平成湘南日記...一語一絵

あせらずゆっくりのんびりと
花とニャンコとクッキング
時々俳句とデジ散歩
自称カメラ小僧の気まぐれ風まかせ日記

寒の雨

2009-01-09 14:56:11 | 花・ガーデニング
雪予報にちょっぴり期待していたけれど、やっぱり雨に終わってしまった今日。

冬の雨のなかでも特に寒の内に降る雨を「寒の雨」と言うそうです。
また「寒九の雨」とは寒に入って九日目(1月13日?)に降る雨のことを言い豊年の兆しとされている。
真冬の厳しさの中に早くも春が近付くことを感じ取っているのでしょうか。
***一部「週刊日本の歳時記」より引用***


昨年末に買った軒下の鉢植えの紅梅が、冷たい雨の中二つくっつきながら綻んでいるのに気づきました。


庭を点検していると、先日発見した木瓜(赤)の蕾はいつの間にかなくなっていました。
近頃、ノラニャンがしょっちゅう庭に出入りしているので、ひっかけられて、もげてしまったのかも分かりません。
濡れ衣だったら、そう言ってよね、ノラニャン...。

●寄り添うてほころび寒紅梅ふたつ 楓山人
よりそうてほころびぬ かんこうばいふたつ

玄関脇には、年末にはいっぱいの蕾だった水仙が一斉に開花しています。
いつも年明け早々にお約束のように咲いてくれる水仙は、まさに我が家の季節到来を告げる花、といって良いのではと思います。




水仙を詠んだ先人の句
◎其(そ)のにほひ 桃より白し水仙花 松尾芭蕉
◎水仙の香やこぼれても雪の上 加賀千代女
◎初雪や水仙の葉のたはむまで 松尾芭蕉
◎水仙や寒き都のここかしこ 与謝蕪村