棋聖戦五番勝負 藤井七段ー渡辺棋聖
緊急事態宣言が全国的に解除されたので、徐行運転だった将棋界も始動し始めた。棋聖戦においては、始動というよりフル回転。藤井七段は2日に準決勝(対佐藤天九段)、4日に挑戦者決定戦(対永瀬二冠)に続いて、ほぼ間がない五番勝負の開幕となった。対する渡辺棋聖(棋王・王将)も名人戦七番勝負を控えており、今後、過密スケジュールが見込まれる。
午後5時半過ぎの時点で、藤井七段が有利(評価勝率58%前後)のようだが、持ち時間が残り10分を切り(渡辺棋聖は残50分)、渡辺棋聖相手にすんなり勝ち切るのは藤井七段といえども難しそう。
勝敗の行方は五分と見る。
A級順位戦 菅井八段ー羽生九段
先手菅井八段の“ゴキゲン中飛車”に後手羽生九段が“超速銀”で対抗したが、序盤の難しい駆け引きから相穴熊戦となった。
羽生九段が巧みな駒捌きで、飛角交換ながらも銀の働きの差で有利と見られている。
ただし、先は長そう。
緊急事態宣言が全国的に解除されたので、徐行運転だった将棋界も始動し始めた。棋聖戦においては、始動というよりフル回転。藤井七段は2日に準決勝(対佐藤天九段)、4日に挑戦者決定戦(対永瀬二冠)に続いて、ほぼ間がない五番勝負の開幕となった。対する渡辺棋聖(棋王・王将)も名人戦七番勝負を控えており、今後、過密スケジュールが見込まれる。
午後5時半過ぎの時点で、藤井七段が有利(評価勝率58%前後)のようだが、持ち時間が残り10分を切り(渡辺棋聖は残50分)、渡辺棋聖相手にすんなり勝ち切るのは藤井七段といえども難しそう。
勝敗の行方は五分と見る。
A級順位戦 菅井八段ー羽生九段
先手菅井八段の“ゴキゲン中飛車”に後手羽生九段が“超速銀”で対抗したが、序盤の難しい駆け引きから相穴熊戦となった。
羽生九段が巧みな駒捌きで、飛角交換ながらも銀の働きの差で有利と見られている。
ただし、先は長そう。
>対菅井戦二連勝おめでとうございます!
ええ、《2連敗もあり得る。1勝1敗で良し》と弱気になっていました。2連敗したら…《A級陥落、王位リーグ陥落》などとネガティブ思考に。
何しろ、あの王位戦は完敗でしたから。緩やかな下降線が、あの王位戦以降、勾配が急になったような気がします。
順位戦は確かにドキドキしました。中盤の飛車と銀の駒さばきは鮮やかでしたが、終盤に不安を感じていたので、投了の文字を見るまでは安心できませんでした。
終盤も《こうやって勝つんだ》と感嘆するほどの完璧ぶりでした。
王位戦の序盤は、金銀4枚をとにかく玉の側に集め、とにかく馬を作るというような偏った指し方で不安を感じたのですが、順位戦での強い将棋を見たので、良くなってからは安心して観ることができました。この2局は強かったです。
王位戦は馬作った段階では働くか僕的には判断できませんでしたが、羽生さんの大局観で自然に良くなっていき
86の銀が手厚く最後まで緩まずに押し切りましたね。
順位戦の相穴熊の方が、見ててドキドキしていました。