私の自宅最寄り駅である、地下鉄東西線「発寒南」駅。
札幌の地下鉄駅は、漢字、ローマ字の他に、ハングル文字と中国語表記もありますが、赤で囲んだ中国語表記のうち、「寒」と「南」は日本語と同じ表記だけど、「発」の表記が違うのが目に留まりました。
「友」という字の右上と左上にチョンチョンを付けたした文字。IMEパッドの手書き機能で試してみたけれど、日本の漢字では該当がないと見えて変換されませんでしたが、辞書サイトからのコピペは可能だったので、貼り付けてみました。
发
という字は、「発」や「發」という文字の簡体字で、「发明」と書いて「発明」、「发端」と書いて「発端」となるそうです。
続いて、同じく東西線の「バスセンター前」駅。
「センター」というのは、本来、「中心」とか「中枢」という意味があるそうなので、「中心前」という表記には合点がいくけれど、「巴士」という表記で「バス」となるんですね。
「巴士」という表記は、広東語で「basi」と発音するそうなので、英語の「bus」が「bashi」と転じて、このような表記になったということなのでしょうか。
日常的に使う英語が絡んでいるので、こちらは比較的推察しやすいかと。
同じく東西線の「ひばりが丘」駅。
「ひばり」は漢字で「雲雀」と書きますが、そういえば、「云」という字は「云々」という表記で、「雲」と同じように「うん」と発音するなと思い出しました。
もしやと思って調べてみると、「云」という文字は、「雲が渦を巻いて上昇すること」を指す象形文字だそうで、そこから「云々」という言葉は、雲がもくもくと湧くように「もごもごと物事を言う」という意味となり、さらに転じて、「とやかくいうこと」という意味で使われるようになったということのようです。
因みに、最高にどうでもいい話だけど、私はこの「云々」という言葉は、「帰ってきたウルトラマン」の第23話で覚えました。
また、「雲雀」と書いて「ひばり」と読むことは、「第13回アメリカ横断ウルトラクイズ」で、正にこれを答えさせる問題が出たことで覚えました。
続いて南北線の「自衛隊前」駅。
なるほどこういう字があるんですね。
この意味するところは、日本語の「自衛隊」と同じだそうです。
とまあ、全ての地下鉄駅をチェックしたわけではありませんが、最近利用した駅の中で、ちょっと気になった表記を集めてみました。
第2弾、第3弾もやりたいと思います。
最後に、地下鉄駅ではなくバスターミナルで見つけた表記。
「モエレ沼公園」はいいとして、「あいの里」の「あい」が「愛」になっていますが、「あいの里」の「あい」は、元々「藍」なんですよね。
何故「愛」が使われているのでしょう。以前、↑の記事を書いていたので気になりました。
発音だけで機械的にこうされちゃったのかな。
どこかから、これを是正しようという動きは出てこないのでしょうか。