平成湘南日記...一語一絵

あせらずゆっくりのんびりと
花とニャンコとクッキング
時々俳句とデジ散歩
自称カメラ小僧の気まぐれ風まかせ日記

東山魁夷展

2008-05-03 21:24:54 | 美術館めぐり
奥さんの連休初日、是非にということで雨予報にもめげずに出かけました。
"皇居東御苑散策"は明日にUPするということでお許しを...。

東御苑を出て紀井国坂を下って少しの所にある「東京国立近代美術館」で「生誕100年東山魁夷展」を。

昭和期を代表し世界に誇る日本画家の巨匠である東山魁夷展ということで、GW中でもあり観覧客は引きも切らず、といったところ。
いずれにしてもここでは多くの説明は無用。

東山魁夷の作品で人物、動物を描いたものは皆無だそうです。
ただ一つだけ、例外は馬。
それも束の間現れていつの間にか通り過ぎて行った、...と思われる白馬。
もしかしたら現れてさえいなかったのかも知れない。
森そのものがこの世のものとも思えない。
画伯はこの白馬に何を託したのか?


<緑響く>
これはパンフレットをSCANしたものです。

胡桃の花

2008-05-02 15:28:35 | デジ散歩
本屋さんに行く途中、川のそばを通ると胡桃の花が咲いているのを見つけました。
毎年この頃になると胡桃の花が咲くのが分かっていてもなかなか写真に撮る機会がありませんでした。
思い立って、急いで家にカメラを取りに戻り、再び河原へ。

雌雄異花で雌雄同株。
葉の上に直立しているのが雌花。
長い緑の房が垂れ下がったのが雄花。
雌花に実が生ります。


<雌花>


<雄花>

こうして見ると...。
雌花は小さいながらも空に向かい凛と自立感を漂わせ写真では後光さえ射して見えるのに、雄花は何やら枝にぶら下がりつつ風のまにまに揺れ動き如何にも頼りなさげ...と感じるのはある種の僻み?
それとも人の何んたるかを悟りつつ飄々と世を渡り歩いているのが雄花?...。
ワタクシメはどちらに??

まだ晩春ですが殆ど初夏ということで、一句。

風一つ河原にゆれし花胡桃 (楓山人)

かぜひとつ かわらにゆれし はなぐるみ
季語は"花胡桃"で夏(初夏)です。


チョッとうっかりしていましたが、今年の八十八夜は昨日だったようです。
初夏はもうすぐ。

雑草?

2008-05-01 14:10:42 | 花・ガーデニング
カタバミ(酢漿草、片喰、傍食、片葉三・・・漢字で書かれると読めません)
庭や畑でお馴染み。
見た目と違って太い根があるため草むしりしてもこの根が残っていると、それはまあしつこく再生してきます。
葉は3枚のハートが合わさっているような形で、夜になると葉を小さくたたむことから「雀の袴(すずめのはかま)」という別名あり。

カタバミは雑草として一般世間では有り難く思われない草花の一つ。
ところで去る4/29は「昭和の日」
生物学の仕事をしていた昭和天皇は、ある日側近が「ここから先は雑草です」と昭和天皇に申し上げたところ、昭和天皇が「雑草という草はない。それぞれに名前がある」と答えられたとのこと。
雑草だって、二酸化炭素を酸素にかえて私達の人間の命を支えている。
そう思えばカタバミだって小さく可憐な花を付け楽しませてくれる。

奥さん曰く「そんなこと言ったって草むしりは、しない訳にはいかないの!」


<カタバミ>


<アカカタバミ>
葉が赤い。


<ムラサキカタバミ>


<イモカタバミ>
ムラサキカタバミよりも色が濃い。

この4種類のカタバミ、すべて我が家の庭に咲いていたのを、最近発見しました。