30代をピークに人は衰えてきます。中医学では生きる力の衰えを腎虚と言いますが、腎だけでなくほかの臓腑も衰えます。
40歳 五臓は強健で血気にあふれているが、顔のツヤが衰え始め白髪も出る、座ることを好むようになる
50歳 肝気が衰え始め、目がぼんやりかすみ始める
60歳 心気が衰えいつも憂え悲しみ、血気のめぐりが悪くなり、体が怠惰になり横になることを好むようになる
70歳 脾気が虚弱になり、皮膚が枯れてかさつく
80歳 肺気が衰弱し、魄を貯蔵できず、言葉もしばしば間違える
90歳 腎気枯渇し四臓の経脈を流れる血気がなくなる
100歳 五臓の経脈は空虚となり五臓に貯蔵されていた神気もなくなる
と、中国の古書、黄帝内経霊枢に書かれています。
老化の順番を知っておくことは、体調不良をむやみに不安がることもなくなります。
しかし「歳ですから」とあきらめるのも悔しいですよね。
中医学では、そのためにどんな漢方で対応すればよいかと研究して、肝腎、心腎、脾腎、肺腎を補う様々なタイプの補腎剤があります。うまく体調管理に利用するといつまでも元気を保つことができるでしょう
漢方家ファインエンドー薬局HP
漢方家ファインエンドー薬局フェイスブック いいねクリックどうぞよろしく
(当薬局は「漢方体験.com」に紹介されています)