1966年のこと。当時、「科学特捜隊」という地球防衛チームに所属していた、イデという隊員が、「パンスペースインタープリンター」なる機械を発明したことがあった。
この機械は、全ての宇宙の言葉を地球の言葉に翻訳することができるという画期的なもので、当時地球侵略を狙っていた、「バルタン星人」という宇宙人との交信に活用されたが、残念ながら、見せ場らしい見せ場はこれぐらいで、それ以外の用途、例えば、宇宙人が宇宙語で記した著作を、地球の言葉に翻訳して出版するなどの用途に使われたという話は聞こえてこない。
そして、それから47年後・・・、

な、何?ウルトラマンタロウの著書とな?
それも、日本人が翻訳をしているとは!
ついに地球人は、宇宙の言葉を翻訳して、一冊の本として出版する技術を開発したということになる。
これは本当に画期的な出来事だ・・・、
というわけで、昨日書店で発見し、迷わず手に取った一冊。
内容はと言うと、ウルトラマンが初めて地球を訪れた1966年から、七年後に東京オリンピック開催が決まった2013年に至るまでの社会の動きを、歴代ウルトラファミリーの活躍と重ね合わせる形で、ウルトラマンタロウが語り尽くすというもの。
まだ半分ぐらいしか読んでいないけれど、単なる回顧録のようなものではなく、数々の社会の出来事に関して、時に鋭い切り口での厳しい批評を織り交ぜながらも、タロウが、そして歴代ウルトラファミリーが愛した地球、特に日本への思いが切々と語られていて、大変読み応えがある内容になっているというのが率直な感想。
これはもう、ファンは必読だと思います。
本当、素晴らしいアイディアだと思います。
思いつきそうで誰も思いつかなかった趣向に、拍手を送りたいですな。
※冒頭のエピソードは、「ウルトラマン」第16話「科特隊宇宙へ」より引用。
この機械は、全ての宇宙の言葉を地球の言葉に翻訳することができるという画期的なもので、当時地球侵略を狙っていた、「バルタン星人」という宇宙人との交信に活用されたが、残念ながら、見せ場らしい見せ場はこれぐらいで、それ以外の用途、例えば、宇宙人が宇宙語で記した著作を、地球の言葉に翻訳して出版するなどの用途に使われたという話は聞こえてこない。
そして、それから47年後・・・、

な、何?ウルトラマンタロウの著書とな?
それも、日本人が翻訳をしているとは!
ついに地球人は、宇宙の言葉を翻訳して、一冊の本として出版する技術を開発したということになる。
これは本当に画期的な出来事だ・・・、
というわけで、昨日書店で発見し、迷わず手に取った一冊。
内容はと言うと、ウルトラマンが初めて地球を訪れた1966年から、七年後に東京オリンピック開催が決まった2013年に至るまでの社会の動きを、歴代ウルトラファミリーの活躍と重ね合わせる形で、ウルトラマンタロウが語り尽くすというもの。
まだ半分ぐらいしか読んでいないけれど、単なる回顧録のようなものではなく、数々の社会の出来事に関して、時に鋭い切り口での厳しい批評を織り交ぜながらも、タロウが、そして歴代ウルトラファミリーが愛した地球、特に日本への思いが切々と語られていて、大変読み応えがある内容になっているというのが率直な感想。
これはもう、ファンは必読だと思います。
本当、素晴らしいアイディアだと思います。
思いつきそうで誰も思いつかなかった趣向に、拍手を送りたいですな。
※冒頭のエピソードは、「ウルトラマン」第16話「科特隊宇宙へ」より引用。