漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

【四照花】 と 【十大功労】 を発見

2015-11-23 12:58:14 | 熟字訓・当て字
 表題の2つの熟字訓、読めますでしょうか。


【四照花】  (「漢検 漢字辞典」初版 P.596/第二版 P.601)
 やまぼうし
 ミズキ科の落葉高木


【十大功労】 (P.694/P.700)
 ひいらぎなんてん
 メギ科の常緑低木


 どちらも「漢検 漢字辞典」の見出し語。巻末の「熟字訓・当て字索引」にもある語ですから押さえておきたい熟語ですが、漢字は読めても実際にそれがどんなものなのか知らない、というのが植物名の熟字訓にありがちなこと。ご多分に漏れず、私にとってはこの2つもそれに属するものでしたが、さきほど外出しようと自宅の玄関を出てびっくり。私の自宅の前には、隣のマンションの植え込みがあるのですが、そこにこの2つの植物が、ネームプレート付きで植えられていました。

  

  

 「やまぼうし」が落葉高木であることも、「ひいらぎなんてん」が常緑低木であることも一目瞭然。まさに百聞は一見に如かずですね。自宅の目の前にこのマンションが建ってからゆうに10年は過ぎてますが、漢検を通じてその名を学習した植物の実物がこんな身近にあったとは・・・。「木を見て森を見ず」とでも言いますか、いかに実態を伴わない表面的な勉強をしてきたかの証左ですね。(汗)