英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

神田財務副大臣が辞任(更迭)

2023-11-14 18:09:06 | 時事
政府は13日、持ち回り閣議で神田憲次財務副大臣の辞任を決めた。神田氏が辞表を提出していた。岸田文雄首相による事実上の更迭となる。経済対策の裏付けとなる補正予算案の審議への影響は避けられないと判断した。日本経済新聞より引用)

「私のこの問題(税金滞納)がですね、やはり大事な大事な国会に、ご迷惑をおかけすることになることを避けたいと思いましたので、鈴木大臣宛てに辞表届を提出したところであります」Yahoo!ニュースより)

 毎度のことながら、閣僚(副大臣)を辞任(更迭)するのは、《国会(補正予算案審議)に影響する》という観点になっている。
 国会審議も大事だが、問題なのは、何度も税金滞納を繰り返した人が、財務副大臣ということ。あり得ない!(総理は“適材適所”と胸を張っていたが…(国会議員というのもどうなのか?)


 神田議員は上記の言葉を継いで「なお、これから先、政治家として説明責任は果たしてまいります。皆さんには、大変ご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます」と述べていたが、この“皆さん”というのは誰を指しているのか?……“自民党の皆さん”?
 それに、“説明責任は果たす”といいう用語?もよく使われるが、辞任した後、きちんと説明をされた記憶がないのだが、(私は)健忘症なのだろうか?

 岸田総理も「任命責任については重く受け止めている。政治は結果責任だ。国民におわびを申し上げなければならないと思っている」と陳謝しました。(NHK NWES WEB
 えっ?NHKさん!……これ、陳謝していないよね。「おわびを申し上げなければならないと思っている」とは言ったけれど、謝罪の言葉はないよね!
 さらに、「任命責任については重く受け止めている」という言葉も、便利な用語だ。責任を受けとめても(感じても)、責任を取っていないよね!


 それにしても、国会議員になることは大変だと思うし、その上の閣僚になるなんて、我々凡人にとっては、夢のまた夢なのであろう。
 ともかく、非常に難易度が高いのは間違いないが、難易度と国会議員や閣僚としての資質は関係ないのだろう。
 ”適材適所”というように、非常に吟味して選任したはずだが……まあ、派閥などのバランスを重視したと思われるが、これだけ、問題のある閣僚が出てくるというのは、不適格な国会議員の割合が相当高いのではないだろうか?
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虐殺と言うか、殲滅と言うか…

2023-11-14 12:54:19 | 時事
イスラエルは「ハマスは病院、学校、人間を盾に使っている」と主張
米政府高官も「病院を司令部や武器保管、戦闘員の居住に利用している。これは戦争法違反だ」「歴史的にも今回の紛争でも民間施設をこうした目的に使うのはハマスの常とう手段だ」と批判

《(人間を盾にしている》のかは不明だが)盾(人間)など構わず空爆している。
《ハマスを殲滅するためには、人の命、生活などはどうでもいい》としか思えない。

また、《病院からの退避命令》を出しているが、
けがや病気だから病院で治療を受けているのに「移動しろ」とは信じられない言葉だ。移動先も無い上、そもそも移動そのものが困難。


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相棒 season22 第4話「天使の前髪」

2023-11-09 20:17:50 | ドラマ・映画
今回は、《正当防衛に見せかけるトリック》や《その証拠(痕跡)が右京ならではのリバーブだった》などの脚本家の狙いが先行してしまった結果、独りよがりが目立った残念なストーリーだった。

 その“独りよがりさ”を書き立てたいが、何を言っているのか分からなくなる恐れがあるので、まず、事件の大まかな真相を。
――(芽の出ない)女優・久保崎美怜が、しつこくつきまとわれた上、突然マンションに押し掛けられ、乱暴されそうになろ、無我夢中で抵抗するうち、ナイフで刺してしまった。男は数日前、オーディションで審査員を務めていた舞台演出家。一見、正当防衛が成立しそうに思えた。さらに、美怜証言を裏付ける音声が匿名で警察に送られた(美怜の部屋を盗聴していたらしい)
 ところがこのふたりには因縁があって、過去にその演出家は美怜の妹をレイプしていて、そのせいで妹は自殺していた。今回の事件は、姉・美怜の復讐殺人だった。
 《自室に盗聴器が仕掛けられていたことを利用したトリック》……アドバイスを受けたいと持ち掛け演出家にレイプされるシーンを演じてもらう。自室の家具などを稽古場に持ち込んでいるので、《盗聴音声には自室でレイプされそうになり、抵抗しているうちに刺してしまった》と誤認させる。その後、死体と家具を自室に運び、刺した直後の悲鳴などを演じた――


【強引な点や疑問な点】 
《ストーリーの小道具に過ぎなかった登場人物の3人》
若い劇団員・有村凛……美怜の“人となり”を語っただけで、それきりだった。非常に尊敬していたので、事件の真相を知ったら、相当なショックを受けるのではないだろうか?
美怜が働いていた店の店長……盗聴器を仕掛けていたが、その目的は?(盗聴自体が楽しみ?それとも美怜に執着?)
演出家・工藤祐一……”女好き”で問題人物と噂されていたが、それを語った今回のプロデュース会社の社員は《過去に女性劇団員に手を出した》らしいぐらいしか知らなかった。
 実際は、その劇団の運転資金を持ち逃げして、国外逃亡。そんな犯罪者が、捕まらないで大手を振って活動しているのは非常におかしい

《無理があるトリック》
・死体と小道具などを運ぶのはかなり困難
・盗聴音声のトリックの証拠(痕跡)がリバーブだったが、それを調べるまでもなく、編集の痕跡が残るのでは?
  クラッシック好きな右京は、《盗聴された音声の前半と後半部分のリバーブ(残響)が違う》ことに気がついた
・稽古場に血痕も残るのでは?

初めから自分の部屋で犯行を行う方が合理的(容易)だと思うが、右京に“リバーブ”の違いによるトリックの立証をさせたかったのであろう。

《その他の疑問点》
・劇団員がやめてしまって、ふたりだけというのも不自然。現在の団員2人だけという設定は必要?…二人だけの方が音声トリックを実行しやすい。美怜が身軽なので、殺人を実行するのに気持ちの抵抗が少なくなる。
・妹さんの墓に花が供えられていて、供えた女性、さらに犯行動機に容易に辿り着き。そういった事件の背景にあるものを亀山が語るだけというのも雑。
・レイプされた心の傷は私の想像以上に深いものであると思うが、姉にああまで言っておいて(←私は大丈夫)、大好きな姉に大きな悲しみを残して自殺するのは、どうなのか?
天使の前髪……幸運の女神には前髪しかない
「幸運の女神に出会った人がつかまえやすいように髪を顔の前に垂らしてあるが、前髪しかなく後ろには髪がないので、追いかけてつかむことはできない」
 "やってきたチャンスを見逃してしまうと、もう追いかけてもモノにすることはできない”ので、「今が女優になるチャンスよ」と妹が背中を押した

《その言葉を殺人に使用したのは、姉の思い》としているが、脚本家の驕りのように感じる

【正当防衛を巡る真相】
正当防衛(刑法第36条1項)――《急迫不正の侵害に対して、自己または他人の権利を防衛するため、止むを得ずにした行為は罰しない》
 急迫不正の侵害……突然、違法な侵害が迫った緊急事態

「今回の場合は、工藤はあなたの部屋に予告なく押し掛けた…まさに突然の緊急事態です。
 自己、又は、他人の権利を防衛するため……すなわち、あなたはあなた自身を守るため、襲ってきた工藤を刺した、一度だけ。そして殺害した。
 つまり、今度の事件には、正当防衛成立の要件が余すことなく、すべて揃っているんです」(右京は美怜がこれらの要件をお膳立てしたのでは?と疑う)
これに対し、美怜は「杉下さんがどう思おうと、真実は神様が証明してくれます」と。
(この言葉については、後述)

【美怜を追及するシーンで、美怜の真意が語られたが】
「“天使の前髪”という妹が自分の背中を押してくれた大切な言葉を汚したのか?」(亀山)
「妹と一緒に復讐をしたかった」

「盗聴された音声を盗聴魔が警察に送るかどうか不確かだった。なぜ、そんな賭けに出たのか?」(右京)
「“芝居の神様のジャッジを受けたかった」
  ……自分に才能があって切羽詰まった感情を盗聴している人間に伝えることができれば、居てもたってもいられずに行動する
  才能がなくて、伝えることが出来なければ、盗聴を聴いて驚いて…楽しむだけ……自分の芝居の才能に見切るをつけられる。
 妹まで巻き込んで、傷つけて、死なせてしまった芝居の夢を…夢をあきらめることがやっとできる


(これに対して右京)
「それは夢ではありません。もはや呪縛ですよ。
 妹さんがお芝居をやめないでほしいとあなたに言った瞬間から、それが呪縛となって、あなたをからめとってしまったようですねぇ。
 人を殺すための芝居など、この世にはありませんよ。
 芝居は本来、人を幸せにするものではないでしょうか。人生の悲しみや喜びを見せ、立ち向かう勇気を与える。妹さんが見たかったのは、あなたのそんなお芝居だったんじゃあありませんかねえ。僕はそう思いますよ。非常に残念です」

 それを聴いて、高笑いの泣き笑い…崩れ落ちる

 "妹の呪縛”云々は腑に落ちない。おそらく、脚本家は右京に「人を殺すための芝居など、この世にはありませんよ」と語らせたかったのだろうけれど……
 「呪縛」は「まじないをかけて動けないようにすること」(旺文社:『国語辞典』)なので、これでは妹が姉に縛りをかけたことになってしまう(どちらかと言うと、《悪意》を持って)。
 妹はそんなつもりはなかったはず。……この“呪縛”云々の右京の台詞は要らない。実際、このセリフの後に、「妹さんが見たかったのは、人生の悲しみや喜びを見せ、立ち向かう勇気を与えるあなたのそんなお芝居だった」と言っている。

 
【面白かった点】
★絶品な美和子劇場
「女子がどんだけ生きづらいか、男性諸君は分かっていますか?
  ……痴漢でしょう、盗聴、盗撮、セクハラ、ストーキング、DⅤ…もう女ってだけでね、生まれた時から、もうたくさん、めっちゃっ、危険と恐怖にさらされているのだよ。
 その上にね…かわいくしろ!、綺麗にしろ!、男を立てろ!、結婚しろ!、子育てしろ!…えっ?…活躍しろ!、わきまえろ!
 …ちょっとぉ…介護しろ!って…もぉぉ…目立つな!反乱するな!抵抗するな!お前が殺したぁ?……やっとられんわぃ」

「美和子、俺は何の条件も出さないよ。そのままのおまえを愛してる」(亀山、えらい!)
「え?ほっとかれてんの?私?」
 テンポ、抑揚、流暢さ……まさに“名調子!” これを受け止める亀山も素晴らしい!

一応、美和子に呼応するように、右京に熱弁を振るう小出茉梨(こてまり)
「窮屈ですよねぇ。男の立場とか、女の立場とか…
 男性とか女性とか、そういう区別は止めにして、みんな同じ人間でいい。
 大切な人と一緒にいて、その人を応援する…応援される……それだけでもっと楽な幸せな気持ちになれるんじゃないかな」

★犬のおまわりさん?
リバーブを聴き分けてしまう犬並の聴力に感嘆して、
「犬のおまわりさんだ!あはは……(右京を見て)あぁ、すいません」
「面白いじゃありませんか」
「ああ、よかったぁ」
ホッとする亀山が微笑ましい!
  

第1話「無敵の人〜特命係VS公安…失踪に潜む罠」(初回拡大SP)
第2話「無敵の人~特命係VS公安…巨悪への反撃」(拡大SP)
第3話「スズメバチ」

【ストーリー】番組サイトより
特命係がまたも事件を呼び寄せる!
美しき女優の証言は嘘か、真実か?


 右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)が連れ立ってクラシックコンサートに向かっていたところ、血まみれの女性に遭遇。部屋をあらためると、ナイフが胸に突き刺さった男性の遺体が。
 署で事情を聞くと、女性は小さな劇団を主宰する久保崎美怜(藤井美菜)という女優で、死亡した男性は数日前、オーディションで審査員を務めていた舞台演出家だという。美怜は、男性にしつこくつきまとわれた上、突然マンションに押し掛けられ、乱暴されそうになったと証言。無我夢中で抵抗するうち、ナイフが刺さってしまったという。薫は正当防衛だと直感するが、右京は状況に違和感を覚え、彼女が“女優”であることに引っ掛かっていた。
 美怜の周囲を調べると、主宰する劇団は活動休止状態で、金銭的に困窮していたことが判明。それでも活動は続けていたというが、関係者からは美怜が、「才能に悩んでいた」との証言も聞かれる。さらに、彼女の過去についても、驚くべき事実が明らかになる。

刺殺事件で正当防衛は成立するのか?
真相に繋がる女優の重大な過去とは!?
右京の観察眼が驚愕の事実をたぐり寄せる!


ゲスト:藤井美菜

脚本:森下直
監督:守下敏行
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相棒 season22 第3話「スズメバチ」

2023-11-03 09:44:52 | ドラマ・映画
今回の脚本を手掛けたのは岩下悠子氏
 複雑で繊細な怒りや怖れや嫌悪などの感情、さらに感情の揺らぎによる情念まで深く繊細に表現・展開するのに長けている


 ただ、今回はそれが高じて、分かりにくく、共感し難い部分があった。
 それを補助したのが、純朴だが人の気持ちを思いやれる亀山。それでも、やや強引さを感じた。

①スズメバチ云々
・スズメバチの巣の脅威のように《いつ襲われるか?いつ危害を加えられるか分からない》という恐怖←亀山の補助により解明・理解
・かつてDⅤ被害に遭った時、対応した警官は救ってくれなかった。その警官に対するささやかな復讐

……あまりに分かりにくい復讐だった
 結局、その警官は自分の犯した失敗に気づかずじまい。あの警官には右京の叱責が必要だろう。
 その警官への復讐のダメ押しとして、「被害者は生きている」という電話も、警官にスズメバチの恐怖を味合わせるためだったが、特命係がその被害を被った。
 仮に、警官が被害者の安否確認でスズメバチの恐怖を感じても、DVやストーカーによる恐怖までは思い至らないだろう。実際にスズメバチに襲われれば、それはそれで復讐になるが。

②犯人・藤巻英子の動機が弱い
・現在のDⅤ被害者・村岡めぐみへの共感・同情からの殺害行為だったが、ヴェーラー賞を受賞を棒に振ることとの天秤に掛ける葛藤はなかったのか?
・授賞式などの犯人の晴れ舞台の場に、右京たちが現れるというのは『相棒』のひとつのパターンだが、受賞云々の設定は必要だったのか?
・殺人の罪を犯すより、めぐみと話をしようと思わなかったのか?


③ラストの方で、めぐみへの追及
「あの晩、あなたが本当は何をしようとしていたのか……それはあなた自身にしか、語ることはできません。
 めぐみさん、もし、真実を話す気持ちがあるのなら、いつでも我々はお待ちしています」(右京)
「めぐみさん、僕、あなたのことを…あなたのことを…とても強い人だと思っています。
 だから必ず前に進んでいける」(陣川)

右京はあくまで追及……殺意を持ち行動に移そうとしたということまで、自白させる必要があるのか?と思うが、それを言うことで前に進めるという考えなのか?
陣川の言葉も微妙……《あなたならいつか話してくれると信じている》なのか、《あなたなら話さなくても前に進める》という意味なのか?
めぐみの罪としては、殺意を持って相手に会おうとしていただけ?なので、殺人未遂にはならないと思うが。
考えられる罪状としては、《凶器を持ち歩いた》《救急車を呼ばなかった(救急義務未遂行)》《犯人隠匿》辺りか…

★今回は上記の亀山の感受性(スズメバチの恐怖など)とスズメバチの特性に関する知識に加えて、右京の洞察力と推理が光った
被害者の本性に気づく……洞察力に加えて、陣川に対する深い理解
擬態
 ストーカー的気質のひとつのタイプが“拒絶型”《交際相手から別れを切り出されると、自分のすべてを否定されたと感じ、報復を企てずにはいられなくなる》
 そのストーカーから逃れるために、めぐみは擬態した(擬態…自然界の生物が、天敵から身を守るため周りと同化したり、より強いモノに化ける)
……歪んだ自尊心の塊。その自尊心を傷つけずに、彼と離れるために擬態。擬態の手段として、万引きなどの微罪を繰り返し、周囲にデメリットをもたらす人物を装った。加藤の方から愛想をつかされようとした

☆陣川の手柄
めぐみを心配して電話したのが、めぐみが殺害を実行しようと公園に向かっている途中だった。結果的に殺人の罪を犯させなかった(代わりに、英子が実行してしまった)

陣川回の欠点
・陣川が妨害し、捜査が中断してしまうのでイライラする
・一応捜査側の陣川が非常に主観的な考え(思い込み)で動くのが、相棒ドラマにとっては不協和音(←あくまで、私の感覚)



【その他の疑問】
・密告?電話の逆探知は出来なかったのか?
・右京はスズメバチと“にらめっこ”?したが、追い払う効果があるのか?




第1話「無敵の人〜特命係VS公安…失踪に潜む罠」(初回拡大SP)
第2話「無敵の人~特命係VS公安…巨悪への反撃」(拡大SP)

【ストーリー】番組サイトより
トラブルメーカー=陣川、再び!
片想いの相手は重大事件の容疑者!?


 特命係に配属された過去があり、薫(寺脇康文)とも面識がある、捜査二課の刑事・陣川 (原田龍二)が、特命係を訪ねてくる。また女性絡みの事件に巻き込まれ、右京(水谷豊)を頼ってきたのでは?と勘繰っていた矢先、風変わりな一報がもたらされる。
 公園の雑木林で男性の遺体が見つかったものの、周囲にスズメバチが飛び交っているため、現場検証どころか、近づくことすらできないらしい。右京と薫が様子を見に行くと、駆除業者の手配に手間取り、捜査一課が現場で立ち往生していた。そこに、交番の巡査が駆けつけてくる。
 犯人を名乗る人物から連絡があり、倒れている男性は「死んでいない」と告げられたという。緊急事態であることを察した右京と薫は、危険を顧みず倒れた男性に近づこうとするが…!?

陣川の想い人は、またもワケあり女性
雑木林で横たわる被害者との関係は!?
薫の持つ特別な力が、難事件を解決に導く!


ゲスト:原田龍二 生越千晴

脚本:岩下悠子
監督:権野元
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消費税には鍵(魔法・呪い)が掛かっているのだろうか

2023-11-02 16:59:01 | 時事
 岸田総理&自民党の経済対策で
《4万円の減税や非課税世帯に7万円の給付》を打ち出しているが、
物価高の上、防衛費増額や少子化対策で増税が予定されていることもあり、「一時凌ぎ」「焼け石に水」「経済対策ではなく選挙対策」という声が上がっている。

 政府や経団連は「物価上昇を上回る賃上げを」と言っているが、順調な企業や資金・資本が充分にある企業は賃金アップが可能かもしれないが、そうでない企業は難しいであろう。まあ、いろいろな業種で人手不足が顕著なので、無理に賃金アップをするところも多いかもしれない。
 この物価高だが、賃金アップに起因する部分だけではなく、円安による原材料費やエネルギー費が高騰している部分が大きい。
 なので、この円安を何とかするのが、経済対策としては急務であろう。
せめて、1ドル120円ぐらいになって欲しい。(日銀さん、何とかしてほしい)

 で、減税だが、インボイスで小規模事業者から(今になって)消費税を吸い上げておいて、還元するはないだろう。
 インボイスを実施したのなら、その分、消費税減税をするのが筋だ。
 減税と称して、給付金や所得税を減税するのは、どこかで不公平が生じる。消費税は「現役世代といった特定世代に負担が集中しない点、税収が景気などの変化に左右されにくい点、経済活動に中立的である点から適している」と見られている。ならば、消費税率を下げるのが、公平である。


 しかし、自民党は「消費税は社会保障の安定財源」と述べて、消費税減税は端(はな)から選択肢から除外している。
 岸田総理は、国会答弁で「消費税減税はこれまでに議論を尽くされている」と答えていたが、嘘に聞こえた。

 一応、その主張「消費税は社会保障の安定財源」には根拠がある。
 消費税法 第一条第二項……「毎年度、制度として確立された年金、医療及び介護の社会保障給付並びに少子化に対処するための施策に要する経費に充てるものとする」
が それであろう。この法律は、今後消費税をアップする際の、理由付けとして利用されるのだろう。
 と言っても、先に述べた理由の《公平性》の観点から、消費税減税を敢行してほしい。

 それとも、消費税で集めた税金には魔法(呪い)が掛けられていて、違う用途で使おうとすると、札束が燃え上がってしまうのだろうか?
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日銀金融政策「1%をメドに」…“メド”って……

2023-11-02 11:53:44 | 時事
日銀が長期金利の上限を「1%をめど」に金融緩和策を修正した……らしい。
 ええと……確か、「長期金利を1%を上限」とか言っていたような……同じなのでは?

 でも、違うらしい。
NHK「news web」の記事を読むと……
「日銀は、31日まで開いた金融政策決定会合で、大規模な金融緩和策を維持した上で、長期金利の上限を「1%」に厳格に抑えるとしてきたこれまでの運用を改めて上限を「1%をめど」に見直し、金融政策の運用をより柔軟化することを決めました。長期金利が1%を超えても一定水準までは金利の上昇を容認する方針です」

 こんなの海外の人々には解読不能な言い回しだ。
 そもそも、「めど(目処、目途)」の使い方が違うような気がする。「目標」とか「見通し」とか「目安」だったと思うが、「目安」という意味だとしても、《1%を超えても一定水準までは金利の上昇を容認〉というのは、幅を持たせ過ぎだろう


 前回の金融政策会議後の記者会見での植田総裁の言い回しも微妙で、金融緩和策を若干修正したものの、逆に円安の方に動いた。
 今回も、《米国の金利政策などとの兼ね合い》や、《日銀が「円買い・ドル売り」の為替介入をしていないことが明らかになったため、安心して「円売り・ドル買い」の動きが強まった》のが要因だという。

 前総裁の時も「○ろだ、いい加減にしろよ!」と超金融緩和策に怒りを感じたが、やはり「○えだ、いい加減にしろよ」と言いたくなる。
 日銀や政府は円安を容認しているのだろう。

素人考えだが……
【円安のデメリット】
・原材料や原油などの輸入価格が高くなり、物価が上がる。工場などの経営も苦しくなる。
・外国人労働者の仕送りの価値が、円安によって下がる。1ドル120円→150円の場合、仕送り100,000円は80,000円に目減りしてしまう。その結果、日本離れ。また、これから日本で働こうと思っても、相対的に日本の賃金が低いので、日本を選択しないようになる。
【円安のメリット】
・自動車などの輸出産業は有利になる
・円安で割安になるので、海外からの観光客が増える。割安で買い物量も増える。
 (オーバーツーリズムの懸念のデメリットもある)


 円安のメリット・デメリットは表裏一体で、プラスマイナスはゼロと考えているのだろう。
 ただし、円安のメリットは一部の者だけ。その一部の者だけ賃金が増え、さらに物価が上がれば良いとか、考えているのかもしれない。
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方向性が違うのではないか? ……日大アメフト薬物事件の大学理事会、第三者委員会

2023-11-01 14:42:44 | 時事
昨日、日大アメフト薬物事件の第三者委員会の会見が開かれた。
 少し前に、《部内に薬物が蔓延している》ことが明らかになったが、私はその頃は他にイロイロ興味が向いており(スポーツや将棋などだと思う)、アメフト部については聞き流していた。
 その後、日大理事会の隠ぺい云々……《沢田副学長の隠ぺい疑惑》《副学長は学長に報告したが、林理事長への報告はかなり後だった》《理事長が副学長に早く退任するよう勧めた》《理事会の警察への報告も遅かった》……などに報道の関心が向けられ、私もそれらの報道を小耳にはさんだ。
 私としては、理事会の隠ぺい云々についても気になるが、前の事件後、林真理子氏が理事長に就任した後、《薬物使用など部の退廃に対する予防措置を執ったのか》が知りたかった。(私の興味が薄かった時期に、いろいろ報道されていたのかもしれません)

 しかし、この第三者委員会は、《理事会が薬物蔓延情報を掴んだ後の、理事会の対応が適切だったかの検証》が設置の目的のようだ。
 まあ、それならそれでいいが、この第三者委員会の会見に関する報道や記事について、方向違いを多々感じた。

 第三者委員会がどういうモノなのか知りたかったので、大学が公表した
『日本大学アメリカンフットボール部薬物事件対応に係る第三者委員会』の報告書の「当委員会設置の経緯」を読んでみると
(日大理事会の決議によって)「アメフト部員による薬物事件に係る本法人内部の情報伝達、法人としての判断や対応等における問題点およびそれが生じた原因や背景の検証を委嘱した」とある。

 (この報告書の内容は膨大で、『要約』だけでも25枚に及ぶ。なので、以下の記事は、報道やネットの記事を参考にするにとどめています。ご了解ください)
以下は『讀賣新聞オンライン』の「日大アメフト部違法薬物、第三者委が調査報告…「空白の12日間」が信用失墜の最大の原因」の記事によると
 《昨年10月以降、アメフト部内での大麻使用の情報があったにもかかわらず、同部は組織的な対応をせず、日大上層部にも報告していなかった。綿引委員長は「基本的な判断基準の誤りがあった。この時点でもう少し早い対応があれば、本日のような事態は回避できた」との見方を示した》(←引用)
 おそらく、その通りなのであろう。ただし…
《元検事の沢田康広副学長が、アメフト部の寮を調査し、植物片を発見してから、警視庁に連絡するまでの「空白の12日間」について、「社会から日大の 隠蔽体質を疑わせ、その信用を著しく失墜させた最大の原因だったと考えている」と厳しく指摘した》
 この「社会から日大の 隠蔽体質を疑わせ、その信用を著しく失墜させた最大の原因」という言葉は、いったい何なのか!
 この文前半では、《日大理事会が“隠ぺい体質”ではないのに、隠ぺい体質であるような疑いを持たせてしまった》という主張である。もちろん、《副学部長だけが隠ぺい行為を行った》ということなら、その主張は妥当であるし、《(理事会の関係が少しはあったとしても)大部分が副学長の隠ぺい行為だった》というのなら、多少は理解もできる。
 しかし、今回は理事長や学長も隠蔽に類する行為をしているようなので、《理事会が隠ぺい体質ではないのに、副学長のせいでその疑いが持たれててしまった》という主張をするのは無理がある。しかも、理事会側の弁明ではなく、第三者委員会がそう断言するのは明らかにおかしい!
 さらに、後半部分の「その信用を著しく失墜させた最大の原因」であるが、第三者委員会は《薬物事件に関する対応などの問題点》の検証が目的であるはずだが、「信用を失墜させたこと」に対して糾弾しているのである。目的がズレてしまっている。
 報告書の前文を読まずに、この部分だけを批判するのは不完全な私の判断かもしれないが、上記の点に関しては、副学長だけに責任を押し付けているように思えてしまう(副学長が悪くないと言っているわけではありません)


 こういう“第三者委員会”に判断を任せることが多いが、第三者委員会ではなく“調査委員会”の方がすっきりすると考える。
 “調査委員会”が“第三者委員会”とどう違うのかと言うと、聞き取り調査や書類調査などを行い、事件(騒動)の全容を解明するだけで、判断はしない。
今回の第三者委員会は綿引万里子・元名古屋高裁長官など3名の委員のみで検証し判断を下している(他に、事実関係や調査資料の整理に3名、音声データなどを文書に起こす作業や報告書作成に4名の補助者)。
 3名という少人数の判断にゆだねるというのは疑問であるし、この三人の選考は誰が行ったのだろうか?

 今回の騒動については、他にもいろいろ疑問を感じた。
 副学長の行為にはいろいろ問題があったと考えるが、林理事長が副学長に退任(辞任)を勧めた際、「副学長が在籍したままだと、騒動がさらに大きくなる。ひいては、国からの大学補助金がもらえなくなる」(←意訳、『ミヤネ屋』視聴の私の記憶)というような言葉を発している。(この会話を副学長が録音し、他所に漏洩したらしい)
 《補助金の為に副学長を切るのか?》という問いかけに、「補助金がないと、学生が充分な教育を受けられなくなる」(理事長の言葉かどうかは不明)と答えたが、これは明らかに詭弁。
 補助金を貰えなくなるような行為をしておいて、《学生のために補助金が必要》だからと補助金を優先するという考え方は、歪んでいるとしか言えない! 
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