いつしかも けふをくらして あすかがは わたりてはやく たまもかづかむ
いつしかも 今日を暮らして 明日香川 渡りてはやく 玉藻かづかむ
いつになったら今日という日が終わって明日になるのだろう。明日香川を渡って、早く玉藻のように美しいあの人に逢いたい。
第五句「かづく」は(水中に潜って)採取する意。「玉藻」は「藻」の歌語で、しばしば美しいものの象徴として詠まれます。恋歌の章に採られていることからも、ここでは愛しい異性を指すのでしょう。
いつしかも けふをくらして あすかがは わたりてはやく たまもかづかむ
いつしかも 今日を暮らして 明日香川 渡りてはやく 玉藻かづかむ
いつになったら今日という日が終わって明日になるのだろう。明日香川を渡って、早く玉藻のように美しいあの人に逢いたい。
第五句「かづく」は(水中に潜って)採取する意。「玉藻」は「藻」の歌語で、しばしば美しいものの象徴として詠まれます。恋歌の章に採られていることからも、ここでは愛しい異性を指すのでしょう。