漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

古い過去問

2013-09-14 10:24:16 | 本試験
 古い、と言っても平成15年度以降ですが、まとめて過去問に取り組む機会に恵まれ、模擬試験と思って一通りやってみました。

 結果は、

 平成15年度分  180~185点
 平成16年度分  190~195点
 平成17年度分  190~195点
 平成19年度分  180~185点

でした。(平成18年度分は以前から所有していたので除外。)


 いちおう各回とも「やったことのない過去問」ということではあるのですが、そうは言っても所詮は過去問なので、市販の問題集や先人リピーターの皆さんのブログなどで個々の問題自体は見たこと、やったことのある問題が多いです。それゆえの上記のような得点ですが、それでもやはり15・16年あたりと19年では、特に「語選択書き取り」や「対義語・類義語」などの難易度が上がっている気がします。常用漢字だけを使った難しい熟語も、かつてはあまり出題されていないようですし、逆にかつては相応に出題されていた準1級以下のレベルの問題も減ってきているようです。

 総じて言うと、頻出語のような重要な漢字、熟語をしっかり押さえているかどうかという性格の試験から、いかに幅広い語彙を身に着けているが問われる試験になってきているということを、改めて強く感じました。


 そんなことを感じてしまったので、今回の過去問への取り組みで逆に次回本試験への不安が増してしまいましたが、残り約40日、頑張ります。

 語彙を増やすというのは途方もないことのように感じますが、まあここは地道に少しずつやるしかありません。一方、確実かつ継続的に合格できる力を身に着けるには、やはり「数の決まっている分野」をしっかり押さえることが基本と痛感していますので、国字はもちろん、四字熟語の書き取りと意味(少なくとも1級配当のものはすべて)、常用漢字の表外読みはしっかり復習して臨みたいところです。