアの入国規制については、度々変更されており、運用も確定していません。日本大使館のサイトやカンボジア日本人会のフェイスブックで最新情報をご確認ください。
(写真は、再開したプノンペン市内の映画館。)

カンボジア日本人会のフェイスブック
https://web.facebook.com/Jacambodia/

在カンボジア日本大使館のサイト
https://www.kh.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000197.html



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プノンペンで美味しいフォー バサックガーデン

2020年08月16日 | 生活環境
 プノンペン中心部バンケンコンにあるベトナム料理のお店「バサックガーデン」です。場所は、うどんのもりいやさんの隣です。オープンな造りで、センスの良さを感じさせる内装です。階段を登っていくといい感じの部屋があったり、ベトナムランタンが飾られている階段スペースがあったりします。3階のバルコニー席もいい感じで、向かいのバイトンホテルのグリーンを借景にして、広々とした感じを与えています。メニューは、ベトナム料理が色々揃っています。今回はランチで、フォーとアイスコーヒーのセット(3.5ドル)と生春巻き(2ドル)を頼みました。フォーは、ホーチミン系の味付けかと思います。たっぷりのハーブ類が付いてくるのも嬉しいです。生春巻きもオーセンティックな感じで、たっぷりのハーブが入っています。日本の方ですとちょっと苦手に思われる方もいるかもしれません。朝早くからやっているとのことですので、朝ごはんにも良いかもしれません。お試しください。

Bassac Garden
https://web.facebook.com/Bassac-Garden-BKK-112164733886341/?ref=page_internal

3階のテラス席。広々としていい感じです。


生春巻き。オーセンティックです。


階段スペースのランタン。映えます。



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木陰の庭園 オドム・ガーデン

2020年08月15日 | 生活環境
 プノンペン中心部、ノロドム通り沿いにできた緑の濃い庭園スペース「オドム・ガーデン」です。場所は、フレンチのトパーズの隣、チップモンのノロ・モールの向かいです。高層ビルの建設予定地とのことですが、来年に予定される建設開始までの間、一時的に庭園として無料開放しているとのことです。庭園と言っても、大きな木がたくさんあって、濃い緑に覆われて木陰の涼しさが楽しめます。一番奥には、ドッグランがあって、犬を連れた方も来ていました。真ん中には、バーのボタニコのカフェがあって、軽食や飲み物が楽しめます。また、なぜか「足湯」と名付けられた、それらしいものもあります(お湯では無くてお水ですが)。都会の喧騒の中にぽっかりとできたこんなスペースも素敵です。木陰のカフェでゆっくりしてみたいものです。お勧めです。お試しください。

Odom Gardesn
https://www.odomphnompenh.com/odom-garden
https://web.facebook.com/Odom.Botanico/?ref=page_internal

「足湯」。だれかのお靴が残されていました。でも、お湯が出るようには見えません。


ドッグラン。ワンちゃんの天国。


ボタニコのカフェ。いい感じです。



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カンボジア政府 中小企業・スタートアップ向け補助金

2020年08月14日 | 経済
 カンボジア経済財政省が設立した起業家開発ファンドである「クメール・エンタープライズ(KE)」は、7月27日から「KE支援パッケージ」の第2ラウンドの申請を受け付けています。この支援パッケージは、中小企業やスタートアップ企業の様々な課題に対応することを目的としています。
 支援パッケージ第1ラウンドは、4月から申請を受け付けており、128社が支援パッケージに適格として選定されたところです。今後、具体的な支援が決定・公表され、支援が供与されることとなっています。
 クメール・エンタープライズでは、第1ラウンドの選定過程を通じて、申請してきた中小企業やスタートアップ企業は、様々な能力やイノベーションを持っているが、その一方で資金面での課題や能力不足等に関する支援を必要としていることがよくわかったとしています。
 カンボジア産業開発政策(IDP)では、外資の誘致に加えて、地場中小企業育成を大きな柱としています。また、労働集約型産業の次のステップとして、「イノベーション産業」に期待をかけています。カンボジアは、周辺に、中国・タイ・ベトナムといった強力な競争相手がいるため、これらの国と重複する産業(白物家電や自動車、鉄鋼や石油化学)は、期待薄となります。そのため、開発の王道のこれらの産業を飛ばして、IT等のイノベーション産業に進む必要があるとしています。この政策に沿っていつの間にか、世界初の中銀デジタル通貨「バコン」を主軸としたフィンテックや、グラブ等の配車サービス、食事のデリバリー等、カンボジアが日本を追い越していると見られるものも出てきています。こうした新しい産業の芽を、カンボジア政府が後押ししていくことは大変重要なことであり、中小企業・スタートアップ企業への支援政策が実施されていくことが期待されます。
(写真は、KEのフェイスブックより)

クメール・エンタープライズのフェイスブック
https://web.facebook.com/ke.khmerenterprise/?ref=page_internal



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新型コロナ対策3か年計画 オーストラリアと省庁間会議開催

2020年08月13日 | 経済
 8月6日、カンボジア開発評議会(CDC)において、オーストラリア政府関係者とカンボジア政府の14省庁の関係者、合計約50名が参加して、オーストラリア政府が協力して作成した「カンボジアCOVID-19開発対策計画2020~2022」を討議する会議が開催されました。会議の議長は、カンボジア開発評議会復興開発委員会のチェン・ヤナラ事務総長が務め、在カンボジアオーストラリア大使館のルーク・アーノルド公使が参加しました。今回の会議は。「カンボジアCOVID-19開発対策計画2020~2022」案に関し、関係省庁からのコメントを求め、計画の実施方針について合意することを目的としています。計画案は、健康安全、安定性、経済回復の3本柱からなっています。
 カンボジア政府は、これまで貧困脆弱世帯への現金支給、失業者への手当支給、中小企業への融資の確保等を中心とした経済対策を実施してきています。また、現状では国内感染を抑えることに成功しつつありますが、医療事情が脆弱なため、ひとたび感染が始まると医療崩壊の懸念があり、海外からの陽性者による感染が広がらないようにする対策を取っています。これに加えて、最近は、閉鎖していた学校の再開、映画館等の再開も進めており、今後は経済の回復に向けた対策も課題となってくるものと見られます。カンボジア政府の努力と、海外のドナーの支援が期待されます。
(写真は、カンボジア開発評議会の発表より)

カンボジア開発評議会のフェイスブック
https://web.facebook.com/cambodiainvestment.gov.kh/



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2020年上半期 カンボジアから自転車の輸出好調

2020年08月12日 | 経済
 カンボジア関税消費税局によりますと、2020年上半期(1月~6月)のカンボジアからの自転車輸出は、対前年同期比18%増の2億4170万ドル(約256憶円)に達しました。カンボジアからの自転車輸出額は、2018年3億3100万ドル、2019年4億1250万ドルと増加傾向にあり、今年は新型コロナの影響はあるものの、昨年を上回ることが期待されます。上半期の輸出台数は、約110万台で、その半数以上がEU向けとなっており、その他は、米国、英国、日本等に輸出されているとしています。
 2020年上半期の輸出総額は、対前年同期比約3%増の70億1000万ドル(約7360億円)となっています。カンボジアからの主要輸出品目は、縫製品ですが、自転車輸出のシェアは、3.4%にまで高まってきています。
 カンボジアでの自転車生産は、台湾系企業がメインで、ベトナム国境近くのバベットの経済特区に複数の工場があります。また、中国系企業が自転車生産を中国からシフトさせる動きも進みつつあります。新型コロナの影響により、自転車の輸出市場である先進諸国では3密を避ける観点から自転車通勤等が見直されており、需要が拡大するとの見方もあります。カンボジアが、台湾や中国からの投資を集めて、自転車生産を増大させていくことも期待されます。
(写真は、プノンペン市内。カンボジアでもロードバイクが人気です)


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AMRO  ASEAN各国の成長率予測引下げ カンボジアはマイナス1.8%

2020年08月11日 | 経済
 8月6日、ASEAN+3マクロ経済調査事務局(ASEAN+3 Macroeconomic Research Office:AMRO)は、ASEAN+3地域経済見通し改訂版」2020(Update of the 2020 ASEAN+3 Regional Economic Outlook)を発表しました。AMROは、この地域の経済・金融の監視・分析を行うとともに、ASEAN+3(ASEAN10か国と日本、中国、韓国)による外貨融通の取り決め「チェンマイ・イニシアティブ(CMIM)」の実施を支援するために設立された国際機関です。
 今回の改訂版見通しは、新型コロナの影響についての分析が中心となっています。内外需への影響、市場センチメントの発展段階、壮観なパンデミック対策、2020年~2021年の見通し等について分析しています。
 AMROは、今回の見通しで2020年の加盟13カ国のGDP成長率見込みを大きく引き下げました。ただ、2021年はU字回復すると見ています。ASEAN+3では、2020年0.0%(前回予測4.2%)、2021年6.0%(同5.0%)、ASEAN10か国では、2020年マイナス2.6%(同4.4%)、2021年5.7%(同5.0%)と見ています。カンボジアについても大きく引き下げ、2020年マイナス1.8%(同6.2%)、2021年6.5%(同6.9%)としています。ASEAN主要国も2020年は軒並みマイナス成長となっており、タイはマイナス7.8%、フィリピンはマイナス6.6%、シンガポールはマイナス6.0%、マレーシアはマイナス3.2%、インドネシアはマイナス0.8%等となっています。
 AMROでは、「各国政府は、経済再開と感染第2波防止のバランスをとるという難しい課題に直面することとなる。」と指摘しています。
 AMROとCMIMは、アジア通貨危機の際の国際通貨基金(IMF)の対応が失敗続きであったために、日本が主導して設立したアジア版IMFです。2016年の設立協定発効以降、活動を本格化しており、アジアの視点に立った経済分析・監視を実施しています。

AMROの新聞発表(英文です)
https://www.amro-asia.org/sharp-slowdown-confronts-asean3-economies-amid-challenges-of-containing-the-covid-19-pandemic/




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メルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」今週号は本日発行です

2020年08月10日 | 経済
 ブログ「カンボジア経済」は、毎日更新して、カンボジア経済情報をデイリーにお伝えしています。これらの情報をまとめて週刊でメルマガ「週刊カンボジア経済ニュース」を発行しています。毎週月曜日に発行しています。「無料」です。
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新型コロナ カンボジアの状況 8月10日

2020年08月10日 | 経済
 カンボジアでの新型コロナウイルスの国内感染による新規感染者数は4月12日以降ゼロの日が続いています。しかし、海外帰国者の感染者が空港での検査や2・3回目の検査等で発見されており、先々週までに帰国者のうち103名が陽性と確認されていました。先週の海外帰国者の新規感染は8名で、8月9日の保健省発表によれば、累計感染者数は248名となっています。死者は引き続きゼロとなっています。また、治癒数は217名です。なお、新規感染者は、マリの国連平和維持活動から帰国のカンボジア軍人1名(5回目検査)、パキスタンからマレーシア経由で帰国したカンボジア人4名(2回目検査)、カザフスタンから韓国経由帰国のカザフスタン人1名、米国人1名(3回目検査)、ウズベキスタンからドバイ・韓国経由で入国したカナダ人1名等でした。なお、8月3日に隔離中のカンボジア人2名が逃走するという事案がありました(翌日に発見・確保)。
 インドネシア及びマレーシアからの航空便での陽性者数が多数であったため、8月1日から両国からの航空便は休止となっています。また、空港での検査を免除されていた外交官等についても、米国大使館で陽性者が複数確認されたため、8月4日、カンボジア政府は外交パスポート所有者についても空港での検査を義務付けると決定しました。
 8月4日、カンボジア保健省は、外国人に対する入国規制を緩和しました。入国時のデポジットの金額は3000ドルから2000ドルに引き下げられました。従来の5万ドルの治療費をカバーした保険証書の代わりに、新型コロナウイルス治療費をカバーする90ドルの保険を購入することも可能となりました。また、外国人投資家、外国企業の従業員およびその家族に対しては、さらに入国規制が緩和されました。カンボジアで登記済の企業等は、カンボジア政府発行の支払い保証書を事前に取得することにより、社員やその家族は90ドルの保険と入国時の2000ドルのデポジットが不要となります。これ以外にも様々な規制がありますので、その詳細や実際の運用状況につきましては、日本大使館、日本人会等のサイトを十分にご参照ください。
 8月4日、全日本空輸(ANA)は、成田~プノンペン直行便の運休をこれまでの8月末までから9月末までに延長すると発表しました。ANAの2020年4~6月期の営業赤字額は1590億円と過去最大となっており、今後国際線の路線削減も検討するとしています。
 カンボジア教育省は、新型コロナ対策が十分と認められる学校20校について、第1陣として8月からの再開を許可する方針です。日本人学校及び日本人補習校もこの第1陣に含まれています。8月6日にカンボジア日本人会は、教育青年スポーツ省との間で、プノンペン日本人学校及びプノンペン補習授業校の再開に関する覚書に調印しました。
 8月3日、カンボジア郵政公社は、EMS(国際スピード郵便)の日本を含む26カ国・地域向けの発送を再開しました。新型コロナウイルス感染症の拡大で航空輸送がほぼ全面的に停止したことを受け、4月18日から、国際郵便の受付は停止されていました。
 8月7日から、これまで営業停止を求められていた映画館の営業が再開が許可されました。観客数を制限する、3密を避ける、体温をチェックする等の対策を取った上での再開となります。
 8月3日、カンボジア政府は、新型コロナの影響が厳しい観光・航空業界の免税措置をこれまでの7月末までから9月末まで2カ月間延長すると発表しました。
 カンボジアでは、新規感染者の数が落ち着いていることから、プノンペン等では経済活動が復旧してきています。ただ、引き続き、3密を避けることや、マスク、手洗い、アルコール消毒等の対策を続ける必要があるものと見られます。なお、カンボジアの入国規制については、度々変更されており、運用も確定していません。日本大使館のサイトやカンボジア日本人会のフェイスブックで最新情報をご確認ください。
(写真は、再開直前のプノンペン市内の映画館。体温を感知するカメラも設置されています)

カンボジア日本人会のフェイスブック
https://web.facebook.com/Jacambodia/

全日本空輸の発表
https://www.anahd.co.jp/group/pr/202008/20200804.html



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バンケンコンに2号店 美人鍋 by 塚田農場

2020年08月09日 | 経済
 プノンペン中心部バンケンコンに開店した「美人鍋」2号店です。日本でチェーン展開している塚田農場系のお店です。イオン2号店(イオン・センソック・シティ)に1号店があります。店内は、木を多用して和風の感じを出しています。メニューは、コラーゲンたっぷりの「美人鍋」がメインですが、しゃぶしゃぶ等もあります。今回はランチタイムだったので、ランチセットのカレーうどんをお願いしました。スープはコラーゲンたっぷりで、麺や具材は別々に出てきて、素敵なプレゼンです。ランチセットは、この他、鉄板しゃぶセットや一人前美人鍋、ラーメンセット等もあってバラエティー豊かです。お昼でしたが、美人鍋を家族で食べているところもあって、にぎやかでした。お試しください。

美人鍋 by 塚田農場
https://web.facebook.com/Bijin-Nabe-by-Tsukada-Nojo-Cambodia-162442741119539/?ref=page_internal

コラーゲンたっぷりスープのカレーうどん。目を惹くプレゼンです。ちょっと隠れてますが海老天も付いてます。



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有名チェーン店の韓国料理 本家(Bornga)

2020年08月08日 | 生活環境
 プノンペン中心部バンケンコンに新たにオープンした韓国料理「本家(ボンガ:Bornga)」です。韓国で50店、海外で30店展開しており、日本にもお店があるそうです。韓国で有名な料理研究家・タレントの白種元(ペク・ジョンウォン)さんが協力しています。プノンペンのお店は、きれいで、内装も凝っています。2階には個室もあります。メニューは焼肉中心ですが、ペク・ジョンウォンさんが発案したウサムギョプ(ビーフの三枚肉)を売り出し中です。薄切りのお肉を特製の塩だれで味付けしてあり、サンチュで巻いたり、ネギ等の野菜を巻いたりして食べます。辛いイメージのある韓国料理とは一線を画す上品な味付けです。他にも、様々な焼肉メニューやプルコギ等の鍋料理も色々あります。焼肉等には、きれいに盛り付けられたサンチュも付いてきます(写真上)。また、キムチやネギサラダといったおかず(無料)も色々とついてきます。お客さんは韓国の方が多いようでした。お勧めです。お試しください。

本家(ボンガ:Bornga)
https://web.facebook.com/BorngaNumber1/?ref=page_internal

売り出し中のウサンギョプ。あっさりしてます。


タレントのペク・ジョンウォンさん。韓国では、色々な料理番組や食レポで有名とのことです。


色々なおかずが全部無料でたくさんついてきます。



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国際金融情報センター カンボジアの中銀デジタル通貨バコンを称賛

2020年08月07日 | 経済
 8月4日、国際金融情報センター(JCIF)は、国際金融2020年7月1日号掲載のレポート「カンボジアの 中銀デジタル通貨「バコン」~世界の中央銀行に先駆け、正式導入予定~」を公開しました。著者は、国際金融情報センターアジア第2部赤尾陽太主任研究員です。
 レポートでは、バコンの開発、バコンの概要、国立銀行が中銀デジタル通貨(CBDC:Central Bank Digital Currency)を発行する背景、最先端の金融システムへの移行、国立銀行の狙い・民間銀行への影響を分析しています。バコンについて「バコンを発行するためのブロックチェーンが国立銀行の大口決済とインターバンクの小口決済のシステムとしての機能も兼ねており、カンボジアでは国家全体の決済アーキテクチャーの大幅な簡素化・低コスト化に成功した。今回のケースは後進国であることを活かして、一気に最先端の技術に到達する「リープフロッグ現象」と言え、カンボジアの金融システムが生まれ変わろうとしている。」と称賛しています。また、既存の銀行への影響は小さく抑えつつ、自国通貨リエルの復権・金融包摂の進展・送金コストの低下・キャッシュレス化の進展等で大きな効果があり、匿名性とマネーロンダリング防止も両立していると分析しています。最後に、「CBDC の発行に慎重な姿勢を示す国が多い中、バコンは世界に先駆けて行われる、CBDC の壮大な実験である。」と結んでいます。世界の趨勢を背景にしつつ、カンボジアの「バコン」の特性を見事に明らかにした素晴らしいレポートです、ぜひご一読ください。
 日本では、旧態依然の全銀ネット等のしがらみで、国内送金、キャッシュレスの手数料が高い等の問題を抱えています。日銀は、CBDCの研究を進めるとしていますが、大きく出遅れているのが実態です。カンボジアは、しがらみの少ない状況を活用して、一気に本格的CBDCの世界に移行しようとしており、今後の大きな発展が期待されます。

国際金融情報センターのサイト
https://www.jcif.or.jp/report/2020/KHM202008026686.html



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イオン 8月からおつりを一部リエル化 少額ドル紙幣不足で

2020年08月06日 | 経済
 報道によりますと、プノンペンのイオンモールでは、8月1日以降、おつりについては1ドル札、5ドル札、10ドル札を使用せず、リエルに換算してリエル現金で支払うとしています。イオンに張り出されている顧客向け通知によりますと「8月1日以降、おつりを支払う際には、1ドル札、5ドル札、10ドル札は使用せず、リエルに換算して、お支払いします。なお、顧客が購入の際に使用されるドルは引き続き受け入れて参ります。」とのことです。イオンでは、ドルの小額紙幣の流通が減っており、十分な枚数を確保できないためと述べています。また、イオンでは、顧客がドルでのおつりを求めた場合にはできる限りドルで支払うが、小額紙幣不足のためリエルでしか払えない場合もあることを理解してほしいとしています。
 この動きは既にほかの商業施設にも波及しつつあり、ラッキースーパーマーケットやKFC等でも同様の対応が取られている模様です。
 5月28日、カンボジアの中央銀行であるカンボジア国立銀行(NBC)は、金融機関向けに通達を発出し、9月1日以降、少額ドル紙幣(1ドル札、2ドル札、5ドル札)の中央銀行への持ち込みに際し手数料を課す可能性があると伝えました。この通達について、思わぬ誤解が広まり、混乱が起きたため、NBCに加え、フン・セン首相、マイクロファイナンス協会等が声明を発表し、ドルの小額紙幣の使用には何の問題もないと繰り返して、誤解とデマの打ち消しに務めました。今回もNBCは、引き続きドル少額紙幣の使用は問題ないとの見解を伝えています。
 高度にドル化した経済が「脱ドル化」することは、大変に難しい政策課題の一つです。一歩間違うと、アルゼンチンやトルコのように自国通貨の暴落や激しいインフレ等の弊害を招く可能性もあります(アルゼンチンペソは、2000年には1ドル=1ペソでしたが、最近は1ドル=72ペソまで減価しています)。NBCも国際通貨基金(IMF)等もカンボジアの脱ドル化については、慎重に時間をかけて行うべきとしています。今回のイオンの動きは突然のことでもあり、かなり強烈な印象があります。NBCもこのまま何事もなく脱ドル化に繋がってくれればと考えているとも見られますが、今後の対応が注目されます。



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