英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

ドラマいろいろ

2011-01-28 21:52:05 | ドラマ・映画
 今期、『江 ~姫たちの戦国~』『LADY ~最後の犯罪プロファイル~』『CONTROL』と記事に書きましたが、『江 ~姫たちの戦国~』は離脱、『LADY ~最後の犯罪プロファイル~』は半離脱しています。
 『CONTROL』は、『ガリレオ』の二番煎じの感が抜けませんが、徐々にこなれていくような気がします。第3話は、犯人の動機と動機となった事故が無理やりだった気がしますが、なかなか良かったと思います。

 総じて、主人公が活躍しすぎて、他の刑事たちが何もしていないという批判がありますが、人気がある俳優を起用した場合は、はなからそういうドラマ作りが主眼なので、ある程度は仕方がないと思います。もちろん、立場を超えて活躍してしまうのは、やめて欲しいです。
 『LADY ~最後の犯罪プロファイル~』に関しては、そう感じる点が多いですし、ヒロインに魅力を感じません。そのうえ視聴率を得るため、犯罪自体を派手にするので、異常性が大きく陰鬱になります。木村多江もミスキャスト気味だし。
 あれ、もう離脱寸前ですね。

 実はその3つだけではなく、その他に『ホンボシ~心理特捜事件簿』『告発~国選弁護人』『フェイク~京都美術事件絵巻』も観ています。

★『ホンボシ~心理特捜事件簿』
 主人公・霧島(船越英一郎)は心理学者で特捜捜査支援班に所属している。船越さんらしいやたら前向きのキャラクタ-、心理学はもちろん、洞察力も鋭い。そのうえ、ずけずけ人の心に入り込む鬱陶しさも。人の家の冷蔵庫を勝手に開け、しかも、つまみ食いをする。関係者の生活や生活を知るのに有効なようだが、かなり迷惑。
 受け答えする時のしぐさから、嘘をついているとか、精神状態を見抜くのだが、『CONTROL』の南雲教授同様、証言が嘘かどうかがすぐわかってしまう点が、観ている分にはつまらない。
 また、「~のしぐさをする時は嘘をついている時」という理論に沿って演技しなければならない俳優さんが少し気の毒。
 敏腕デカの真田支援班班長(高島政宏)は、霧島を煙たがりながらも認めている。霧島に振り回されっ放しだが、ふたりのコンビは面白い。
 霧島が鬱陶しいが、気軽に楽しめる。
 第2話の犯人探し・息子のための母親の友達づきあいは興味深かった。被害者は、自分本位で他人を暴言で傷つけていた。性格自体が悪い上、我儘なので、思ったことをストレートに口にするので、酷いことを言ったという自覚もない。
 はっきり言って「毒を撒き散らす女」で、いない方が世の中のためになると思ってしまった。法を犯していないが、言葉という鋭利な刃物で人の心を突き刺している女と、その言葉で傷ついて殺人(傷害致死)してしまった女性(しかも息子のため)と、どちらが罪が重いのだろうかと、本筋と違うところで悩んでしまった。
 あと、遺体をわざわざマンションの屋上に運んだ理由が、受験にノイローゼ気味の息子が部屋の真上が殺人現場では、物音がうるさいからという理由は、そうだったのかと思ったが、拍子抜けだった。
 女性ひとりで、遺体を屋上に運ぶのは大変だし、人目につくと思うが……

★『告発~国選弁護人』 1話と2話は導入部でいまひとつだったが、3話は面白かった。
 ただ、弁護士が主人公の場合、警察の捜査は完了していて、それをひっくり返すことになるので、捜査がずさんだと『七人の女弁護士』のような茶番になってしまうが、3話を見る限り警察の捜査に違和感は感じない。被告が真犯人を庇っていたからかもしれない。これが、被告が無罪を主張している場合は、『七人の女弁護士』状態になる危険性が大きくなる。

★『フェイク~京都美術事件絵巻』
 第1話はドラマに浸れなかったが、2話以降はなじんできた。
 軽めの印象があるが、気軽に楽しめる。京都、骨董(美術品)、ミステリーがマッチしていて、良い。
コメント (2)
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大雪一歩手前&2010~2011冬の傾向

2011-01-28 17:54:36 | 気象
 今朝の積雪が69cm(午後5時現在59cm)です。
 私の感覚では、積雪80cmを超えると「大雪」です。ただ、今年の冬は、ずっと冬型の気圧配置が崩れず、ずっと寒く、ずっと雪でした。幸い、一日にドカッと降ることはなく、多い日でも15センチ程度積み重ねる程度でした。雪が降っても、融けるほうが多い日もありました。60cm前後の積雪でも、2日間ぐらいで一気に積もったのでしたら、生活はかなり麻痺するので、これだけ雪の日が続いても積雪60cm前後というのは、運がいいのかもしれません。
 とは言え、一ヶ月雪の日が続き、しかも、寒いので、もううんざりです。屋根の雪も相当溜まっています。近隣の山あいの町では、20~30センチは多く、隣町の今庄では積雪140cmです。
 日曜から月曜にかけて、一級の寒気が南下してくるので、ボーダーライン(80㎝)を超える可能性がかなりあります。今年の場合、先ほども述べたように、徐々に増えていったので「80㎝=大雪」という感覚にはならないかもしれませんが、もっと降る可能性もあるので、たくさん降らないことを願うのみです。
 少し、話が横道にずれますが、一昨日の7時のニュースの気象情報のコーナーの時、武田アナウンサーと半井気象予報士の会話で
武田アナ「東京は時折、雨がぱらついているようですね」
半井予報士「はい、東日本の太平洋側も点点と小さな雨雲や雪雲が発生しています」
 って、そんなのどうでもいいじゃん!
 

 さて、しつこく「ずっと雪」とこぼしていますが、週間天気予報が分かりやすいので、ちょっと見てみましょう。




 これは予報ですので、実際は多少晴れ間があったり、みぞれ混じりの日もありました。しかし、今年に入って(昨年のクリスマスから)、ずっと、こんな予報(ずう~っと雪マーク)で、こんな天気でした。(ま、基本的に日本海側の冬は、雪模様の日が続くのですが、それでも、月に3~4日は晴れる日があります)
 で、週末から月曜に掛けてかなりの雪が予想されている訳ですが、そのあと寒さが緩んでくるので、ほっとしています。(今度の雪で、「ほっ」とできない状況になるかもしれませんが)

 気温の方も、調べてみましょう。(データは福井市)
 1月の一日の平均気温の平年値は3.1℃、最高気温の平年値は6.5℃、最低気温の平年値は0.3℃です。
 今年1月27日までの一日の平均気温の平均は1.1℃、最高気温の平均は3.9℃、最低気温の平均は-0.9℃、それぞれ大きく下がっています。
 ちなみに、暖冬と予想されていたにもかかわらず、かなり寒く感じた昨冬は、それぞれ、3.0℃、6.3℃、0.5℃で1月は平年並みだったようです。
 昨年の暖冬予報の根拠は夏のエルニーニョ現象だったのですが、それにもかかわらず、寒気が南下しやすい気流だったと説明していました。(参照『気象庁さん、暖冬って言ってたよね②』
 今回(昨年晩秋)の長期予報では「ラニーニャ現象による偏西風の蛇行により寒気が流れ込みやすい状況が続き、厳冬になる」というもので、的中しました。ただ、昨冬の状況を考えると、エルニーニョ、ラニーニャ現象が冬の厳しさの第一要因とは考えにくいです。
 「じゃあ、その他の要因は何か?」と聞かれると困りますが、気象庁さんはエルニーニョ、ラニーニャ現象以外の要因も考えるべきだと思います。

 今、ニュースを見ていたら「日曜日から月曜日にかけて降る雪の量は、多いところでは、福井県の平野部の多いところでは、70cmと予想されています」……だそうです。 「多いところでは」ってどこ?
 平均、何cmぐらい降るの?
 いつも思うのですが、「多いところでは」という表現は、予報とは言えません。
コメント (4)
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