英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

負けてしまいました

2012-06-13 22:52:54 | 将棋
 負けてしまいました。
 森内名人についてはいろいろ書きたいことがあるのですが、何を書いても負け犬の遠吠えです。
 新手の△3六金~△4六桂の構想は素晴らしく、その後の指し回しも正確でした。
 「強かった」としか言うしかありません。後手番を勝っての防衛なので、文句のつけようもありません。

 また1年待たねばならない、A級順位戦を勝ち抜かねばならないと思うと、気が遠くなりそうです(って、私は何もしないのですが)。
 名人戦で敗退した羽生二冠に、鞭打つように棋聖戦、王位戦の防衛戦が待っています。そこで、憂さ晴らしと言うと表現が悪いのですが、そのような勝ちっぷりで防衛することを願います。やはり、勝利が一番の薬です。

 気落ちの100乗ぐらいの気分で、しばらく、ブログが書けそうもありません。

 ………と言っても、きっとすぐ復活すると思いますので、心配はいりません。
コメント (5)
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『鍵のかかった部屋』 第9話「はかられた男」

2012-06-13 22:35:01 | ドラマ・映画
そうか!そうだったのか!
拳銃を水鉄砲と思わせて、自ら撃たせたのか!
拳銃を水鉄砲に改造して、しかも日本酒が入っていると思わせ、口に向けて発砲させたのか!

なるほど!奇想天外なトリックだあ!


 このドラマの場合、素直に奇想天外なトリックに感心すればいいんだろうなあ!
 よくある釣り糸などをつかったチマチマした物理的トリックよりは好きです。
 テニスボールを使ってドアを閉めるトリックも現実的にはあり得なかったが、あれだけ有り得ないものだと面白い。80分かけたゆっくりとした動きで観客の目を欺き脱出したトリックも穴がたくさん開いたトリックではあるが、面白い。

 映像化すると無理を感じるものがあったが、視聴者(読者)の裏を突く発想は面白いと思う。
 今回は、密室を作るとか、密室から脱出とか、密室と思わせるというものではなくて、密室は本人に作らせ(鍵を掛けさせ)、本人自ら、自分を撃たせるというトリック。
 芹沢(佐藤浩市)が思いついた催眠術だと、可能だったとしても面白くない。水鉄砲だと思わせたという発想が面白いのだ。その一点だけで充分なのだ。
 拳銃を水鉄砲に改造できるのか?出来たとしても三日で出来るのか?酒は漏れないか?匂いはしないか……などなど、突っ込んではいけない。


今週の芹沢
・「このレイアウト、まさかなあ……」から始まるビビりの芹沢節。
・「お力になりたいなあ……気持ちは並々ならぬものがあるんですが…」とやんわり断る芹沢に対し社長の絶妙な脅し。はははは…と笑う芹沢の情けない顔。
・少女に泣かれて、何とも言えない同情の表情になるが、青砥に丸投げ。
・圧巻だったのは、
「それは脅しですか?だとすれば、われわれ弁護士にその手は通用しませんよ。
あなたは暴力だけが人間を服従させる唯一の武器だと思ってらっしゃるようですが、我々弁護士には法律という武器があります。そのことをよく覚えておいてください。
さあ!用が済んだんならお引き取り願えますか?」

 かっこいい!…と思ったら、足膝、がくがく。頑張ったぞ、芹沢!

今週の榎本
 強面の組い…社員さんたちよりも、ませた少女の方が苦手らしい。

個性的な社員たち
 青砥の質問に突然沈黙する取締役・坂口(高杉亘)、次元大輔をやらしてみたい。
 何と言っても社長・富樫(岩松了)が面白い。芹沢への脅し方も絶妙だったが、最後の
「この銃は、本物かニセモノか、お前には分かるか?」
「俺たちに証拠は要らねえんだよ」
「何だ?この姑息なやり方は。男のやるこっちゃねえ。この外道がぁ。
 ミツオは、お前が拾ってきたカワイイ子分だろうが」
も迫力と説得力充分。

 うん、確かに、犯人は外道過ぎる。
 裏カジノの経営を副社長に知られ露見するのを防ぐためというのは動機としては弱いのではないだろうか。さらに、現場から去っていくのを目撃した子分までも手に掛けるのも酷い。動機が弱く、それでふたりも殺すとは、外道過ぎる。


【ストーリー】(番組サイトより)
榎本径(大野智)は、とある貿易会社の事務所で厳重な鍵と防犯カメラを設置していた。同社長室では、榎本の紹介で法律相談を依頼された青砥純子(戸田恵梨香)と芹沢豪(佐藤浩市)が、社長・富樫(岩松了)と対面中だった。しかし、貿易会社社長とは思えない富樫のいかつい風貌に、芹沢は不安を感じる。

作業を続ける榎本に、取締役・野々垣(哀川翔)が声をかけた。知り合いのように話すふたりに驚いた芹沢が聞くと、3日前にこの事務所で副社長が眉間を撃ち抜かれて死亡するという事件が起き、壊したドアの鍵を修理するため榎本が派遣されたのだという。

警察は、事件を自殺と他殺の両方から調べていたが、榎本は、自殺ならこめかみを撃ち抜くのが自然だと話す。他殺の場合の容疑者は、八田(鈴木亮平)という人物だった。八田は事件発生時、別の部屋にいたが、銃声を聞き副社長室に駆け込んだら副社長が死んでいたと証言した。

数日後、その八田が、拳銃で自分の口を撃ち抜いて死亡した。外で銃声を聞いた野々垣、取締役・坂口(高杉亘)、犬山(佐藤祐基)が事務所に駆けつけたが、部屋には中から鍵がかかっていた。そこで、榎本が呼ばれ鍵を開けると、変わり果てた八田がいた。警察は、副社長の事件で追い込まれて自殺した、と断定。しかし榎本は、自殺なら銃を口にくわえるはずだが、八田は口から少し離れたところから撃っていたことから、自殺とは考えにくいと話した。


富樫は、榎本と純子に事件の真相を解明するよう依頼。榎本が検証した結果、部屋は完全な密室で鍵をかけたのは八田本人に間違いないこと、また、以前榎本が設置した防犯カメラが、死角ができるよう動かされていたことがわかった。

その後、榎本と純子は手がかりを求めて、八田の小学生の娘・美沙(畠山彩奈)から話を聞く。美沙の証言から、副社長が死亡した直後、八田がマンションの外で何を目撃したのか、と野々垣に聞かれていたことがわかった。さらに、美沙は八田が毎日夜10時頃に必ず電話をかけてきたこと、よく水鉄砲で遊んでくれたことを明かした。水鉄砲で遊ぶところを野々垣にも見られたことがあると聞いた榎本は、指を擦り集中する。そして、思考の鍵が開いた。


事務所に集まった関係者を前に榎本は、八田は本物の銃を偽物と間違えて引き金を引いたのだと言った。八田が美沙と遊んでいた水鉄砲からヒントを得た犯人は、本物の銃を改造した水鉄砲に八田が好きな日本酒を仕込み、八田の前で飲んで見せた。興味を示した八田にも飲ませ、事前に警戒心を解くことに成功。そして、水鉄砲と本物の銃の入れ替えておき、電話番でひとり残った八田に「飲んでもいい」と伝え事務所を出たのだ、と。それを聞いた野々垣は、証拠はあるのか、と声を荒げる。すると、芹沢が野々垣がダミー会社を使って裏カジノを経営していたことを指摘。そのことが副社長にバレたため口封じのために殺害したのだろう、と迫る。さらに榎本が、副社長殺害の現場から立ち去るところを八田に見られたため、八田も手にかけたのだ、と言った。

それでも犯行を認めない野々垣に、榎本は野々垣が水鉄砲を隠した場所を言い当てた。すると、野々垣は銃を取り出し榎本らに向かって構えた。そこへ、社長室のドアが開き富樫がやってきた。富樫は、野々垣に銃を突きつけると、野々垣を一喝。ついに、野々垣は落ちた。そんな野々垣を、榎本はじっと見つめていた…。
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『ATARU』 第9話

2012-06-13 11:46:05 | ドラマ・映画
 今回は、アタル(中居正広)の心がメインで、親子愛(母子愛)、アタルを子に持つ両親の苦悩、アタルへの接し方(舞子、沢、ラリー)が描かれていた。

アタルの心を表わすもの
おにぎり
 アタルが夕飯にケチャップしか食べないのは、アタルの中では夕飯は母・ゆり子(原日出子)がにぎったおにぎりと決められていたからだった。ケチャップは食事ではなく、単なる栄養補給だったのだ。

ゆりの花
 ラリー曰く「自主的に始めた数少ない習慣」……ゆりの花を飾ること。
 これは、父の言葉(フラワーセラピー)
「(ゆりは)1本の茎にいくつも花をつける。だから4つの花をつけたユリを愛しなさい。私と妻とアタルとおなかの中にいたタスク。その四人を同時に愛せるように」

 アタルの特殊な言動に悩み、25年前にラリー(村上弘明)に託した猪口夫妻は、アタルを厄介払いしたのではないかという罪の意識を感じていた。
 しかし、今回、「おにぎり」「ゆりの花」の中のアタルの心を知り、救われた。


チョコザイ
 沢(北村一輝)と舞子(栗山千明)が「アタル」と呼ぶと、「チョコザイ」と訂正するアタル。
 「チョコザイ」というのは、子供のころ、仲の良かった友達が呼んでいたアタルのあだ名だった。
 沢と舞子は、アタルにとっては特別な存在らしい。

手のひらの傷
 アタルにとって捜査が苦痛だった。眠らないのも、涙を流すのも、苦痛によるものなのか?
 ラリーは手のひらの傷に気がついていなかった。舞子のために、自発的に捜査することと関わりがるのだろうか?

アタルへの接し方
舞子
 ラリーに感化され、捜査にアタルを積極的に利用するようになった。事件の真相を追究したいという正義感によるものだが……

ラリー
 アタルを人間ではなく「モノ」あるいは「ロボット」のように考えている部分がある(「開発」「能力」「栄養を与える」という表現をする)
 ただ、25年間の研究の成果が問われているという焦りもあるようで、当初はもっと辺りに親身になっていたのではないかと思いたい。猪口家の夕食での会話からは、根っからの悪人とは思えない。犬飼(中村靖日)の件は置いておいて。


 アタルの人間としての尊厳を重視。アタルを捜査に利用するのは反対。
 アタルの異状や行動パターンによく気がつく。

捨てヤマについて
 やはり、この表現には引っかかりを感じる。
 事件の真相が分かっても、逮捕できない事件なら「価値がない」という考えを反映している表現で、事件当事者にとっては心をえぐる言葉である。

「いつも警察が捨て山って言ってる事案です。
 でも、あなたにとって
 決して捨てていい事実じゃない」

沢さん、いい事言うね。

 今回、虐待の痕があり、母親・今日子(森脇英理子)に疑念を持った。
 しかし、「捨てヤマじゃない」と野崎(千原せいじ)が言ったので、事故だなと思ってしまったのは、刑事ドラマの見過ぎか。
 アタルが絡まなかったら、事件の真相は明らかにならず、不審な点はあるが、証拠がなく(証拠はあるはずがない)、事故として処理される可能性大だが、母親を思っての事故だったと明らかになったのは、母親の心が幾分か救われたと思う。子供の心を知り、亡くした悲しみは大きくなったかもしれないが。

夾竹桃
 ウィキペディアによると
「キョウチクトウ科キョウチクトウ属の常緑低木もしくは常緑小高木である。和名は、葉がタケに似ていること、花がモモに似ていることから」
と、あるが、ネットの画像をいろいろ見たが、あまり桃の花に似ているとは思えない。もちろん品種によっては、非常に似ているものもあるのだろう。
 大気汚染にも強いらしく、高速道路などの街路樹として植えられていることも多いようだ。

 毒性については
「花、葉、枝、根、果実すべての部分と、周辺の土壌にも毒性がある。生木を燃した煙も毒。腐葉土にしても1年間は毒性が残るため、腐葉土にする際にも注意を要する」
 
 私は夾竹桃を意識して見たことがないので、普通に見かけるくらい分布しているのかまったく分からない。たぶん、見かけても分からない。
 自然界には毒性のあるものはけっこうあるようだ。また、葱やタマネギのように人間には大丈夫でも、猫には有害なケースもある。
 神経質にならなくてもいいと思うが、ある程度知っておく方がいいと思った。

 それにしても、今回のケース、①「母親が桃の花が好きだった」②「桃の花に似た夾竹桃が咲いていた」③「母親が子どものそばを離れた」④「近くに使用中の焼却炉があった」(③は不注意にあたるかもしれないが)偶然が重なった事故だった。
 まあ、実際にも、いくつかの不運が重なって事故が起こるので、注意を払うに越したことはないなあ。


【ストーリー】(番組サイトより)
 チョコザイことアタル(中居正広)を連れ、アタルの両親がいる八王子の猪口家を訪ねた沢(北村一輝)と舞子(栗山千明)。アタルが渡米する前に住んでいた仲蒲田に頻繁に通っていたこと、ラリーとの関係など、疑問に思っていることを父親の誠(市村正親)にたずねる。
 すると、アタルの幼少期(約25年前)は、発達障がいに対する世間の認識が低く、サヴァン症候群に関しても一部の専門家しか知らない言葉であり、医者である自分も知らなかったと語りだした。また、アタルの幼少期のエピソード、親である自分たちがどのような思いをしてきたのかなどを説明し、ラリー(村上弘明)に感謝しているという。 しかし、アタルと再会した母・ゆり子(原日出子)の不穏な様子に、舞子は違和感を持ち…。

 そんな時、沢の携帯に八王子の雑木林で幼児の遺体がみつかったという連絡が入った。すぐに現場に駆けつけ、野崎(千原せいじ)から報告を受けた沢は、亡くなった村井朗(黒澤宏貴)の遺体に無数の痣や傷があることから、ただの事故死ではないと感じた。
 事情聴取を受けている母親・今日子(森脇英理子)は、2人で山へ遊びに行ったのだが、自分がゴミ箱を探している間にいなくなり、自宅に戻ると警察から電話がきたと説明した。だが調べを進めていくと、昨年まで幼児虐待で何回も通報されていたこと、3日前に医師から再び通報があったことなどが分かった。そして、その通報した医師とは、アタルの父・誠だった。

 一方、10年ぶりの再会を親子水入らずで過ごしてもらうため、アタルを残して自宅に戻った舞子がアタルと沢の住む部屋にいると、なんとアタルが帰ってきた!しかし翌朝、アタルが一人で科捜研に来ていると怜志(田中哲司)から連絡が入る。
 猪口家で見たニュースを知らぬ間にacceptedし、捜査を始めたのだった。そして、朗の写真を見て「目が痛い」、火傷の写真を見て「シャンシーDA101」と呟き、調べを進めていくと…。
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