漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

貫之集 532

2024-09-29 05:56:17 | 貫之集

神楽

さかきばの ときはにあれば ながけくに いのちたもてる かみのきねかな

榊葉の 常盤にあれば 長けくに 命たもてる 神のきねかな

 

神楽

榊葉はつねに変わらぬ緑をしているので、それを手に神楽を奉納している巫女もまた、長い命を授かっているのであろう。

 

 巫女を指す「神のきね」との表現は 187 にも出てきました。

 

あしひきの やまのさかきの ときはなる かげにさかゆる かみのきねかも

あしひきの 山の榊の 常盤なる 陰にさかゆる 神のきねかも

 



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