カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

人気のお洒落カフェ Pleng Chan (BKK)

2022年09月04日 | 生活環境
 プノンペン中心部バンケンコンにあるお洒落カフェ「Pleng Chan (BKK)」です。インスタ映えするカフェとして人気となっていて、プノンペンで既に3店舗を展開しているようです。バンケンコン店の内装は、緑と木材を多用した落ち着いた造りですが、図書館のようになっているところや、外光を取り入れてサンルームのようになっているところもあり、センスの良さを感じます。シェイクスピアの「真夏の世の夢」がコンセプトになっているらしいです。メニューは、フード、ドリンクとも各種揃っています。今回は、コンチネンタル・ブレックファースト(5.15ドル)とアイスカフェラテ(2.95ドル)を頼みました。ブレックファーストは、結構なボリュームで、女性でしたら二人で分けてもいいかもしれません。プレゼン・味ともに楽しめました。お客さんは、地元の若い方が多いようでした。日本人の女性の方々にも人気と聞いています。今回はランチ時間帯前に伺いましたが、自撮りに余念がない若者グループや、高校生の仲良しカップル等がいて、ほほえましい感じでした。食事が出てくるまでに時間がかかるという声もあるようですが、今回は素早くサーブしてくれて、店員さんたちの雰囲気も良かったです。お値段は、プノンペンのカフェとしては中堅です。お勧めです。お試しください。

Pleng Chan (BKK)
https://www.facebook.com/plengchan.kh/

店内は緑も多く落ち着いた感じです。


コンチネンタル・ブレックファースト。素敵なプレゼンです。ボリュームはたっぷりです。



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スタイリッシュなカフェ ARABICA Phnom Penh VCLP Roastery

2022年09月03日 | 生活環境
 プノンペン北部、ヴァタナック公園地下のショッピングモールに開店したスタイリッシュなカフェ「ARABICA Phnom Penh VCLP Roastery」です。ARABICAは、ヴァタナックタワーの1階とトゥールコークのThe Communeにもお店があります。日本の方が京都を起点に作られたカフェチェーンで、世界各国に展開しているそうです。VCLP店は、全面ガラスと鏡を活用しています。地下1階ながら明るい雰囲気の本当にスタイリッシュな造りで、センスの良さを感じさせます。メニューは、こだわりのコーヒーがメインです。今回は、ブレンドの京都ラテ(4.85ドル)とクロワッサン(2ドル)を頼んでみましたが、美味しくいただけました。お値段は、プノンペンのカフェとしては高級です。お客さんは、地元の素敵な方々が多いようでした。お勧めです。お試しください。

Arabica Phnom Penh VCLP Roastery
https://web.facebook.com/arabicavclproastery/

バタナックタワー前の地下街ですが、オープンで明るい雰囲気です。


階段教室のような席配置も斬新です。


京都ラテ(アイス)とクロワッサン。合計6.85ドル(約920円)と高級なお値段です。



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中国系犯罪集団によるカンボジアでの人身取引 日本人にも被害が

2022年09月02日 | 社会・風土
 カンボジアでは、中国系犯罪集団によるものと見られる人身取引、強制労働等の問題が顕在化しています。高給の仕事がある等の甘言に騙されて、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア等から、カンボジア南部のシアヌークビルに連れてこられて、特殊詐欺等の犯罪行為に無理矢理従事させられるといったケースの摘発が続いています。
 在カンボジア日本大使館では、「少数ですが邦人の被害事例も報告されています。」と、注意を喚起しています。8月26日付の大使館の注意喚起を全文転載します。くれぐれもご留意ください。

 最近、カンボジアにて好条件の仕事があるなどとして外国で希望者を勧誘し、カンボジアに到着した直後に旅券や連絡手段を取り上げ自由な外出を制限するなど監禁状態に置いた上で、当初約束していた活動とは異なる不法行為に従事させたり、本人の意思に反して労働を強いるような事案が発生しており、少数ですが邦人の被害事例も報告されています。
 様々な被害事例がありますが、概ね共通している特徴は以下のとおりです。
・居住国(日本を含む外国)にて知人や親族(外国人の場合もあれば本国(日本であれば日本人)の国籍者の場合もある)から、カンボジアで条件のいい短期(数週間から数ヶ月)の仕事があると紹介される。
・報酬が示される場合は月額数千ドル程度で、「仕事」の内容は簡単な翻訳作業や事務作業など専門性が低く負担の軽いものと説明されるが詳細な説明はほとんど無い。
・渡航費用や現地滞在費は全て雇用主負担で、査証などの事務手続きも全て雇用主が行う。
・滞在先として高級ホテルを用意したり、移動手段として高級車をあてがうと約束する場合がある。
・カンボジア到着直後に旅券やパスポートを監視役に取り上げられ、行き先も告げられないまま監視付きの施設に移される。
・本国から「案内役」が同行する場合がある
・滞在先の施設では、振り込め詐欺などに悪用されると思しき内容の文章の確認等を強要され、外出や外部との接触が制限される。
 カンボジアでは以前より国内外の犯罪組織による不法な活動が問題となっていましたが、法制度が未発達で汚職も蔓延しているともされており、当局による取り締まりが十分ではなく、こうした不法行為に巻き込まれた場合には解決が容易でないこともあります。
 つきましては、特に知人等からの紹介を受けてカンボジアでの就労を検討・予定されている場合は、上記のような情勢を理解し、安易に勧誘に同意することなく、勤務先が信用に足りるものか、安全が確保されているものか等につきご自身でよく確認し、確認できない場合は渡航を取りやめることも視野に入れて慎重に判断して下さい(大使館では個々の就労先や就労事案の安全性や信憑性について判断できません。)。
(写真は、クメールタイムズ紙より。シアヌークビルで多くの外国人が閉じ込められていた建物)

外務省の海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=136133



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日系企業 カンボジアでバイオエタノール製造プラントを稼働開始

2022年09月01日 | 経済
 8月23日、日本で古紙回収事業などを展開するサンウエスパは、2022年5月からカンボジア・コンポンチュナン州にてバイオエタノール製造プラントの稼働を開始したと発表しました。トンレサップ湖に繁殖する最悪の害草のホテイアオイを原料に、植物繊維に含まれるセルロースを、特別な酵素を使って糖化発酵させ、エタノールを製造するものです。プラントの生産能力は日量55リットルで、製造したエタノールは、水上生活者の必需品である発電機を動かす燃料やボート燃料、更には消毒液への転用等で活用するとしています。
 サンウエスパは、2017年6月より「未利用水生植物のバイオエタノール化に関する案件化調査」について、途上国イノベーション枠としてJICAより採択を受け、カンボジアで1年に渡り実地調査を行いました。更に、量産体制を構築するべく、プラントの建設に関して「令和2年度草の根・人間の安全保障無償資金協力を活用した官民連携案件」の支援を受け、カンボジア・コンポンチュナン州と連携して建設を開始し、2022年4月に施工完了、5月に稼働を開始したとのことです。
 同社では、「長期では、現地の水上生活者のボート燃料として活用する小規模分散型エネルギーリサイクルの実現や、同様の被害に悩む熱帯アジアの他地域での水平転換を視野に入れております。」としています。
 日本政府のODAの支援を受けて、日系企業によってイノベーションが実現していくことには大きな意義があるものと見られます。今後の発展が期待されます。
(写真は、サンウエスパの発表より。湖を覆い、水上交通や漁業の妨げとなっているホテイアオイ)

サンウエスパの発表
https://sunwaspa.com/blog/archive-1229


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