英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『相棒 season14』の低視聴率に関する記事についての反論 その2

2015-12-19 17:00:36 | ドラマ・映画
『相棒 season14』の低視聴率に関する記事についての反論 の続編記事を書くことになろうとは…)
 『相棒14』の低視聴率に関する記事で、こんな記事も見つけてしまった。
『相棒』8年ぶり12%台下落は“脚本”が原因!? 水谷豊審査員の“異例コンペ制度”の内情(livedoor NEWS)

 第8話(12.9%)の低視聴率から第9話(15.0%)の回復した件での考察記事だが、その副因(外的要因)として
「この週は裏の日テレが『ザ!世界仰天ニュース』で14.9%と高視聴率を叩き出したため、『相棒』は完敗してしまいました。また、『相棒』の前番組である『ナニコレ珍百景』が8.6%と、流れも悪かった。16日の日テレはサッカー中継、また『ナニコレ珍百景』も11.1%と2ケタだったため、巻き返しに成功したのではないでしょうか」(テレビ局関係者)
 という考察を挙げている。
 前記事の白根麻子氏は、外的要因はないとしていたが、それとは別の見方である。
 まあ、『ザ!世界仰天ニュース』で14.9%の高視聴率の原因が、“『相棒』離れ”によるという可能性もあるので、上記の根拠も信用度は高くないが、直前番組からの流れという考えは、ある程度的を射ているように思う。

 この記事の主題は、低視聴率の原因は視聴者の第8話の脚本家・藤井清美氏への信用度が低かったからというもので、ファンからは「前シリーズではまったく共感できない回を担当していた」といった意見も出ていたことを根拠に挙げている。
 しかし、そうだろうか?
 脚本家を前もって調べて、その脚本家の前作の出来を思い出すなんて行為は、相当な相棒ファンであると言える。そんなファンなら、期待できない脚本家の回であっても、取りあえず視聴するはずで、かなり的外れな考察ではないだろうか?
 

 ちなみに、第9話の脚本家・金井寛氏については、
「第9話の金井寛氏はseason12、13でそれぞれ4話ずつ受け持つなど、安定して脚本を担当し続けている」という事実を挙げている。
 私は、金井寛については“要注意人物”の範疇に入れている。
 「自身が思いついたプロットを成立させるために、登場人物の心理や行動、事件の展開に強引さが目立つことが多く、脚本に当たりはずれが多い(外れの方が多い)」という評価である。
 今シリーズでは第3話「死に神」を担当しているが、やはり、登場人物の心情や行為に納得のいかない点が多かった。
コメント (2)
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