昨日から今日にかけて例大祭が開催されている「琴似神社」については、二年前の5月に二回に分けて紹介していましたが、当時はコロナ禍真っ只中ということで、参拝にも制限がありました。
しかし、今般の新型コロナウィルス感染症の5類移行を受け、制限がなくなり、元に戻ったことがあるので、紹介します。
境内にある「琴似天満宮」。
「天満宮」という名称から察せられるかと思いますが、福岡にある有名な「太宰府天満宮」と同様、学問の神様として知られる、かの菅原道真公が祀られています。
「御神牛」が参拝客を出迎えてくれています。
二年前の記事からの再掲になりますが、太宰府天満宮と菅原道真といえば、牛車にまつわる伝説が有名です。
「車を牛に引かせて、牛の行くままに任せ、牛の止まった所に葬ってくれ」との道真の遺言により、止まった地を墓地として定めたという伝説があるそうで、他にも牛にまつわるエピソード、伝説は数多くあるようですが、このようなことがきっかけで、全国各地の天満宮には、「御神体」ならぬ「御神牛」が置かれるようになりました。
この「御神牛」、本来は、撫でることで御利益があるとされていました(例えば、頭を撫でると賢くなれる、病気や怪我をしている部位を撫でると快復するなど)が、二年前は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、それをすることができず、訪れた人たちも、ただ参拝することができませんでした。
しかし、現在はその制限も撤廃され、参拝客が自由に御神牛を撫でることができるようになりました。
私の前に行列に並んでいた人たちも、皆さんどこかしらを撫でていて、私も、特に願い事はありませんでしたが、頭を撫でて帰ってきました。
こういうことができるというのも、参拝の楽しみの一つであり、復活して本当に良かったと思います。
今はまだ9月だけど、これから年が明けると、いよいよ受験シーズン本番。
制限が撤廃されたことで、来年の受験シーズンは、多くの受験生が参拝に訪れそうですね。