もう12月。今年もあと1ヶ月ですね。自分自身に特に何かがあるわけでなくても忙しない気分になるのはどうしてなのでしょうか。今年あった個人的なあれやこれやを振り返りたくもなりますが、さすがにまだ早いですね。(笑)
さて、きょうは「ひりん」です。なかなか中身の濃いというか、結構本試験で実際に問われそうな熟語が多いですね。
1. 一日見ざれば ヒリン 生ず。
2. 天涯 ヒリン の若し。
3. 太陽の別称。
4. 連璧 ヒリン 。
5. 「日本が古今に ヒリン のない大伝奇を持つ時だ。」
(芥川龍之介 『戯作三昧』)
6. 中国で、古いいしぶみや刻石を集めて立ててあるもの。
1. 【鄙吝】 (「漢検 漢字辞典」初版 P.1273/第二版 P.1285)
「たとえ一日でも人格者に接していないと卑劣な心が芽生える。」の意。
2. 【比隣】 (1273/1285)
「遠い所にいても心は常に通っていて、隣に住んでいるのと同じように親しく思われる。」の意。
3. 【飛輪】 (1268/1280)
4. 【賁臨】 (1272/1284)
四字熟語として出たことはないようですが、 【来駕】 の類義語を問う問題として、22-3、24-2 で出題されています。
「大辞林」には 「ふんりん」 との慣用読みも掲載されており、また、青空文庫で見ると泉鏡花の 『妖僧記』 での用例にも 「ふんりん」 のルビが振られています。ルビというものが、一般に著者自身の意図した読みを表しているものなのかどうかは分かりませんが、「国立国会図書館デジタルコレクション」収録の 『鏡花全集』(出版は大正14年)でもそうなっていますので、おそらくは鏡花自身がそう読んでいたのでしょう。一方、「漢検 漢字辞典」 には慣用読みの記載はなく、さらに 「漢検 四字熟語辞典」 に至ってはわざわざ 「ふんりんと読み誤らないこと」 とまで書いてあります。(苦笑) もし本試験で 「妖僧記」 のこの箇所が文章題で出されたら 「ふんりん」 が正解とされるのかどうか、非常に興味深いですが、 漢検の主旨からすると、そもそもこういう出題はされないのでしょうね。
5. 【比倫】 (1261/1273)
「比倫」 は 「同列のもの。たぐい。なかま。」 の意。
6. 【碑林】 ( - / - )
これは出題されそうもないですね。 ^^;
著作権関係が良くわからないので画像は載せませんが、 【碑林】 で検索するとたくさん出てきますので、ご興味の向きはそちらで。
さて、きょうは「ひりん」です。なかなか中身の濃いというか、結構本試験で実際に問われそうな熟語が多いですね。
1. 一日見ざれば ヒリン 生ず。
2. 天涯 ヒリン の若し。
3. 太陽の別称。
4. 連璧 ヒリン 。
5. 「日本が古今に ヒリン のない大伝奇を持つ時だ。」
(芥川龍之介 『戯作三昧』)
6. 中国で、古いいしぶみや刻石を集めて立ててあるもの。
1. 【鄙吝】 (「漢検 漢字辞典」初版 P.1273/第二版 P.1285)
「たとえ一日でも人格者に接していないと卑劣な心が芽生える。」の意。
2. 【比隣】 (1273/1285)
「遠い所にいても心は常に通っていて、隣に住んでいるのと同じように親しく思われる。」の意。
3. 【飛輪】 (1268/1280)
4. 【賁臨】 (1272/1284)
四字熟語として出たことはないようですが、 【来駕】 の類義語を問う問題として、22-3、24-2 で出題されています。
「大辞林」には 「ふんりん」 との慣用読みも掲載されており、また、青空文庫で見ると泉鏡花の 『妖僧記』 での用例にも 「ふんりん」 のルビが振られています。ルビというものが、一般に著者自身の意図した読みを表しているものなのかどうかは分かりませんが、「国立国会図書館デジタルコレクション」収録の 『鏡花全集』(出版は大正14年)でもそうなっていますので、おそらくは鏡花自身がそう読んでいたのでしょう。一方、「漢検 漢字辞典」 には慣用読みの記載はなく、さらに 「漢検 四字熟語辞典」 に至ってはわざわざ 「ふんりんと読み誤らないこと」 とまで書いてあります。(苦笑) もし本試験で 「妖僧記」 のこの箇所が文章題で出されたら 「ふんりん」 が正解とされるのかどうか、非常に興味深いですが、 漢検の主旨からすると、そもそもこういう出題はされないのでしょうね。
5. 【比倫】 (1261/1273)
「比倫」 は 「同列のもの。たぐい。なかま。」 の意。
6. 【碑林】 ( - / - )
これは出題されそうもないですね。 ^^;
著作権関係が良くわからないので画像は載せませんが、 【碑林】 で検索するとたくさん出てきますので、ご興味の向きはそちらで。