ねられぬを しひてねてみる はるのよの ゆめのかぎりは こよひなりけり
寝られぬを しひて寝て見る 春の夜の 夢のかぎりは 今宵なりけり
眠れないのを強いて寝て見る春の夜の夢も、今宵限りのものなのであるよ。
前段がほぼ同一のよみ人知らずの歌が後撰和歌集(巻第二「春中」 第76番)にあり、本歌はそれを踏まえてのものなのかもしれませんね。
ねられぬを しひてわがぬる はるのよの ゆめをうつつに なすよしもかな
寝られぬを しひてわが寝る 春の夜の 夢をうつつに なすよしもがな
ねられぬを しひてねてみる はるのよの ゆめのかぎりは こよひなりけり
寝られぬを しひて寝て見る 春の夜の 夢のかぎりは 今宵なりけり
眠れないのを強いて寝て見る春の夜の夢も、今宵限りのものなのであるよ。
前段がほぼ同一のよみ人知らずの歌が後撰和歌集(巻第二「春中」 第76番)にあり、本歌はそれを踏まえてのものなのかもしれませんね。
ねられぬを しひてわがぬる はるのよの ゆめをうつつに なすよしもかな
寝られぬを しひてわが寝る 春の夜の 夢をうつつに なすよしもがな