紅葉狩り 何やら遠き 吾が世かな
中村 梅士 Baishi
今朝は11℃と、少し暖かい。
紅葉まっ盛りの日曜日だが、心が浮き立たない。
体調でも悪いのだろうか。
わがことながら、よく分らない。
今日は千秋楽、閉門となった貴乃花部屋出身の若い小
結・貴景勝の初優勝か、唯一優勝経験のない大関・高安
の初優勝か、横綱不在の九州場所の優勝争いが千秋楽に
持ち越されて目が離せない。
それを考えると、出るに出られないという気持ちもあ
る。
九州場所千秋楽は、やはり一年の節目でもあるのだ。
と言いながら、一度も場所を観たことがない。
腰が重いのは相撲取りには良いことだが、それは土俵
の上のこと、土俵外の衆生は軽快に動かなければならな
い。
わが土俵は紅葉の山にはあるまい。
ニッチで稼げない土俵ではあるが、教育は神聖な土俵
である。
霊性革命は、あらゆる分野で唯物論的限界突破のカギ
を握っていると思える。
これなくしては、迫る黒船というべき宇宙時代を迎え
ることもできない。
ということで、今日も紅葉の山に背を向ける。
ああ、あ~、千秋楽。
大関高安が本割で負けちゃったあ~。
貴景勝が13勝2敗、22歳の若さで初優勝かあ。
大関、横綱候補現るというところだろう。
潰れた部屋への何よりの恩返しになっただろう。
横綱不在の場所で、大関高安には優勝決定戦で決めて
ほしかったなあと思う。
やっぱり、高安は立ち合いの強さを磨かないと不安定
になるのだろう。
腰の不調というのもあったが、高安まちまちという証
券市場のように終わってしまったのは残念である。
まあ、初場所で優勝を目指して体調を整えてほしいと
思う。
一番厳しいのが怪我である。
アスリートはケガをしないことが何より大切である。
とはいえ、激しい相撲のこと、上に上がるときは満身
創痍になっても仕方がないのだろう。
思うに任せないのがこの世の定め、たしかに一戦一戦
勝敗はつくが、次の勝負があるからよいのだ。
人生も、今世がうまくゆかなくても、来世がある。
勝ち組の人生であっても、次も勝てるという保証はな
い。
来世につなぐ戦い方をすることが大切である。
かくして、一年けじめの九州場所が終わった。
自分の一年としては、勝ち越しのいい場所だった。
弟子にはもう一番残っているが、悔いのない戦いをし
てほしい。
これが、競争社会の厳しさであり、面白さである。
日本国独立宣言・神聖九州やまとの国
New Asia Happiness Party