英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

「final phase」(『とある科学の超電磁砲T』)と「dawn of infinity」(『魔法使い黎明期』)は似ている?

2022-05-02 20:47:23 | アニメ
「final phase」(『とある科学の超電磁砲T』のオープニングテーマ)
「dawn of infinity」(『魔法使い黎明期』のオープニングテーマ) 

共にfripSideの楽曲なので似ているのは当然だが、部分的なメロディや全体の曲調が似ている。
片方を聴いているともう片方のメロディが重なって浮かんでくる。

同様な感触をお持ちの方、いらっしゃいませんか?

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鎌倉殿の13人 第17話「助命と宿命」

2022-05-02 16:42:42 | ドラマ・映画
この男(藤内)って……誰?
 番組サイトの人物紹介によると
藤内光澄……武功を立て、名を上げようと息巻く伊豆の武士
 今話の末路ありきの記述である(笑)
 (演じたのは長尾卓磨さん。人相は全然違うが、再登場した工藤祐経(坪倉由幸)と今話の中で混同し、混乱してしまった)

この藤内光澄今話のメインの“木曽義高抹殺”に大きく関わった人物。(源頼朝の御家人・堀親家の郎党)

《木曽義高抹殺》についてウィキペディア(Wikipedia)の記載
 元暦元年(1184年)この年の1月に攻め滅ぼした源義仲の子で、頼朝の長女大姫の許嫁として鎌倉にいた源義高が父の仇と遺恨を抱くことを懸念した頼朝は、義高を誅殺することを考えた。
 その計画が大姫の知るところとなると、4月21日未明に大姫は義高を密かに逃亡させたため、夜になって事が露見すると頼朝は堀親家らに命じて義高を追討させた。この追討使に加わっていた光澄は義高を捕捉して入間河原で義高を殺し、26日に鎌倉に帰ってこの事を復命した。
 しかし内密にされたこの件はやがて大姫に伝わり、以後は病床に伏すほどに衰弱してしまった。その様子を見た大姫の母政子は、たとえ主命といえども事前に大姫に相談するなどの便宜を図らずに義高を殺した光澄を憎み、頼朝を押し切る形で6月27日に光澄は獄門にかけられた。

 出典:早川純三郎編 『吾妻鏡〈吉川本〉』1巻

 通説とは若干違うが、許容範囲内だろう。
 異なるのは、藤内の処分の経緯。吾妻鏡では大姫の心情を慮った政子が、頼朝を押し切って処刑したが、今話では「許さぬ」という御台所としての政子の言葉を重視して処刑に至った(義時の言)として、今後の政子や義時の人生訓の転換を描いている。
 ただ、ドラマで頼朝が政子らに宛てた約束書きを握り潰す怒りを表しており、政子、大姫の気持ちを慮っての指令だったようにも感じた。


 藤内にしてみれば、指令を全うし喜び勇んで報告に来ただけなのに、「どうして?」と言うのも当然で、気の毒な末路だった。手柄を誇り過ぎであり、しかも、タイミングが悪すぎた。
 実際は、大姫の義高への思慕など藤内は知らなかったのではないだろうか。

藤内殺害の表向き(書面上)の理由は、何だったのだろう?
 頼朝から義時への指令書、「一日の内に藤内を抹殺せよ」の旨が書いてあったと思うが、表向きの理由は何だったのだろうか。
 指令を受けた義時は、経緯を知っているのでその理由に疑問を持たなかったとは思うが、名分がなければ、手を下せないのではないだろうか?


それにしても、大姫の命を懸けた願うシーンには心を打たれた。流石の頼朝も聞き入れるしかなかった。(政子に、約束上に期日を書き込むよう念を押されるのは笑った)
 そもそも、《父・義朝を殺害された恨みが消えることはなかった》ので《義高もそうに違いない》と決めつけていたが、こういう考え方を持つ権力者はロクなことをしない。(某国のP氏然り)
 まあ、頼朝の考えは、半分当たっていた…(義仲の遺言を知り、義高は心を改めた)

★義高助命の動き
・善高を脱出させようと苦心する義時、政子、実衣、阿野全成、義高の従者・海野
・安達盛長は義時たちの動きを察知し、見て見ぬふりをする協力(偽の報告)
・義村は脱出した義高をかくまう
・善高追討の命を受けた畠山、和田はわざと見当違いの信濃方面を捜索

……しかし、義時を信じなかった義高が、義村のところを抜け出し信濃方面に逃走し、討たれる……
 頼朝が「宿命か」と呟く。まさに、運命だったように感じさせた今回のエピソード。
(全然違うが、過去にタイムスリップして悲劇を回避しようとするも、結局回避できなかったというストーリーだった)

ついでに武田信義を抑え込む
 幽閉されていた義高に会い、結託して頼朝を倒そうと持ち掛ける甲斐・武田親子だったが、それを利用されて、謀反の罪で信義の嫡男・一条忠頼を成敗。
 信義は今後、頼朝には歯向かわないという誓書を書く
★義時と信義の会話
「頼朝殿に弓曳くつもりなど、微塵もなかった」(これは嘘八百)
「謀反のつもりはなかったことを、鎌倉殿にはお伝えします」
「謀反とは何かあ!謀反とは家人が主人に対して行うこと。
 儂は頼朝を一度も主人と思ったことはないわあっ!」
信義の怒りの叫びは、せめてもの抵抗であったが、義時もわざと“謀反”という言葉を用いたのだろう。



再登場の工藤祐経(坪倉由幸)
 “義高の間抜けな見張り番”として利用される為に登場。
 それでも、一条忠頼と藤内光澄の場に居合わせ、「鎌倉は変わってしまった」と言って去っていくという結構おいしい役。
 せっかく登場したが、場の空気を読めなかったせいで、「どうして?」と言って絶命した藤内光澄より遥かに優遇?された
 両名殺害の場に祐経が居たのは不可解。脚本の都合だろう。


第1話「大いなる小競り合い」
第2話「佐殿の腹」
第3話「挙兵は慎重に」
第4話「矢のゆくえ」
第5話「兄との約束」
第6話「悪い知らせ」
第7話「敵か、あるいは」
第8話「いざ、鎌倉」
第9話「決戦前夜」
第10話「根拠なき自信」
第11話「許されざる嘘」
第12話「亀の前事件」
第13話「幼なじみの絆」
第14話「都の義仲」
第15話「足固めの儀式」
第16話「伝説の幕開け」

【ストーリー】番組サイトより
源義経(菅田将暉)の軍略がさえわたり連勝に沸く鎌倉方。しかし、木曽義仲(青木崇高)の討伐により鎌倉に再び暗雲が立ち込める。義仲の嫡男・義高(市川染五郎)を危険視する源頼朝(大泉洋)は、戦勝報告のため範頼(迫田孝也)とともに鎌倉へ戻っていた義時(小栗旬)に義高の処断を命令。大姫(落井実結子)を思う政子(小池栄子)は憤り、義高を救うため奔走する。一方、頼朝に試された義時は八重(新垣結衣)ら家族を思い……

脚本:三谷幸喜
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