4月15日(火)晴れ、気温20度【老犬ジュリー】
近所にジュリーという名の犬がいます。仕事から帰ってくると、私にも一年前くらいまでは、よく「ワン、ワン、ウーワンワン」と吠えていました。誰にでも通りがかる人にはよく吠えていました。感心な番犬です。
でもいつも「こんばんは、ただいま」と声をかけ続けているうちに、私には吠えなくなりました。「こんばんは、ただいま」というと「ワン」とだけ一声。「おかえりなさい」といってくれているようです。ジュリーに挨拶をするのが、家に帰ってくる私の楽しみになりました。
あるとき、この家の人に出会えて、「ジュリー」という名前であると教えて貰いました。それからは「ジュリー、ただいま」と声をかけます。「ワン」とジュリー。ジュリーの姿が見えないときは、寂しい感じがするほどです。散歩か犬小屋に入っているのかもしれません。
でもこの頃は毛が抜けてきて、弱々しくなってきたので、心配していましたが、ある日コンクリの上に寝ころんでいました。「どうしたの、ジュリー」と声をかけても起きあがりません。どうも起きあがれないようです。
昨日、大きなタオルに包まれて寝ころんでいるジュリーの姿がありました。やはり、ついに起きあがれなくなってしまったようです。「ジュリー、お大事にね。お大事にね」と声をかけました。今朝も「ジュリー、元気だしてね、お大事にね」と声をかけますと、首をもたげて答えようとするので、「ジュリー、疲れるから首をあげなくていいよ」といっても一生懸命首を起こそうとしてくれます。
今ジュリーは老体を、ただ静かに横たえています。番犬として通りがかりの者によく吠えていたジュリー。話しかけると「ワン」と答えてくれていたジュリー。ジュリーはもう吠えることもできません。
「ジュリー、お大事にね」
近所にジュリーという名の犬がいます。仕事から帰ってくると、私にも一年前くらいまでは、よく「ワン、ワン、ウーワンワン」と吠えていました。誰にでも通りがかる人にはよく吠えていました。感心な番犬です。
でもいつも「こんばんは、ただいま」と声をかけ続けているうちに、私には吠えなくなりました。「こんばんは、ただいま」というと「ワン」とだけ一声。「おかえりなさい」といってくれているようです。ジュリーに挨拶をするのが、家に帰ってくる私の楽しみになりました。
あるとき、この家の人に出会えて、「ジュリー」という名前であると教えて貰いました。それからは「ジュリー、ただいま」と声をかけます。「ワン」とジュリー。ジュリーの姿が見えないときは、寂しい感じがするほどです。散歩か犬小屋に入っているのかもしれません。
でもこの頃は毛が抜けてきて、弱々しくなってきたので、心配していましたが、ある日コンクリの上に寝ころんでいました。「どうしたの、ジュリー」と声をかけても起きあがりません。どうも起きあがれないようです。
昨日、大きなタオルに包まれて寝ころんでいるジュリーの姿がありました。やはり、ついに起きあがれなくなってしまったようです。「ジュリー、お大事にね。お大事にね」と声をかけました。今朝も「ジュリー、元気だしてね、お大事にね」と声をかけますと、首をもたげて答えようとするので、「ジュリー、疲れるから首をあげなくていいよ」といっても一生懸命首を起こそうとしてくれます。
今ジュリーは老体を、ただ静かに横たえています。番犬として通りがかりの者によく吠えていたジュリー。話しかけると「ワン」と答えてくれていたジュリー。ジュリーはもう吠えることもできません。
「ジュリー、お大事にね」