英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

ピョンチャン五輪雑感 その8「感動シーン③“ピョンチャン五輪のベストシーン”」

2018-04-16 17:34:01 | スポーツ
感動・感激シーンが多かったピョンチャン五輪でしたが、私が一番感激したシーンを最後に挙げます。
(本当は、旬な時期にもっとたくさんアップするつもりでした。申し訳ありません)

………#※%&$うあぉぉぉおおおおめでと~」
二本目も好ジャンプでまとめ、メダルをほぼ確定させた高梨選手に、小柄な女性が跳びつき抱きついた。
………伊藤有希選手である。


 伊藤選手は、2015年、2017年の世界選手権で個人銀メダル、また昨シーズンのワールドカップでも総合2位の成績を上げ、五輪のメダル候補として今シーズンを迎えた。
 しかし、高梨選手の項でも述べたように、今シーズンはルンビ(ノルウェー)とアルトハウス(ドイツ)が強く、高梨選手は3番手で、表彰台に登っても銅メダルの台にしか登れないことが多かった。伊藤選手にしても、高梨選手を上回れば銅メダルを獲れるという状況だった。
 つまり、伊藤選手がメダルを獲るには高梨選手に勝つのが必要条件と言ってもよかった。

 この五輪では、思い通りのジャンプができず、高梨選手の試技を前にして6位で、伊藤選手のメダル獲得においては、高梨選手のジャンプの可否は無関係になっていた。
 とは言え、自信のジャンプの失敗に悔しさを募らせていたに違いない。(伊藤選手も高梨選手と同様、前回五輪でも悔しさを味わっている)
 しかし、この伊藤選手の抱擁には、そんな負の気持ちは全く感じられなかった。心の底から、高梨選手のメダル獲得を喜んでいるようだった。

 ………………………………素晴らしい!ベストシーンだ!

その1「カーリングに関する疑問」
その2「競技成立への疑問・スピードスケート1000m」
その3「競技成立への疑問・スピードスケート マススタート」
その4「競技成立への疑問・ショートトラック」
その5「感動シーン①“メダル獲れて良かったね”」
その6「感動シーン②“格好良すぎるコメント”」
その7「バレリーナと女優」
その8「最も感激したシーン」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする