(テレビ画面から)
仁平さんは旧大郷村(現滋賀県長浜市)の役場で兵事係を務めていた。
昭和5年から敗戦の年まで。
この人のことを9月12日のBS171のテレビで知った。
番組は、池上彰の戦争を考えるSP。
兵事係は全国の市町村役場で、徴兵検査や召集令状の交付、出征兵士の見送り、
武運長久祈願祭の開催、戦地への慰問袋の取りまとめ、戦士の告知、戦死者の公葬、
出征軍人家族や遺族の後援などの業務を担った。その兵事業務の書類が兵事書類だ。
これらの兵事書類を敗戦直後の軍による焼却命令に背いて60年間隠し続けたのである。
そして、この出来事を記した本「 赤紙と徴兵(2011年8月15日発刊)」が出版されていたのだ。
(テレビ画面から)
松の根から油をとり、ゼロ戦の燃料に。
(テレビ画面から)
悪者はいつも燃やし、隠し、改竄する。
74年前の世界大戦の歴史を私たちは学んでいない。
性奴隷で村を守った女性、シベリア抑留の悲惨さ。
語り継がねば同じことが起きる。