花水木、山吹（八重咲き）、オオアマナ

花水木（４月２５日撮影）ミズキ科
　
　ミズキのの仲間で花が目立つののが「花水木」の名の由来だそうです。
　白、淡いピンク、濃いピンクが初夏（４月ですが）のまぶしい光に映え、パステル画の趣を醸し出します。
　実は、白やピンクの花びらに見えるのは「総苞（苞）」や「苞葉」と言って、つぼみを包んでいた葉だそうです。
　中央部の雄蕊やめしべに見えるのが、花序（花の集まり）です。





山吹・八重咲き（４月２５日撮影）バラ科

　まさに山吹色……濃い黄色（オレンジ色と黄色の中間色）が目に飛び込んできます。
　ちなみに、子どもの頃、「ヤマブキ色」を「山部黄色」だと思っていました。（低学年の小学生男子が花なんて興味がないですよね）



　私のイメージでは、山吹は一重咲なので、この花の名前がなかなか分かりませんでした。
　悩んだと言えば……

　この山吹の隣も下部に咲いている紫色の花も悩みました。
拡大すると

分かった方は、“通”です。
　「春の紫色の花」で検索して辿りついたのが「芝桜」と「桜草」。
　それぞれに種類もいろいろあるので、なかなか決定できませんでしたが、茎が伸びてやや高い位置で咲くのが「桜草」。「芝桜」は“芝”が名前付くように地面を這うように咲き揃います。
　また、葉も大きく違います。「桜草」は鋸状の葉（例：蒲公英の葉）ですが、かなり幅が広いです。「芝桜」の葉は１センチ程度と小さく披針形で硬いそうです。
　と言うわけで、「芝桜」でした。品種は「ダニエルクッション」だと思うのですが、自信はあません。


オオアマナ（５月２日～５日撮影）ユリ科
【５月２日撮影】

　明治末期に観賞用として持ち込まれた帰化種だが、私感ではあるが、葉が少し鬱陶しい。在来種のアマナ（甘菜）より一回り大きい。見分け方は、花の裏にアマナは紫の筋があり、オオアマナは緑の筋があること。しかし、アマナは生育地が限られているので、道端で見かけるとしたらオオアマナだと思えば良いようです。
　さて、オオアマナの特徴として…………

【５月３日撮影】

　花が閉じていますね。夜になると花が閉じるそうです。
　この写真は午後６時２０分で、まだ明るいです。この日は曇りがちなので、光量が少ないと花が閉じる、または、開かないのかもしれません。ちょうど閉じているので、花の裏側の緑の筋がよく分かります。

【５月４日撮影】

　この日は良く晴れたので、元気に咲いています。

【５月５日撮影】

　１０時２５分撮影。曇り時々小雨、この時期としては寒い日でした。
　朝寝坊と言うのではなく、やはり光量が少ないと開かないと推測できます。