6月18日(金)晴れ【足場の組まれた本堂】
真正面が須弥壇の位置です。今は本堂の格天井板の全張替えの工事です。今週は格子の灰汁洗いという工程で、もう少しで灰汁洗いが終わります。そうしますと、いよいよ天井板を張っていく作業になります。
経年でシミなどにより汚くなった格子が、段々見違えるほどきれいになっています。そのうち、写真を撮ってみます。before afterとして比較の写真が載せられるとよいと思っています。たしか灰汁洗いを始める前の格子の写真も撮ったと思います。
このようなことで、本堂も使えませんし、6月7月は仏事はお休みを頂き、なんとか書き上げたい仕事を予定していました。5月は仏事がやたらに多く、一日おきに法事をしていた計算になりますが、6月の休みをあてにして頑張っていました。しかし、そういうわけにはいかず、檀家さんの貸家で孤独死をなさった方のお部屋のお清めを頼まれたり、お家の解体や植樹の伐採のお祓いなど、日ごろ全くない仕事が入りました。また、墓前のご供養や、宗教法人はやたらに書類があり、書類の作成などの仕事が入ってきました。
お寺の住職は、いつも思っていますが、お寺の僕です。僧侶の生活は静かなものと思っている方が多いようですが、それは全くの幻想です。
でも空行く雲と話す時間はあります。志ん朝師匠の落語を聴かせて頂く時間はあります。朝の坐禅の時間もあります。猫ちゃんたちと遊ぶ時間もあります。
たまに遊んでもらっています、と、ハッピーが言っています。