寒い日と暖かい日が行ったり来たりですが、着実に春が近づいて来ていますね。南の方から桜の便りが聞こえてくるのも、もう間もなくでしょうか。
さて、ここ数日、最近(昨年度及び今年度)の過去問を眺めています。過去問の大切さはかねてから痛感しており、何度も見直しているのですが、それでも見る度にまた新しい気づきがあります。きょうは 【禿筆を呵する】 について。
これは 24-2 で、 【禿筆をカする】 の形で、故事・成語・諺の問題として出題されました。この回は私は受検していないのですが、これ以外にも 【キケンを被って稚児を威す】 (正解は「鬼臉」)、【君はウの如く、民は水の如し】 (正解は「盂」) など故事・成語・諺は難問揃いで、合格者の平均でも20点満点中11.7点という恐ろしい回だったようです。
で、24-2 をやってみた時、もちろん私もこの問題はできなかったですし、そもそも何をどうやって勉強していたら正解できたのかもわからなかったのですが、今回改めて調べていて、「漢検 漢字辞典」の 【呵】 の項(P.142)に小さい字で 【呵筆】 が掲載されているのに気づきました。「辞典」特有(?)の記載の仕方で、読みも意味も書かれていないのですが、「漢語林」を調べたところ
【呵筆】
息を吹きかけて筆をあたためる。寒い時に詩文の下書きをすること。転じて、詩文に力を用いること。
とありました。まあ、24-2を見る前にここまで調べていたとしても、それでこの問題が正解できたかどうかはかなり怪しいですが、それでもやはり「辞典」の中に何のヒントもないような問題はほとんどないのだな、と改めて思いました。「辞典」を渉猟し尽くして、こんな問題もその場の連想や類推で正解できるようにいつかなりたいものです。
さて、ここ数日、最近(昨年度及び今年度)の過去問を眺めています。過去問の大切さはかねてから痛感しており、何度も見直しているのですが、それでも見る度にまた新しい気づきがあります。きょうは 【禿筆を呵する】 について。
これは 24-2 で、 【禿筆をカする】 の形で、故事・成語・諺の問題として出題されました。この回は私は受検していないのですが、これ以外にも 【キケンを被って稚児を威す】 (正解は「鬼臉」)、【君はウの如く、民は水の如し】 (正解は「盂」) など故事・成語・諺は難問揃いで、合格者の平均でも20点満点中11.7点という恐ろしい回だったようです。
で、24-2 をやってみた時、もちろん私もこの問題はできなかったですし、そもそも何をどうやって勉強していたら正解できたのかもわからなかったのですが、今回改めて調べていて、「漢検 漢字辞典」の 【呵】 の項(P.142)に小さい字で 【呵筆】 が掲載されているのに気づきました。「辞典」特有(?)の記載の仕方で、読みも意味も書かれていないのですが、「漢語林」を調べたところ
【呵筆】
息を吹きかけて筆をあたためる。寒い時に詩文の下書きをすること。転じて、詩文に力を用いること。
とありました。まあ、24-2を見る前にここまで調べていたとしても、それでこの問題が正解できたかどうかはかなり怪しいですが、それでもやはり「辞典」の中に何のヒントもないような問題はほとんどないのだな、と改めて思いました。「辞典」を渉猟し尽くして、こんな問題もその場の連想や類推で正解できるようにいつかなりたいものです。