風月庵だより

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宇宙の生命

2006-10-23 18:54:03 | Weblog
10月23日(月)曇り夕方から雨【宇宙の生命】

またも風邪を引いて寝込んでしまっている。今回の風邪は足首の冷えから入ったような気がする。靴下が足首のかなり上までないと、作務衣のズボンとの間に微妙な隙間ができて、そこが寒いな、と感じていたら風邪になってしまった。

それでも風邪の引き立てはそれほど酷くなかったので、つい油断をしてしまった。来月、私が幹事になっている会があるので、その打ち合わせなどに出かけたのがいけなかったようで、軽いと思っていた風邪が重くなってしまった。せっかく時間ができたというのに、そんなときに限って寝ていなくてはならない。

気を取り直して、こんな時にしかできないことを考えた。日頃ゆっくりと聞けない音楽を聴くことにした。やはり静かな曲の方がよいようだ。ショパンのピアノ曲とか、喜多郎の曲を楽しんだ。サティのジムノペディというピアノ曲もかけてみたが、これは元気なときでないと楽しく聴けないことが分かった。

そしていつも飾ってある詩などを読んでいる。病気の時にこの詩を読むと不思議と落ち着けるのでご紹介したい。

「生死は仏の御いのち」    小林大二(櫛谷宗則編集『共に育つ』所収)

   宇宙の生命が
   ひととき人間の姿で
   生きているだけだから
   人間の姿を
   やめても
   宇宙の生命です 
      

気候不順な折、皆さんもお体お大切に。
長い間病気で寝ている人から見れば、たまの病気で参っているようなのは、贅沢にみえるかもしれない。お許しを。