「本試験型」'17年度版、さっそく第1回・第2回をやってみました。
古い版(私が所有する'11年度版)との比較では、第1回については、(一)の読み問題が1問だけ入れ替わっており、(二)~(九)はそのまま。(十)の文章題は丸ごと変更になっていました。第2回も、旧版の第6回の問題がベースで、(十)はやはり新しい問題のようです。第3回以降も見てみると、(十)の文章題は第1回、第2回だけでなく、17回分すべてが新しい問題になっているようです。これは嬉しいですね。ずっと見ていなかったのでいつから改定されていたのかわかりませんが、もっと早く確認して買えば良かったです。
本試験宛らに解答してみて、結果は198点と196点。必ずしも過去問ばかりというわけでもありませんが、ものにしておくべき基本的な問題が多く、やはり良い問題集だと思いました。特に、初合格を目指される皆さんが本試験に備えてご自身の力を確認するには最適ではないでしょうか。
第1回での私の誤答は(一)(十)の読み問題それぞれ1問ずつでしたが、できなかったのは 【罧(ふしづけ)】 と 【良(やや)】 で、いずれも「漢検漢字辞典 初版」にはない読み(第二版にはあります)。「辞典 第二版」が出版されて1年になりますが、本試験では未だに「初版」にある読みしか出題されておらず、第二版で追録された読みは、こと漢検対策としては学習する必要なしとの私の考えは変わっていませんので、個人的には、これはできなくても仕方のないところです。初合格を目指す皆さんも、こうした問題(「辞典」初版に記載のないもの)は無理して覚える必要はないと思います。
他で目に付いた問題としては、旧版と同じ問題ですが、熟語の読み・一字訓読み問題で、
【橦城/橦く】 しょうじょう/つ・く
というのがありました。
【橦城】 は「辞典」にない熟語で、「大漢和」によると意味は「城をつき破る」。この場合の 【橦】 は、「敵陣を攻撃する戦車(漢辞海)」「敵陣をつく車(大漢和)」という意味のようです。「大漢和」に載っている用例は「後漢書 光武帝紀」の中の一節ですが、「戦車」と言っても当然手押しでしょうし、大勢の兵士が武器を満載した車を押し進めて敵の城に突っ込んでいく場面を想像すると、何とも恐ろしい光景ですね。
やはり「問題を解く」というのは楽しく、それが本試験と同じ形式であればなおさらです。
残り15回も楽しみです。
古い版(私が所有する'11年度版)との比較では、第1回については、(一)の読み問題が1問だけ入れ替わっており、(二)~(九)はそのまま。(十)の文章題は丸ごと変更になっていました。第2回も、旧版の第6回の問題がベースで、(十)はやはり新しい問題のようです。第3回以降も見てみると、(十)の文章題は第1回、第2回だけでなく、17回分すべてが新しい問題になっているようです。これは嬉しいですね。ずっと見ていなかったのでいつから改定されていたのかわかりませんが、もっと早く確認して買えば良かったです。
本試験宛らに解答してみて、結果は198点と196点。必ずしも過去問ばかりというわけでもありませんが、ものにしておくべき基本的な問題が多く、やはり良い問題集だと思いました。特に、初合格を目指される皆さんが本試験に備えてご自身の力を確認するには最適ではないでしょうか。
第1回での私の誤答は(一)(十)の読み問題それぞれ1問ずつでしたが、できなかったのは 【罧(ふしづけ)】 と 【良(やや)】 で、いずれも「漢検漢字辞典 初版」にはない読み(第二版にはあります)。「辞典 第二版」が出版されて1年になりますが、本試験では未だに「初版」にある読みしか出題されておらず、第二版で追録された読みは、こと漢検対策としては学習する必要なしとの私の考えは変わっていませんので、個人的には、これはできなくても仕方のないところです。初合格を目指す皆さんも、こうした問題(「辞典」初版に記載のないもの)は無理して覚える必要はないと思います。
他で目に付いた問題としては、旧版と同じ問題ですが、熟語の読み・一字訓読み問題で、
【橦城/橦く】 しょうじょう/つ・く
というのがありました。
【橦城】 は「辞典」にない熟語で、「大漢和」によると意味は「城をつき破る」。この場合の 【橦】 は、「敵陣を攻撃する戦車(漢辞海)」「敵陣をつく車(大漢和)」という意味のようです。「大漢和」に載っている用例は「後漢書 光武帝紀」の中の一節ですが、「戦車」と言っても当然手押しでしょうし、大勢の兵士が武器を満載した車を押し進めて敵の城に突っ込んでいく場面を想像すると、何とも恐ろしい光景ですね。
やはり「問題を解く」というのは楽しく、それが本試験と同じ形式であればなおさらです。
残り15回も楽しみです。