原作は『八咫烏シリーズ』(小説) 著者:阿部智里
【番組サイト Introduction】より
八咫烏の一族が住まう異世界・山内
美しくも風変わりな若宮に仕えることになった八咫烏の少年・雪哉が、
日嗣の御子の座をめぐる陰謀の渦に巻き込まれていく――
山内…山神さまによってひらかれたと伝えられる世界。八咫烏の一族が住まう。族長一家「宗家」のもと、東西南北の大貴族「四家」によって四つの領(東領、西領、南領、北領)が治められている。
金烏…族長一家「宗家」の長として山内を治める者。金烏の后にどの家の姫が選ばれるかは、常に政争の具となっている。何十年かに一度、他者とは異なる圧倒的な力を持つ宗家の八咫烏は「真の金烏」と呼ばれる。
八咫烏…三本足の烏。烏から人、人から烏に「転身」することができる。貴族階級は烏の姿を卑しい姿だと考えており、一生のほとんどを人の姿で過ごす。
八咫烏には身分の差があり、貴族階級を「宮烏」、町で商業を営む者を「里烏」、地方の庶民を「山烏」という。
烏の姿のまま家畜として使役される者は「馬」と呼ばれる。
【皇居?や朝廷?一帯】
紫宸殿(金烏の正殿で、政治を行う場)、招陽宮(皇太子・若宮の住まい)、桜花宮(登殿した姫たちが住まう宮殿。藤花殿を中心に、春殿、夏殿、秋殿、冬殿が並ぶ)、明鏡院(若宮の兄・長束が統括する神寺)などがある。
【世界観】(Wikipediaより)
人の姿に転身できる八咫烏(やたがらす)を中心として物語が進行する。彼らは人間界とは隔絶された山の中に創られた山内(やまうち)と呼ばれる世界に住み、人間同様の暮らしを営んでいる。そこは平安朝を彷彿とさせる世界で、八咫烏の長である金烏(きんう)を中心とする朝廷が民を統治する。八咫烏たちは各所に寺院や神社を建て、山内を開いたとされる神・山神を信仰する。
【アニメと原作小説との相関】(私の推測)
アニメ第1話~第13話――原作 第一巻『烏に単は似合わない』、第二巻『烏は主を選ばない』
アニメ第14話~――第三巻『黄金(きん)の烏』~
山神さまによってひらかれたと伝えられる世界――八咫烏の一族が住まう……と言っても、《“山神さま”って何だよ?》《“八咫烏”って何者! 烏?人間?》
平安朝を思わせる朝廷の宮殿、下町は江戸時代っぽい……まあ、ここらはいいんだけど。
“金烏”は山内を治める者…“天皇”に当たると考えられるが、“真の金烏”って何? “シン・ゴジラ”?(いえ、『シン・ゴジラ』も観ていないからよく分からないんだけど) じゃあ、普通の金烏は“偽者”?
この“真の金烏”の若宮だが、主人公・雪哉の相方(設定は主人)と対を成す“主人公コンビ”と考えられる。
……だが、この若宮のキャラをなかなか明かさない(物語としては当然の展開だとは思う)。
非常に有能で、一見冷たそうだが、実は優しい(まあ、ひとつのパターン)。ただ、ストーリーの都合上、勿体ぶったところ(本心を明かさない)があり、“真の金烏”としての凄さが、なかなか分からない。
聡明さや武術などは秀でていると感じられるが、陰謀をめぐらす輩に先んじるよりは、どちらかというと後を追う感じ。後れを取って大ピンチもあった。……《普通の人?じゃん》…“真の金烏”としての特殊能力は出現しない(後に、“山内”と異世界の結界を張るという役割が明かされた)
第一部相当『烏に単は似合わない』『烏は主を選ばない』の桜花宮で后争いでは、ほとんど桜花宮には足を運ばない。そのおかげで、4人の后候補は焦らされっ放し。まあ、この4姫の対抗意識や共振やそれぞれの思惑・事情が絡み合うのが、第一部の見所なのだが。
この后選びの決着が凄かった。
《ああ、そういうことだったのかぁ!》の連続。
決着後の第14話からは新展開で、おどろおどろした惨劇などミステリー色が強くなった。
“山内”の外の世界との繋がり、“真の金烏”の役割や能力もほのめかされ、世界観や設定も明らかになってきた。
でも、個人的には“後付け感”を感じてしまう。第一部が素晴らしかったので、期待し過ぎたのかもしれない。けれど、もう少し違う世界の広がりを見たかったなあ…《これなら、第一部で終了した方が良かった》と我儘を思ってしまう。
第二部での敵が、欲望のままに動く邪悪なだけの存在というのも不満。ただし、狡猾さもあるので、裏に潜む存在もあるのかもしれない。
細かいところをつつくと、謎を解明するため洞窟を探検するシーンで雪哉が奮闘するも危機に陥った時、若宮が出現し助けるのだが、《いったい、どこから出現したんだ?》《真の金烏能力(テレポーテーション)?》としか思えなかった。
こんな風に出現できるのだったら、雪哉の奮闘は何だったんだあ!
個人的嗜好得点……838点(1000点満点)
第一部(第13話まで)だけだと900点ぐらい
キャラは皆、魅力的だ。
【番組サイト Introduction】より
八咫烏の一族が住まう異世界・山内
美しくも風変わりな若宮に仕えることになった八咫烏の少年・雪哉が、
日嗣の御子の座をめぐる陰謀の渦に巻き込まれていく――
山内…山神さまによってひらかれたと伝えられる世界。八咫烏の一族が住まう。族長一家「宗家」のもと、東西南北の大貴族「四家」によって四つの領(東領、西領、南領、北領)が治められている。
金烏…族長一家「宗家」の長として山内を治める者。金烏の后にどの家の姫が選ばれるかは、常に政争の具となっている。何十年かに一度、他者とは異なる圧倒的な力を持つ宗家の八咫烏は「真の金烏」と呼ばれる。
八咫烏…三本足の烏。烏から人、人から烏に「転身」することができる。貴族階級は烏の姿を卑しい姿だと考えており、一生のほとんどを人の姿で過ごす。
八咫烏には身分の差があり、貴族階級を「宮烏」、町で商業を営む者を「里烏」、地方の庶民を「山烏」という。
烏の姿のまま家畜として使役される者は「馬」と呼ばれる。
【皇居?や朝廷?一帯】
紫宸殿(金烏の正殿で、政治を行う場)、招陽宮(皇太子・若宮の住まい)、桜花宮(登殿した姫たちが住まう宮殿。藤花殿を中心に、春殿、夏殿、秋殿、冬殿が並ぶ)、明鏡院(若宮の兄・長束が統括する神寺)などがある。
【世界観】(Wikipediaより)
人の姿に転身できる八咫烏(やたがらす)を中心として物語が進行する。彼らは人間界とは隔絶された山の中に創られた山内(やまうち)と呼ばれる世界に住み、人間同様の暮らしを営んでいる。そこは平安朝を彷彿とさせる世界で、八咫烏の長である金烏(きんう)を中心とする朝廷が民を統治する。八咫烏たちは各所に寺院や神社を建て、山内を開いたとされる神・山神を信仰する。
【アニメと原作小説との相関】(私の推測)
アニメ第1話~第13話――原作 第一巻『烏に単は似合わない』、第二巻『烏は主を選ばない』
アニメ第14話~――第三巻『黄金(きん)の烏』~
山神さまによってひらかれたと伝えられる世界――八咫烏の一族が住まう……と言っても、《“山神さま”って何だよ?》《“八咫烏”って何者! 烏?人間?》
平安朝を思わせる朝廷の宮殿、下町は江戸時代っぽい……まあ、ここらはいいんだけど。
“金烏”は山内を治める者…“天皇”に当たると考えられるが、“真の金烏”って何? “シン・ゴジラ”?(いえ、『シン・ゴジラ』も観ていないからよく分からないんだけど) じゃあ、普通の金烏は“偽者”?
この“真の金烏”の若宮だが、主人公・雪哉の相方(設定は主人)と対を成す“主人公コンビ”と考えられる。
……だが、この若宮のキャラをなかなか明かさない(物語としては当然の展開だとは思う)。
非常に有能で、一見冷たそうだが、実は優しい(まあ、ひとつのパターン)。ただ、ストーリーの都合上、勿体ぶったところ(本心を明かさない)があり、“真の金烏”としての凄さが、なかなか分からない。
聡明さや武術などは秀でていると感じられるが、陰謀をめぐらす輩に先んじるよりは、どちらかというと後を追う感じ。後れを取って大ピンチもあった。……《普通の人?じゃん》…“真の金烏”としての特殊能力は出現しない(後に、“山内”と異世界の結界を張るという役割が明かされた)
第一部相当『烏に単は似合わない』『烏は主を選ばない』の桜花宮で后争いでは、ほとんど桜花宮には足を運ばない。そのおかげで、4人の后候補は焦らされっ放し。まあ、この4姫の対抗意識や共振やそれぞれの思惑・事情が絡み合うのが、第一部の見所なのだが。
この后選びの決着が凄かった。
《ああ、そういうことだったのかぁ!》の連続。
決着後の第14話からは新展開で、おどろおどろした惨劇などミステリー色が強くなった。
“山内”の外の世界との繋がり、“真の金烏”の役割や能力もほのめかされ、世界観や設定も明らかになってきた。
でも、個人的には“後付け感”を感じてしまう。第一部が素晴らしかったので、期待し過ぎたのかもしれない。けれど、もう少し違う世界の広がりを見たかったなあ…《これなら、第一部で終了した方が良かった》と我儘を思ってしまう。
第二部での敵が、欲望のままに動く邪悪なだけの存在というのも不満。ただし、狡猾さもあるので、裏に潜む存在もあるのかもしれない。
細かいところをつつくと、謎を解明するため洞窟を探検するシーンで雪哉が奮闘するも危機に陥った時、若宮が出現し助けるのだが、《いったい、どこから出現したんだ?》《真の金烏能力(テレポーテーション)?》としか思えなかった。
こんな風に出現できるのだったら、雪哉の奮闘は何だったんだあ!
個人的嗜好得点……838点(1000点満点)
第一部(第13話まで)だけだと900点ぐらい
キャラは皆、魅力的だ。
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