21日レザンホール中ホール。
紀平凱成ピアノリサイタルが行われた。
感染予防策で通常400人のところを200人の観客となった。
友だちに誘われてチケットを求めたが、チラシの写真では女性に見えた。
午後2時開演。
本人が顔を見せる前に自身のアナンスがあり、その声の主は男の子だ。
拍手に迎えられて入場、ステージのセンターに立つ。
深々とお辞儀をし、ピアノ椅子に腰掛ける。
大きく背伸びをしたのち、しばらく俯く。
私の座席から彼の指の動きがはっきりと見える。
力強い指の動き。
カプースチンという作曲家は馴染みが無かった。
自作の曲も披露した。鍵盤に触れず楽譜を書き上げる手法だという。
若干19歳発達障害を経験した少年ピアニスト。
大きく羽ばたけ青き空に。