早見(山田純大)の妻・幹子(宮本裕子)は、有能で正義感が強く情に厚かった……
有能でなければ、脱税に気づかなかった……
正義感が強くなかったら、告発しようと考えなかった……
情に厚くなかったら、自ら命を絶つことはなかった……
それにしても、幹子の父の代議士はクズ以下だなあ。
脱税を指示し私腹を重ね、娘の正義を抑え込みデータ改ざんまでさせ、正義感と親への情の板挟みに苦しむ娘に更に追い打ちの脅迫(データ改ざんの犯罪で“夫が犯罪者の妻を持つことになる”)までして追い詰め、娘が自 殺したというのに、良心の呵責、さらに悲しむ様子も見せない
でも、夫に相談しろよ!
最初の脱税の告発段階は、職業意識もあり夫に言わないのは普通かもしれない。はずみで転落死させてしまったのも、夫が刑事であることで、却ってためらってしまうということもあるかもしれないが、せめて遺書ぐらいは残して、真相を知らせるべきであろう。
嘘の証言者まで仕立てあげ免職にまでなり、更に真相を明らかにする為、裁判を起こした夫が可哀想だった。
特命係の捜査について
裁判上の是非は良く分からないが、係争相手である早見と接触したのはストレートで手っ取り早く、特命係らしい。
しかし、早見の妻の死亡現場で検証を行わないのはどうなのだろう?新たな事実が発見できる可能性は低いが、妻が自 殺したのかどうかは事件の核心部分なので、まず調べるべきなのではないだろうか?この辺りは、“米沢さんがいればなあ”と思ってしまう。
弁護士・連城(松尾諭)について
“不当な取り調べで「、自白を強要された”と主張したのは、その当事者である大河内(神保悟志)を責めることで、特命係を引っ張り込み、被告の依頼“真実を知りたい”を叶えようとした。けっこう“いい奴”だった。
非常に有能な弁護士だが、松尾諭さんが普段演じている役とは、かなり離れているので、しっくりこないなあ。出番は最初と最後だけだった(笑)
『ジョーカー』というタイトルについて
大河内が特命係のことを「ジョーカー」扱いしていたが、どちらかというと、甲斐峯秋(石坂浩二)がジョーカー(特命係)を手にした感が強い。
今回も、当時、捜査に圧力をかけていたのが副総監・衣笠(大杉漣)と見抜いて、特命係を使って嫌がらせをしたようだ。
真に迫った転落
派手な落ち方、痛そう……
それにしても、女性だが凄い力だ。
脚本家・浜田秀哉氏について
第5話、第6話と浜田秀哉氏の脚本。浜田氏は『相棒」初担当。
私が視聴したのは、『絶対零度』Season1、Season2(全話ではないが、かなりの回を担当)、『Chef ~三ツ星の給食~』。『絶対零度』に関しては、私の評価は低く、Season2の途中で離脱した記憶があります。
今回、第5話、第6話を観たが、「事件関係者の心情を事件と絡めて描く」という印象。ただ、信条の掘り下げ方、事件の必然度や展開に、私は疑問に感じる点があった。
第1話「検察捜査」
第2話「検察捜査~反撃」
第3話「銀婚式」
第4話「ケンちゃん」
第5話「手巾(ハンケチ」
【ストーリー】番組サイトより
元刑事が警視庁を訴える前代未聞の裁判が開廷
特命係が、大河内監察官と共に真相解明に動き出す!!
早見(山田純大)という元捜査二課の刑事が、警視庁を訴えた裁判に注目が集まっていた。早見の妻・幹子(宮本裕子)が半年前に歩道橋から転落死した一件について、警察は自 殺と断定して捜査を打ち切ったが、早見は殺人の可能性を主張。その後、知人に虚偽の目撃証言をさせた疑いで懲戒免職になった早見は、その処分は不当だとして損害賠償を請求していた。そんな早見の代理人は、以前、快楽殺人犯の弁護を担当し、特命係と禍根を残した弁護士の連城(松尾諭)だった。
衣笠副総監(大杉漣)は、あくまで処分は妥当だったと印象付けるため、偽証した男の捜索を指示する。
右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、幹子が本当に自殺だったのか、警察の代表として裁判に出廷した大河内(神保悟志)と共同捜査を開始。通常ではありえない捜査方法だが、係争相手である早見と接触するという大胆な行動に出る。早見によると、幹子は何者からか脅迫を受けていたといい、当時彼女がかかわっていた大規模な経営戦略プロジェクトを通して、不都合な真実を知ってしまったため、事件に巻き込まれたのではないかという。その証言を受け、問題の企業を調べた右京と亘は、経理データ改ざんの痕跡を見つけ…。
元刑事の妻の死は自 殺か、それとも殺人か?
警視庁を震撼させる異例の裁判の行方は、
特命係と大河内監察官の三人に委ねられた!!
ゲスト:山田純大 藤田宗久 松尾諭
脚本:浜田秀哉
監督:兼﨑涼介
有能でなければ、脱税に気づかなかった……
正義感が強くなかったら、告発しようと考えなかった……
情に厚くなかったら、自ら命を絶つことはなかった……
それにしても、幹子の父の代議士はクズ以下だなあ。
脱税を指示し私腹を重ね、娘の正義を抑え込みデータ改ざんまでさせ、正義感と親への情の板挟みに苦しむ娘に更に追い打ちの脅迫(データ改ざんの犯罪で“夫が犯罪者の妻を持つことになる”)までして追い詰め、娘が自 殺したというのに、良心の呵責、さらに悲しむ様子も見せない
でも、夫に相談しろよ!
最初の脱税の告発段階は、職業意識もあり夫に言わないのは普通かもしれない。はずみで転落死させてしまったのも、夫が刑事であることで、却ってためらってしまうということもあるかもしれないが、せめて遺書ぐらいは残して、真相を知らせるべきであろう。
嘘の証言者まで仕立てあげ免職にまでなり、更に真相を明らかにする為、裁判を起こした夫が可哀想だった。
特命係の捜査について
裁判上の是非は良く分からないが、係争相手である早見と接触したのはストレートで手っ取り早く、特命係らしい。
しかし、早見の妻の死亡現場で検証を行わないのはどうなのだろう?新たな事実が発見できる可能性は低いが、妻が自 殺したのかどうかは事件の核心部分なので、まず調べるべきなのではないだろうか?この辺りは、“米沢さんがいればなあ”と思ってしまう。
弁護士・連城(松尾諭)について
“不当な取り調べで「、自白を強要された”と主張したのは、その当事者である大河内(神保悟志)を責めることで、特命係を引っ張り込み、被告の依頼“真実を知りたい”を叶えようとした。けっこう“いい奴”だった。
非常に有能な弁護士だが、松尾諭さんが普段演じている役とは、かなり離れているので、しっくりこないなあ。出番は最初と最後だけだった(笑)
『ジョーカー』というタイトルについて
大河内が特命係のことを「ジョーカー」扱いしていたが、どちらかというと、甲斐峯秋(石坂浩二)がジョーカー(特命係)を手にした感が強い。
今回も、当時、捜査に圧力をかけていたのが副総監・衣笠(大杉漣)と見抜いて、特命係を使って嫌がらせをしたようだ。
真に迫った転落
派手な落ち方、痛そう……
それにしても、女性だが凄い力だ。
脚本家・浜田秀哉氏について
第5話、第6話と浜田秀哉氏の脚本。浜田氏は『相棒」初担当。
私が視聴したのは、『絶対零度』Season1、Season2(全話ではないが、かなりの回を担当)、『Chef ~三ツ星の給食~』。『絶対零度』に関しては、私の評価は低く、Season2の途中で離脱した記憶があります。
今回、第5話、第6話を観たが、「事件関係者の心情を事件と絡めて描く」という印象。ただ、信条の掘り下げ方、事件の必然度や展開に、私は疑問に感じる点があった。
第1話「検察捜査」
第2話「検察捜査~反撃」
第3話「銀婚式」
第4話「ケンちゃん」
第5話「手巾(ハンケチ」
【ストーリー】番組サイトより
元刑事が警視庁を訴える前代未聞の裁判が開廷
特命係が、大河内監察官と共に真相解明に動き出す!!
早見(山田純大)という元捜査二課の刑事が、警視庁を訴えた裁判に注目が集まっていた。早見の妻・幹子(宮本裕子)が半年前に歩道橋から転落死した一件について、警察は自 殺と断定して捜査を打ち切ったが、早見は殺人の可能性を主張。その後、知人に虚偽の目撃証言をさせた疑いで懲戒免職になった早見は、その処分は不当だとして損害賠償を請求していた。そんな早見の代理人は、以前、快楽殺人犯の弁護を担当し、特命係と禍根を残した弁護士の連城(松尾諭)だった。
衣笠副総監(大杉漣)は、あくまで処分は妥当だったと印象付けるため、偽証した男の捜索を指示する。
右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、幹子が本当に自殺だったのか、警察の代表として裁判に出廷した大河内(神保悟志)と共同捜査を開始。通常ではありえない捜査方法だが、係争相手である早見と接触するという大胆な行動に出る。早見によると、幹子は何者からか脅迫を受けていたといい、当時彼女がかかわっていた大規模な経営戦略プロジェクトを通して、不都合な真実を知ってしまったため、事件に巻き込まれたのではないかという。その証言を受け、問題の企業を調べた右京と亘は、経理データ改ざんの痕跡を見つけ…。
元刑事の妻の死は自 殺か、それとも殺人か?
警視庁を震撼させる異例の裁判の行方は、
特命係と大河内監察官の三人に委ねられた!!
ゲスト:山田純大 藤田宗久 松尾諭
脚本:浜田秀哉
監督:兼﨑涼介
第6話『ジョーカー』悪くなかったんじゃないでしょうか。私見ですが、今シーズンでは二番目によかったと思います(一番よかったのは、第3話『銀婚式』)。
あえて不満を言えば、セリフによる説明が多かったことでしょうか。例えば、右京の「残酷な結末になるかもしれません」というセリフはない方がよかったと思います。結末の暗示は雰囲気とか表情とかで表現して欲しいです。
前半で真相の見当がついてしまうのもマイナスでしょうか。
あと、久しぶりにSeason2第18話『ピルイーター』のネタを放り込んできましたね。DVDで見直してみたくなりました。
確かに、悪くはなかったです(上から目線ですね)。私も一番が「銀婚式」で少し間が空いて、今作だと思います。
>右京の「残酷な結末になるかもしれません」というセリフはない方がよかったと思います。
ええ、雰囲気や表情で予兆を見せる方が、ドラマとしては味があります。それに、この台詞はネタバレに近いです。ない方が視聴者もその方が楽しめます。
今作に限らず、右京に結末を予見させる台詞を語らせることが多いような気がします(視聴率のため)。
それと、この台詞の真意が何なのか、悩みます。
妻が一番気の毒で、追い詰められ自殺という残酷な目に遭いました。ただ、「結末」というのは、右京たちの捜査や裁判に関することのように思うので、妻について言っているのではない気がします(妻に関しては、「結末」ではなく「真相」)
で、夫の元刑事についてですが、妻に死なれ、刑事は免職、裁判も敗訴という悲惨な状況ですが、妻に裏切られていたわけではなく、望みである「妻の死の真相」も明らかになったので、「残酷」という表現はどうなのかなあ?と。「皮肉な結末」ぐらいが妥当かも。
>『ピルイーター』のネタを放り込んできましたね
冠城は、妙に鼻が利き、ずけずけと他人の痛い処を指摘するので、うざい存在ですね。
あと、右京と捜査2課の関係の表現にこれまでの経緯と矛盾するものがあったようです。(右京は2課出身)