(視聴したのは、第4話、第6話、第7話、第8話、第9話で、最初の2話を観ていないので、設定や人物関係がよく分かっていません。
各話ごとの詳細なレビューをする根性はないので、第6話~第9話の各話の簡単な感想と、ドラマ全体の大まかな感想を述べさせていただきます)
第6話……壮大で幼稚な父娘の喧嘩と、投資詐欺との対決
蟹江が厳しい口調で責め立てた相手が体調を崩し、そのまま急死。その死の責任の主因が蟹江にあるかは不明だが、、ほとんど罪の意識を感じていないのはいかがなものか?
一応、主役の甲斐(織田裕二)ライバルらしいが、蟹江が一方的にライバル視しているだけで、自己評価とプライドが高く、甲斐の足を引っ張る存在のようだ(たまに役に立つらしい)。
大貴(中島裕翔)が対処した父娘の喧嘩のハッカー娘が、甲斐の担当した投資詐欺案件に協力して情報を入手して解決方向に進展。
甲斐と大貴の担当案件が並行するため、それぞれの内容が薄い。
ハッカーが万能すぎるのもどうかと思う(最後の学歴詐称隠蔽の工作も含む)
第7話……ホテル合併がらみの陰謀阻止と、替え玉受験に関する大貴(中島裕翔)と真琴(新木優子)の思惑
甲斐は合併を有利に進めようとしたが、合併話をする中で得た情報を利用して株の買い占めての則り計画に気づくことができなかった。
そこで、依頼者側のホテルを相手のライバルホテルに売り渡すというハッタリで逆転。
本当にハッタリのみで勝利。相手が「売却してもかまわない」と強気に出たらどうするつもりだったのだろう?
大貴は過去に多数の替え玉受験を引き受けていたらしいが、あの身長で女性の替え玉は難しいだろう。
替え玉受験が横行する司法試験て…
(替え玉受験発覚後の大貴と真琴については第7話で)
第8話……有害性塗料による健康被害の訴訟と、情報漏えい事件
裁判相手を陥れたり、恐喝まがいの懐柔など、勝つために手段を択ばない甲斐の後輩弁護士美智瑠(山本未來)。彼女は甲斐の手法を見習ったと言う。
そんなあくどい事をして、対決気分やビリヤード勝負を気取るというのは面の皮が厚すぎ。
情報漏えいは健斗(岩井拳士朗)が犯人。健斗の立場でログを改変できるのか疑問だが、「今回の失態は表にでないから仕事で挽回しろ」と告げられ、おとがめなし。
“失態”ではなく、“悪事”だろう。有耶無耶にしていいのだろうか?
甲斐の手法をコピーしている悪徳弁護士に甲斐の打つ手を予見されてしまい苦戦する甲斐に、「だったら、自分が絶対しないことをしてみては(たとえば、フラダンス)」と大貴は助言。
“普段しないこと”=“正義感を前面に出した大演説”をしたらしいが、原告団代表の水原美咲(矢田亜希子)には何も仕掛けてこなかったことを疑問に感じ、訴訟相手の弱点を掴む。
この一連の逆転劇は爽快だった。
前話から引き継いだ“替え玉受験”だが、替え玉受験を依頼した真琴が怒っていて、どちらかというと大貴が弁明していた。
確かに、大貴は騙していた形なので後ろめたい気持ちはあるかもしれないが、真琴には後悔や懺悔の念をほとんど感じられなかった。
真琴の論理では「過去に不正を働いた事実がある大貴に対し、自分は不正を行おうと思っただけで、大貴の方が罪が重い」らしい。
弁護士(志望)らしい論理だが、人間としてはどうかと思う。
第9話……無資格会計士の解雇に自分を重ね暴走する大貴と、解雇の裏に潜む真相
経歴を詐称している大輔が無資格会計士解雇に自分を重ね、先走り、勇み足で解雇話を拗れさす。
拗れたが、解雇の裏に何かありそうだと感じた甲斐と大貴が真相を解明し、クライアントがペーパーカンパニーを利用し、上乗せしたコンサル料をせしめていたという不正に辿りつく。
話の筋としては面白いが、他人の入館証で入り込み情報を入手するのは、犯罪である。しかも、不法侵入された法律事務所もその事実を把握しているというピンチだが、直接の対戦相手のクライアントの不正を暴いたことで有耶無耶になってしまったのはご都合主義。
デジタルカメラ並みの読み取り記憶能力で、書類を再現し、証拠として提出。それを、同等の記憶力を持つ無資格会計士が本物の書類だと認定し、証拠としての価値を保証してしまった。
ああいう書類に押印はないのか?も疑問だが、機械並の記憶力者が2人もいるのもかなりのご都合主義。
さらに、侵入先の法律事務所の弁護士が、偶然にも接触してきたというのも都合良過ぎ。
そもそも、水増し請求という不正を隠したいのなら、弁護士を頼らず、無資格を指摘した上、これまでの功績に感謝して退職金をはずんでおけばよかったのに…
ドラマ全体の感想
・大輔周辺の案件や出来事と甲斐が担当する案件が並行して話を進めるので、甲斐の案件の展開が薄っぺらくなってしまっている。全話を見ていないので断言はできないが、ハッタリによる一発逆転ばかり(7話を除く)。こき使われている大貴の功績による成果が多い。
・「幸村・上杉法律事務所」の代表弁護士を務める幸村チカ(鈴木保奈美)。有能かつ人格者らしいが、難題を押し付けるだけで、あとはあれこれ口を出すだけ。
・いかにも大貴の足を引っ張りそうな悪友・谷元遊星(磯村勇斗)だったが、ついに第9話で大貴の経歴詐称を密告。しかし、個人的には大貴周辺の事項より、案件そのものを深く掘り下げて展開して欲しい。
各話ごとの詳細なレビューをする根性はないので、第6話~第9話の各話の簡単な感想と、ドラマ全体の大まかな感想を述べさせていただきます)
第6話……壮大で幼稚な父娘の喧嘩と、投資詐欺との対決
蟹江が厳しい口調で責め立てた相手が体調を崩し、そのまま急死。その死の責任の主因が蟹江にあるかは不明だが、、ほとんど罪の意識を感じていないのはいかがなものか?
一応、主役の甲斐(織田裕二)ライバルらしいが、蟹江が一方的にライバル視しているだけで、自己評価とプライドが高く、甲斐の足を引っ張る存在のようだ(たまに役に立つらしい)。
大貴(中島裕翔)が対処した父娘の喧嘩のハッカー娘が、甲斐の担当した投資詐欺案件に協力して情報を入手して解決方向に進展。
甲斐と大貴の担当案件が並行するため、それぞれの内容が薄い。
ハッカーが万能すぎるのもどうかと思う(最後の学歴詐称隠蔽の工作も含む)
第7話……ホテル合併がらみの陰謀阻止と、替え玉受験に関する大貴(中島裕翔)と真琴(新木優子)の思惑
甲斐は合併を有利に進めようとしたが、合併話をする中で得た情報を利用して株の買い占めての則り計画に気づくことができなかった。
そこで、依頼者側のホテルを相手のライバルホテルに売り渡すというハッタリで逆転。
本当にハッタリのみで勝利。相手が「売却してもかまわない」と強気に出たらどうするつもりだったのだろう?
大貴は過去に多数の替え玉受験を引き受けていたらしいが、あの身長で女性の替え玉は難しいだろう。
替え玉受験が横行する司法試験て…
(替え玉受験発覚後の大貴と真琴については第7話で)
第8話……有害性塗料による健康被害の訴訟と、情報漏えい事件
裁判相手を陥れたり、恐喝まがいの懐柔など、勝つために手段を択ばない甲斐の後輩弁護士美智瑠(山本未來)。彼女は甲斐の手法を見習ったと言う。
そんなあくどい事をして、対決気分やビリヤード勝負を気取るというのは面の皮が厚すぎ。
情報漏えいは健斗(岩井拳士朗)が犯人。健斗の立場でログを改変できるのか疑問だが、「今回の失態は表にでないから仕事で挽回しろ」と告げられ、おとがめなし。
“失態”ではなく、“悪事”だろう。有耶無耶にしていいのだろうか?
甲斐の手法をコピーしている悪徳弁護士に甲斐の打つ手を予見されてしまい苦戦する甲斐に、「だったら、自分が絶対しないことをしてみては(たとえば、フラダンス)」と大貴は助言。
“普段しないこと”=“正義感を前面に出した大演説”をしたらしいが、原告団代表の水原美咲(矢田亜希子)には何も仕掛けてこなかったことを疑問に感じ、訴訟相手の弱点を掴む。
この一連の逆転劇は爽快だった。
前話から引き継いだ“替え玉受験”だが、替え玉受験を依頼した真琴が怒っていて、どちらかというと大貴が弁明していた。
確かに、大貴は騙していた形なので後ろめたい気持ちはあるかもしれないが、真琴には後悔や懺悔の念をほとんど感じられなかった。
真琴の論理では「過去に不正を働いた事実がある大貴に対し、自分は不正を行おうと思っただけで、大貴の方が罪が重い」らしい。
弁護士(志望)らしい論理だが、人間としてはどうかと思う。
第9話……無資格会計士の解雇に自分を重ね暴走する大貴と、解雇の裏に潜む真相
経歴を詐称している大輔が無資格会計士解雇に自分を重ね、先走り、勇み足で解雇話を拗れさす。
拗れたが、解雇の裏に何かありそうだと感じた甲斐と大貴が真相を解明し、クライアントがペーパーカンパニーを利用し、上乗せしたコンサル料をせしめていたという不正に辿りつく。
話の筋としては面白いが、他人の入館証で入り込み情報を入手するのは、犯罪である。しかも、不法侵入された法律事務所もその事実を把握しているというピンチだが、直接の対戦相手のクライアントの不正を暴いたことで有耶無耶になってしまったのはご都合主義。
デジタルカメラ並みの読み取り記憶能力で、書類を再現し、証拠として提出。それを、同等の記憶力を持つ無資格会計士が本物の書類だと認定し、証拠としての価値を保証してしまった。
ああいう書類に押印はないのか?も疑問だが、機械並の記憶力者が2人もいるのもかなりのご都合主義。
さらに、侵入先の法律事務所の弁護士が、偶然にも接触してきたというのも都合良過ぎ。
そもそも、水増し請求という不正を隠したいのなら、弁護士を頼らず、無資格を指摘した上、これまでの功績に感謝して退職金をはずんでおけばよかったのに…
ドラマ全体の感想
・大輔周辺の案件や出来事と甲斐が担当する案件が並行して話を進めるので、甲斐の案件の展開が薄っぺらくなってしまっている。全話を見ていないので断言はできないが、ハッタリによる一発逆転ばかり(7話を除く)。こき使われている大貴の功績による成果が多い。
・「幸村・上杉法律事務所」の代表弁護士を務める幸村チカ(鈴木保奈美)。有能かつ人格者らしいが、難題を押し付けるだけで、あとはあれこれ口を出すだけ。
・いかにも大貴の足を引っ張りそうな悪友・谷元遊星(磯村勇斗)だったが、ついに第9話で大貴の経歴詐称を密告。しかし、個人的には大貴周辺の事項より、案件そのものを深く掘り下げて展開して欲しい。