英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『軍師官兵衛』 第21話「松寿丸の命」

2014-05-25 19:48:56 | ドラマ・映画
黒田家の悲しみ、怒り
 織田軍大敗の因を、信長は官兵衛の裏切りにあると決めつけ、人質・松寿丸成敗を命じる。
 官兵衛が有岡城に幽閉され、あらぬ疑いから松寿丸の命を奪われ、黒田家は悲しみと怒りに満ちる。


信長の愚行
 官兵衛の裏切りは推測にすぎず、推測によって人質の命を奪うなど、人質の意味を理解していない愚行でしかない。
 不確定な推測により、黒田家の離反を決定的なものにしてしまったマイナス面しかない。

秀吉の意味不明な説得
 信長の裁定は過ちだと述べたうえで、「織田につくのが、黒田の生き延びる術」だと力強く断言しても、説得力は皆無。

半兵衛、おねの秘め事
 信長の命を実行せず、密かに松寿丸をかくまう。
 松寿丸存命を、謎かけのような文で職隆に示唆する。
 これにより、職隆は引き続き信長につくことを決意。

土牢での官兵衛とだし
 松寿丸の死の報で悲嘆する官兵衛だが、妻や母の幻の励ましに生きる意志を持つ。
 官兵衛の幽閉や松寿丸の死を、自分のせいだと責め、官兵衛に詫び、尽くす。
 今度の牢番はやさしいなあ。

気を揉む三人組
 官兵衛を救い出そうと画策する官兵衛家臣団だが、手を拱いているだけの感が強い。
 しびれを切らした九郎右衛門は独自で動き出す。
 私の好きな福島リラさん(お道)が、ちょっぴり活躍(官兵衛が土牢にいるという情報を得る)

万見仙千代の最期
 仙千代が有岡城攻めの総大将になったが攻めあぐみ、敵の罠にはまり討ち死に。
 憎々しかった仙千代だが、口ほどにない指揮官振り。
 信長は本気で村重を成敗するつもりなのだろうか?

久々に登場した人たち
・いわ(戸田菜穂)……官兵衛がみた幻だったけれど
・土田御前(大谷直子)……久々の嫌味を。「つちだ」ではなく「どた」と読むらしい。
・ぬい(藤吉久美子)……ときどき画面に映っていたのかもしれないが、侍女かと思ったが、「おまえさん」と職隆を呼んだので、後妻だったと気づいた


有岡城攻めが始まり、松寿丸成敗の命が出て、それにまつわる物語だったが、戦局的にはほとんど進展せず、いつものように淡々として進行した感が強い。
 唯一のインパクトは、秀吉に悲しみや怒りをぶつける光と職隆。中谷さん柴田さんのさすがの演技だ



【ストーリー】番組サイトより
 官兵衛は村重の怒りを買い、劣悪な環境の土牢に閉じ込められてしまう。一方、有岡城下に潜伏していた善助ら家臣団は、救出の機をうかがっていた。
 そんななか、有岡城に総攻撃を仕掛けた織田軍が大敗を喫する。官兵衛が村重に策を授けたと思い込んだ信長は、人質の松寿丸を殺すよう秀吉に代わって、半兵衛が命令を実行することになるが…。
コメント (4)
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