英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

心に沁み入った曲(思春期編)

2014-05-02 21:28:04 | 芸能
 エスカルゴさんが、ジャンボ秀克氏の死を悼ぶ記事を書いたことにより、中部地区において“ローカルな番組”だと思われる北海道放送『HBCベスト100・マラソンランキング』という番組を、≪えっ、エスカルゴさん(英さん)も聴いていたの?≫と驚き、盛り上がりました。
 エスカルゴさんが、「懐かしのラジオ番組第二弾」を書いて、その中で想い出の曲ベスト20を選曲していました。「アーチスト一人につき一曲」という限定されていたので、それに倣いました。
 エスカルゴさんは「20曲に絞るのはとてもたいへんな作業ではある」と書いておられましたが、私は半分ちょっとしか思い浮かびませんでした。好きな曲や思い入れのある曲は多いのですが、アーチストに偏りがあるからなのでしょう。あと、思春期限定(若干、幅がありますが)。
 しかも、順位はつけられません。(ランク付けは好きなのですが)
 なので、リリース順に語りたいと思います。(曲中心の場合と、アーチスト中心の場合があります)

夏の感情(南沙織)1974年6月
 「17才」「潮風のメロディ」「早春の港」「傷つく世代」「色づく街」「ひとかけらの純情」「人恋しくて」など名曲が多い南沙織であるが、心に残る曲といえばこの曲である。
 当時、視聴のパターンは、テレビ、ラジオ、レコードやカセットテープ(CDではない)。コンサートという手段もあるが、田舎では難しい。
 南沙織の場合は、ほとんどテレビ。歌謡番組の一曲として上記の曲を聴いた。特にファンというわけでもなかった。ただ、大学時代に彼女のベスト盤(カセットテープ)が目に止まり、曲目を見てメロディが蘇り購入した。
 上述したように名曲が多いが、心に残る曲といえばこの『夏の感情』である。
 彼女の曲は乙女心を淑やかに哀愁漂うものが多いが、この曲は、恋の感情と夏の情景がぶつかりあうように押し寄せてくるのだ。この曲を聴いたときのインパクトが強く、聴いたときの部屋の景色が今でも覚えている。

冬の駅(小柳ルミ子)1974年10月
 抒情曲といえばいいのだろうか、「私の城下町」以来、女心と共に里(街)の風景が浮かび上がる彼女の曲。
 『冬の駅』も基本的にこの路線なのだが、これまでの曲は昔ながらの風景で曲のイメージも柔らかいものが多かったが(「恋の雪別れ」は例外)、この『冬の駅』は、現代風でシャープさを感じた。髪型もボブカット?にイメージチェンジ。
 初めて、心が揺れた“大人の女性の歌”である。

裏切りの街角(甲斐バンド)1975年6月
 ラジオで偶然聞き、独特な曲調が耳に付いた。特に、イントロがインパクトが強かった。
 甲斐バンドは特に好きなグループではないが、「感触(タッチ)」「安奈」「ビューティフルエネルギー」「漂泊者(アウトロー)」は好き。特に「安奈」は名曲だと思う。
 最大のヒット曲「HERO(ヒーローになる時、それは今)」は、あまり好きではない。サブタイトルの「ヒーローになる時、それは今」は、≪何だよ、これは?≫という感じだし、サビの部分もこのフレーズだが、この部分も好きではない。他の部分は非常に良いと思うが、この部分は許せない。(ごめんなさい、個人的嗜好ということで、お許しください)
 同じ傾向が「漂泊者(アウトロー)」にも言えて、出だしの「世界中から声がする~♪……」は滅茶苦茶好きだが、サビの部分「誰か俺に愛をくれ~よ~」でややガッカリ。
 実は『裏切りの街角』もサビの部分「しとしと五月雨ぇ~、わ~だ~か~ま~り~」という部分でかなりガッカリ。でも、イントロや曲調が私の嗜好にもろに合致した。何気なくラジオで一度聞いただけなのに忘れなかった曲。

なごり雪(イルカ)1975年11月
 この曲は、失恋した時に聴いたという点で忘れられない。もちろん、それがなくても名曲である。
 かなりロングヒット曲だった。3月か4月に初めてテレビで聴いたとき、いい曲だと思ったが、歌っているイルカが女性なのか男の子かわからず悩んだ。声や背格好は女性だとは思うが、男の子にも見えた。
 失恋したのが5月であったが、まだ流行っていたように思う。5月なので、いくら「なごり雪」でも福井では相当季節外れであるが、私の心の状態には一致した。
 もちろん、「駅のプラットホームで別れた」という経験はない。

                               …………やはり、続く(笑)
コメント (4)
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