塩尻市名誉市民井上つる江さんの人生を記した本を借りてきた。
米内光政は当時海軍横須賀鎮守府司令長官だった。
この中で2・26事件の当日のことに触れたページがある。
井上さんは塩尻町に生まれた。明治39年11月3日12人兄妹の6番目として。
5歳で近所の店に奉公に上がった。
大正8年11月故郷を離れ横浜に働きに出る。
ところが12年9月関東大震災に見舞われる。
一旦実家に戻るものの都会の生活が忘れられず、再び上京する。
18歳花柳界の柳町「はやし」の下働きに。
はやしには貴族議員や政治家、鉄道監督曲の官吏が出入りしていた。
そんな折、後に内閣総理大臣となる米内光政と逢う。
米内光政は当時海軍横須賀鎮守府司令長官だった。
つる江さんの話を聞かずに卓を囲んでいたなら大変なことになっていただろう。