カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

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2021年01月04日 | 一般
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新型コロナ カンボジアの状況 1月4日

2021年01月04日 | 経済
 カンボジアは、新型コロナウイルスの国内感染を概ね抑え込んでいます。死者はゼロです。1月3日の保健省の発表によれば、累計陽性者数は381名(12月27日から17名増)となっています。治癒数は362名です。先週の新規陽性者のうち、16名はタイに出稼ぎに行っていて帰国したカンボジア人でした。それ以外の先週の海外帰国者の新規陽性は1名です。米国から台湾経由で帰国したカンボジア・米国人1名とのことです。
 国内でのクラスターとしては、11月3日にカンボジアを訪問し、その後陽性が確認されたハンガリーのシーヤールトー外務貿易大臣関係で国内感染が疑われる陽性者が11月7日以降に4名確認されました(11月3日事変と呼ばれています)。更に、11月28日市中感染事件と命名された国内感染により41名の陽性者が確認されましたが、12月29日に終息が宣言されました。また、海外帰国者の陽性者が空港での検査や2回目以降の検査等で発見されています。先週は、大規模クラスターが発生しているタイからの帰国者が増えたこともあり、タイと国境を接しているバッタンバン州やパイリン州で帰国者16名が陽性と確認されました。
 12月29日、フン・セン首相は、テレビ等を通じて国民に向けて演説し、11月28日市中感染事件の終息を宣言しました。ワクチンについては、国際的枠組みのCOVAXを通じて入手に努めており、既に320万人分を確保したとしています。ワクチン接種は無料とする予定で、また強制はしない方針です。また、英国等での変異ウイルスの発生で外国人の入国を禁止する国が多い中でカンボジアは外国人の入国禁止は行わないと述べました。
 12月29日、カンボジア政府は、フン・セン首相の演説を受けて、私立教育機関の再開を許可しました。また、国立教育機関については、新年度を1月11日から開始すると発表しました。カンボジアには、幼稚園4810園、小学校7716校、中学校1324校、高校638校があり、生徒数は合計約340万人。教員数は9万3703人とのことです。また、大学は私立77校、公立44校です。
 12月31日、カンボジア政府は、スポーツ活動の再開を許可しました。また、1月1日からの映画館、美術館等の再開も許可されました。
 カンボジアでは、11月3日事変や11月28日市中感染事件が起きたことにより、一般国民レベルでも国内感染への不安が広まったこともあって、対策がかなり引き締められました。しかし、終息宣言が出たこともあって、感染防止対策が次第に緩んできている模様です。12月31日のカウントダウンは各地で多くの人出があったと報道されています。カンボジアの陽性者数は、欧米や日本に比べると圧倒的に少ないのですが、医療体制が脆弱という弱点があり、いわゆる医療崩壊の懸念が残ります。マスク、手洗い、アルコール消毒等の感染対策を十分に行う等、十分な注意が必要です。なお、出入国手続き等につきましては、頻繁に変更されていますので、日本大使館のサイト等を十分にご確認ください。
(写真は、再開を準備する映画館。12月30日撮影)

カンボジア日本人会のフェイスブック
https://web.facebook.com/Jacambodia/

在カンボジア日本大使館のサイト
https://www.kh.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000197.html


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カンボジアのお正月2021

2021年01月03日 | 生活環境
 カンボジアにはお正月が3回あると言われています、1月1日はインターナショナルニューイヤーと言われます。旧正月(今年は2月12日)も華僑系の人たちを中心に大いに祝うので、中華正月とも言われます。最大のお祭りは4月中旬のクメール正月です。このときは、プノンペンに働きに出てきている人たちも皆故郷に戻ってお祝いします。
 1月1日はカンボジアでも祝日ですが、1日だけのお休みです。12月31日のカウントダウンパーティはカンボジアでも盛り上がりを見せてきていましたが、今年はちょっと静かなようです。
 元旦も営業している日本料理店もあります。プノンペンでも日本のお正月が楽しめるようになっていて、ちょっと嬉しいお正月です。
(写真は、小料理屋「縁」のお節料理)


くずし割烹 安達のお節料理。「福」の下は大粒の黒豆です。




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久しぶりのプノンペン駅 鉄道ファン

2021年01月02日 | 社会・風土
 トレインコーヒーに行くついでに、プノンペン駅を訪問しました。日曜の午後、駅構内はすっかり出入り自由となっていて、留置線路内も人があふれていました。私も指差し確認しながら、留置線内に入って写真を撮りまくりました。構内には、タイから贈与された日立製の新車のディーゼルカー4連が留置されていました(よく見ると、先頭車に落書きされていて、遺憾です)。また、昨年、空港線用に導入されたメキシコ製のディーゼルカーは、いつの間にかロイヤル鉄道色(黒と赤のツートン)に塗り替えられていました。駅の周りには高層ビルが次々と建設されており、背景としては絵になります。余剰の客車を活用した「ロイヤル・トレイン・コーヒー」もできて、プノンペンの新名所という感じです。地元の若いカップルやグループがたくさん来ていて、列車を背景にアジア風のポーズをとって写真に納まっていました。フェイスブックにアップされるのだと思います。プノンペン駅からは、週末中心に、鉄道南線(シアヌークビル行き)、北線(ポイペト行き)の旅客列車も運行されています。鉄道好きの方にはお勧めです。なお、駅舎はショッピングモールの工事中ですのでご留意ください。

空港線用のメキシコ製のディーゼルカー。新しい色に塗り替えられました。


背景には新しい高層ビルが工事中です。留置線路内も写真を撮る人だらけです。


一番典型的な写真です。青い空に聳え立つ高層ビルを背景にしたプノンペン駅構内です。


フランス製の蒸気機関車(静態保存)もあります。


せっかくの新車に落書きです。鉄道ファンとしては遺憾です。



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2021年 あけましておめでとうございます!

2021年01月01日 | 一般
 2021年、あけましておめでとうございます。
 このブログも15年目を迎えました。皆様のご愛顧に深く感謝申し上げます。今年もプノンペンから皆様にお役に立つ情報を発信してまいりたいと思います。
 2020年は新型コロナの影響で大きな打撃を受けましたが、今年のカンボジア経済は、回復傾向に転じるものと予想されています。日系企業の進出意欲も感じられ、カンボジア経済の発展と日系企業のWin-Win関係がさらに深まっていくことも期待されます。
 本年も引き続き、カンボジア総合研究所とブログ「カンボジア経済」をご愛読賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 (写真はアンコールワットです)

 なお、毎週月曜日の朝一番に配信されるメールマガジン「週間カンボジア経済ニュース」もございます。無料です。ぜひ下記のサイトにてアドレスをご登録ください。
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