先日、「さっぽろ雪まつり」関連の展示会の記事で紹介した「札幌市資料館」。
その中で、気になった展示があったので、ここで紹介します。
この「札幌市資料館」は、大正15年(1926年)に、「札幌控訴院」という、現在でいえば高等裁判所に相当する機関として建てられたもので、昭和48年(1973年)11月に、裁判所の移転に伴い、資料館として新たに開館した施設ですが、その控訴院時代の様子が、一つの展示として現在も残されています。
弁護人席ですね。ということは、向かいが検察官席なのかな?
証人席。現在でも刑事ドラマなんかでよく見ますね。
そしてここが被告人席ですが、
へぇ~、当時は検事の席は雛壇側だったんですね。
こんな風に、昔の法廷では判事、検事、書記官とが、弁護人と被告人を見下ろすように座っていたそうです。旧刑事訴訟法は職権主義の構造を採用しており、当事者である検察官と被告人よりも裁判所の権限が強かったとされているそうですが、実質的には、現在のように中立的な立場ではなく、検察官寄りだったということがうかがえます。
現在は、検察官と被告人(弁護人)とは対等の位置づけとして、裁判官は中立的な立場から判決を下すということになっていますが、それでも稀に冤罪ということが起こってしまっていますよね。かつてはその点どうだったのか・・・、興味はあるけれど、なんか怖い気持ちすらします。
~追記~
本題とは何の関係もないのだけど、先日、インスタグラムのアカウントを設定しました。
単に、ファンである女性アナウンサーや気象予報士さんのインスタグラムを見たいという、不純にもほどがある動機だけど、たま~に、何か更新するかもしれません。