今朝は4時半に目が覚めてしまい(笑)、久しぶりに早朝学習をしていました。もともと朝型人間だからかもしれませんが、やはり夜よりも朝の方が頭も身体も疲れていませんし、勉強が捗る気がします。
さて、きょうは「へさき」と「とも」について。
【舳】 (「漢検 漢字辞典」初版 P.637/第二版 P.643)
音 : ジク チク
訓 : へさき とも (かじ)
【艫】 (1596/1612)
音 : ロ
訓 : とも (へさき)
(かっこ書きした訓は、「辞典」初版になく、第二版だけに記載されている読みです。)
上記の通り、どちらの漢字にも、「へさき」「とも」両方の読みと意味があるようですが、「へさき」は船の前部、「とも」は船の後部と、正反対の意味です。なので、例えば「舳に立つ」と書いてあったら、船首に立っているのか船尾に立っているのかわからないですね。以前相反する意味を併せもつ熟語として 【看経】【慊焉】 もご紹介しましたが、漢字はこういうところが不思議で面白いです。「へさき」と「とも」は反対の意味と言っても、「船の端」ということでは同じなので、もともとはそういう意味なのかもしれませんね。
この二つの漢字を組み合わせた 【舳艫(じくろ)】 と四字熟語の 【舳艫千里(多くの船が、長く連なって進むさま)】 も重要な熟語。18-3、20-2、24-2 と、度々出題されています。ついでに言うと、【舳】【艫】それぞれ一文字だけで「へさき」ですが、熟字訓では 【舳先】 と書いて「へさき」。本試験では未出のようですが、「辞典」の索引にある熟字訓ですから、こちらも押さえておきたいですね。
さて、きょうは「へさき」と「とも」について。
【舳】 (「漢検 漢字辞典」初版 P.637/第二版 P.643)
音 : ジク チク
訓 : へさき とも (かじ)
【艫】 (1596/1612)
音 : ロ
訓 : とも (へさき)
(かっこ書きした訓は、「辞典」初版になく、第二版だけに記載されている読みです。)
上記の通り、どちらの漢字にも、「へさき」「とも」両方の読みと意味があるようですが、「へさき」は船の前部、「とも」は船の後部と、正反対の意味です。なので、例えば「舳に立つ」と書いてあったら、船首に立っているのか船尾に立っているのかわからないですね。以前相反する意味を併せもつ熟語として 【看経】【慊焉】 もご紹介しましたが、漢字はこういうところが不思議で面白いです。「へさき」と「とも」は反対の意味と言っても、「船の端」ということでは同じなので、もともとはそういう意味なのかもしれませんね。
この二つの漢字を組み合わせた 【舳艫(じくろ)】 と四字熟語の 【舳艫千里(多くの船が、長く連なって進むさま)】 も重要な熟語。18-3、20-2、24-2 と、度々出題されています。ついでに言うと、【舳】【艫】それぞれ一文字だけで「へさき」ですが、熟字訓では 【舳先】 と書いて「へさき」。本試験では未出のようですが、「辞典」の索引にある熟字訓ですから、こちらも押さえておきたいですね。