6月23日(火)晴れ【曹洞宗尼僧団全国大会】
先週の18,19,20日の3日間、箱根で曹洞宗尼僧団全国総会が開かれました。今年は尼僧団創立65周年にあたり、さらに全国総会第50回という記念すべき大会でした。北は秋田県、南は山口県に在住の尼師僧の方々、80名くらいの参加がありました。
創立65周年記念として、特別功労者管長表彰者ということで、山口の大坪仙定老師、松野實應老師、富山の舘全鏡老師、東京の笹川亮宣老師、大阪の高畑秀英老師、新潟の大谷文英老師、大谷文祐老師、愛知の天野祥巖老師、井田恵明老師の9名の老師方が表彰されました。
また80歳の長寿の方々として、東京の野村清明老師や新潟の中村良円老師など他12名が表彰されました。
そういうことで、まことにおめでたい会となりました。しかし、30年前には3000人いました尼僧が、今では800名くらいに減ってしまったそうです。そのことは残念なことです。
私は、19日だけの参加でしたが、久しぶりに尼僧堂時代の先生や知人に会いました。私は今まで、自分自身尼僧でありながら、なんとなく尼僧さんを恐ろしく思っていましたので、近づかないような傾向がありました。 それは尼僧堂時代の不幸な経験によるものですが、この頃ようやくその嫌な事件を水に流せるようになりました。そのことについては、たまたま私が安居していた頃、丁度私を排除したい人と、癖のある人が揃っていたという真相が、この頃わかりました。しかし、全ての尼僧さんが、そうなのではありませんから、私の中にあった塊はいつの間にか融解したのです。またその御陰でかえって開けた道もあります。私自身のために、その塊が融けたことは幸いなことです。
そして私は今、全ての尼僧を我が姉妹と思える気持ちになりました。これからは何があっても我が姉妹と思うでしょう。多くの先輩尼師僧が連綿と法を伝持してきてくれた御陰で、今自分が尼僧として生きていられるとさえ思っています。
このしみじみと楽しい生き方をもっと多くの女性に伝えたいと思っています、が、それはちょっと力不足です。でももし尼僧になりたいと思う人がいましたら、どうぞご一報ください。多くの素晴らしい尼師僧方がいらっしゃいますから、ご紹介致します。仏教を学ぶ楽しいチャンスを、一人でも多くの女性にお伝えしたいのです。目先のことに振り回される生き方をしている人がいましたら、是非、悠々たる生き方に導いてくれる仏門という門を敲いてください。また人生の真実に興味のある方は、是非こちらの門にお入りください。あなたの究極の姿がここにはあるかもしれません。
先週の18,19,20日の3日間、箱根で曹洞宗尼僧団全国総会が開かれました。今年は尼僧団創立65周年にあたり、さらに全国総会第50回という記念すべき大会でした。北は秋田県、南は山口県に在住の尼師僧の方々、80名くらいの参加がありました。
創立65周年記念として、特別功労者管長表彰者ということで、山口の大坪仙定老師、松野實應老師、富山の舘全鏡老師、東京の笹川亮宣老師、大阪の高畑秀英老師、新潟の大谷文英老師、大谷文祐老師、愛知の天野祥巖老師、井田恵明老師の9名の老師方が表彰されました。
また80歳の長寿の方々として、東京の野村清明老師や新潟の中村良円老師など他12名が表彰されました。
そういうことで、まことにおめでたい会となりました。しかし、30年前には3000人いました尼僧が、今では800名くらいに減ってしまったそうです。そのことは残念なことです。
私は、19日だけの参加でしたが、久しぶりに尼僧堂時代の先生や知人に会いました。私は今まで、自分自身尼僧でありながら、なんとなく尼僧さんを恐ろしく思っていましたので、近づかないような傾向がありました。 それは尼僧堂時代の不幸な経験によるものですが、この頃ようやくその嫌な事件を水に流せるようになりました。そのことについては、たまたま私が安居していた頃、丁度私を排除したい人と、癖のある人が揃っていたという真相が、この頃わかりました。しかし、全ての尼僧さんが、そうなのではありませんから、私の中にあった塊はいつの間にか融解したのです。またその御陰でかえって開けた道もあります。私自身のために、その塊が融けたことは幸いなことです。
そして私は今、全ての尼僧を我が姉妹と思える気持ちになりました。これからは何があっても我が姉妹と思うでしょう。多くの先輩尼師僧が連綿と法を伝持してきてくれた御陰で、今自分が尼僧として生きていられるとさえ思っています。
このしみじみと楽しい生き方をもっと多くの女性に伝えたいと思っています、が、それはちょっと力不足です。でももし尼僧になりたいと思う人がいましたら、どうぞご一報ください。多くの素晴らしい尼師僧方がいらっしゃいますから、ご紹介致します。仏教を学ぶ楽しいチャンスを、一人でも多くの女性にお伝えしたいのです。目先のことに振り回される生き方をしている人がいましたら、是非、悠々たる生き方に導いてくれる仏門という門を敲いてください。また人生の真実に興味のある方は、是非こちらの門にお入りください。あなたの究極の姿がここにはあるかもしれません。
私は現在近くのお寺の坐禅会に参加させていただいております月子と申します。
実は、私も出家の道を考えておりまして、お寺のご住職さまにはすでに相談させていただいております。(とは申しましても、坐禅後のお酒の席でなのですが…笑)
現在病身(難病)の母を抱えておりまして、出家しても僧堂へすぐには行くことができないので、とりあえずは在家得度から…と思っていたのですが、住職さまには出家得度をすすめられました。出家してすぐに僧堂に行かなくても大丈夫だと。
私は教師資格にはこだわっていなかったのですが、住職さまからはきちんと修行して資格をとることをすすめられました。
ただ、そうなると一つ心配なことがありまして、私はヘルニアを患っており、腰が丈夫ではありません。もちろん僧堂へ行くまでに鍛えたいとは思うのですが、病気を持って僧堂の生活を送ることは可能であるのか…心配です。
その他諸々、もしよろしければご相談させていただいてもよろしいでしょうか?お忙しいところ大変厚かましくて恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
ご縁があれば出家得度なさるのもよろしいと存じますが、心配はヘルニアというご自身の病気のことです。まず、ヘルニアをなんとか治病するということは考えられませんか。やはり僧堂修行は厳しいですから、特に長時間の坐禅がありますので、それが心配です。
恐縮ですが、ヘルニアの方は甘いお菓子や果物は、やめた方がよいそうですが、どうですか。筋肉の弛緩による病気だそうですから、細胞をゆるめてしまう食べ物にはお気を付けください。ジュースなどもなるべくひかえた方がよいそうです。またよくかんで食べることが大事だそうです。肉や油っこい食べ物は腸で発酵してしまうのでさけたほうがよいそうです。そしてなるべく玄米や半つき米や黒パンや雑穀米などを主食とし、野菜食、とくにごぼうやレンコン、人参大根などの根菜類を食べる方がよいそうですが、ご参考になさってください。勿論お医者さんのアドバイスも頂いているでしょうが。
愛知専門尼僧堂(052-751-2671)では毎月3日間ほどの接心をしていますから、それに参加させていただくこともできます。ご自分でお電話なさってみてください。尼僧の修行を体験なさってから、出家のことは考えてもよいのではないでしょうか。
くれぐれもお母様をお大事に。ご自分の体調もお気を付けください。
ヘルニアの件ですが、ある程度よくすることは可能だと思いますし、手術などの道もあります。スポーツ選手などはわりとヘルニアを患っている方も多いらしく、その方々は肉体を鍛えることによって激しいスポーツを乗り越えていると聞きました。ですので、私もまずはヘルニアの治療を頑張りたいと思います。
ただ、健康な方でも病気になることがある僧堂での生活を乗り越えられるレベルになれるかはわかりません。
その場合でもやはり出家を目指したく思っています。出家得度しても教師資格を取らない道もあり、実際坐禅会に行かせていただいているお寺での講座を受け持っておられる僧侶の方も、僧堂には行かれておられず教師資格はお持ちではありません。海外ではそのような道を歩む出家者もいらっしゃるとのことなので、色々模索したいと考えています。ただ、日本国内でそのような道を歩まれている尼僧はいらっしゃるのでしょうか。
娘としての義務を果たしながら、これからも精進していきたいと思っています。このたびはありがとうございました。
寒さ厳しい日々が続きますので、風月様もお身体ご自愛下さいませ。
またご縁があれば、お寺の住職になるということもありますので、教師分限がないと、住職をする資格がありません。私も一番下の2等教師ですが、それで充分です。
まずヘルニアを少し治療なさり、それから尼僧堂の先生にご相談したらいかがでしょうか。出家したいという気持ちが熟しましたら、相談なさってください。なにか解決策があるかもしれません。一人で考えないように。先輩の智慧をお借りしてください。
また尼僧は男僧と違いますから、男僧寺のお手伝いのような形だけにはならないようにお気を付けください。出家者として気概を持って生きられるように心がけてください。
参禅会のご住職も、そのことはよくお考えくださっていると思います。しかし、尼僧のことはやはり尼僧でないと分からないこともありますし、尼僧の友も大事です。私も尼僧堂時代から30年近くのお付き合いになるよき友人たちがいます。友は宝です。尼僧堂に行かなくては得られませんでした。
なんでもその世界に入ってみないと分からないことがあります。想像とは全く違うこともあります。
とにかくまずは、体調を整えて、お大事になさってください。私も93歳の母の面倒をみていますので、月子さんのご苦労は多少はわかりますが、参禅なさっているとのこと、仏縁のあることそれだけでも有り難いことと存じます。焦らずに、ただいまにご精進ください。
現実問題としてすぐには僧堂に行くことはできませんが、その方向でなんとか体の調子を整えたいと考えています。僧堂に行く前に勉強できることはたくさんありますので、まずはそれに励みたいと思います。
住職さんにも名古屋の青山先生の所に一度相談に行くことを勧められています。ただ、せっかくご縁をいただきましたので、出家得度するならば住職さんの元で…と思っています。尊敬できる師僧に出会えたことはそれだけでありがたいことです。
また参考までに、出家後20年以内に立職、さらに立職後20年以内に嗣法、但し、40歳以後の出家の場合は10年以内に立職をしませんと僧籍が無くなりますからお気を付けください。これは教師分限とは別です。
これは出家後の心配ではありますが、参考まで。
ただ、現世での責任をはたしてからなのでまだ先ですが
子供を育て上げたら全てを捧げたいです
今、出家を考えております。
幼少時より心の平安・安泰を得られたことがなく、調子にのっては失敗するという癖があります。
以前より禅には大変興味がありましたので、この先、心の平安を得て救われる見込みもないので、出家することを真剣に考えております。
実際には、どのような手続きで出家ができるのでしょうか、ご教示いただければ有り難いです。
お住まいの地域がわかりますと、具体的にお教えできると思います。近くなくては坐禅にかようのに続きませんから。
どのような動機であっても、せっかくの出家の動機ですから大事になさってください。なかなか味わいのある生き方です。
私は、子供のころから自分が何をしたいのかわからないまま生きてきました。また、自分のまわりの状況に影響され、感情をコントロールすることができませんでした。そのたび、苦しみ、20代以降、仏教になら、答えが見出せるのではないかと感じ、特に禅に関する本を読んだり、インド・ブッダガヤの日本寺で座禅の体験をしたりしました。
最近は、この世からの物理的消滅さえも真剣に考えましたが、単なる犬死にで親への最大の親不孝ですし、周囲への迷惑を考えると、実行に踏み切ることもできません。親を含めた周囲への迷惑さえなければ実行できると思います。
欲ばかりは多く、それが得られなければ苦しみ、得られれば調子に乗り失敗するという癖もこの先治る見込みもないので、出家して、欲を捨てることもできればと思います。
仏道に入って心の平安を得て、救われたいです。
坐禅とか、お坊さんとかに接したりしてから決めるとよいと思います。
この世界もかなり大変なので、かえって自己嫌悪やら、人間不信に陥ることがありますから、その覚悟はしたほうがよいでしょう。
お忙しいところを、親身にお答えをくださいまして、ありがとうございます。
禅については、本や、インターネットで紹介されている修行の様子を読んで、生半可な気持ちでは到底続かないだろうとは覚悟しております。
出家を考えています
お寺が好きで 宿坊へ泊りに行ったり 参禅会に行ったりしているうちに 仏教の勉強をもっとしたい 人の為になる生き方をしたい
僧侶になりたいと考えるようになりました
。
しかし 仏教の大学も出てません。 普通高校卒でも慣れますか?
また 得度させていただいて 修行道場に入れたら どのくらいの期間 修行しますか?
費用はどのくらいのかかりますか?
修行後に お勤めできるお寺はありますか?
お寺に入らない場合はどのような お勤め先がありますか?
現在29歳です 僧になりたいのですが
その後の生活の不安も考えてしまいます
どうか教えていただけませんか
お願いします
先ず、出家なさるには、得度の師匠に出会うことが大事です。師匠のところでしばらく教えてもらってから、それから修行道場に修行に行きます。それは2年間です。それから仏教系の大学に入って新たに学んでもよいでしょう。
私も25歳で出家を志し、実際に出家できたのは35歳の時です。そして大学に入ったのは50歳でそれから大学院まで学びましたので、いつでも遅くはありません。
では直接の連絡をお待ちしています。
以前の記事に失礼いたします。
出家を考えていろいろ調べておりましたが
壁にぶち当たっていました。
38才で夫も幼い子どももおります。
何故出家かともうしますと、自分の病気がきっかけでした。
もう長く生きられないかもしれないと思ったとき、
仏、浄土という言葉が非常に心に迫ってきました。
その後治療が進み、どうも良くなるかもしれない
すぐには死なないようだと思ったら、
仏教を通して、同じ病などで絶望した人に、
話だけでも聞いてあげられたらという思いが出てきました。
実家も自宅も仏壇はなく、祖母は日蓮宗でしたが
どのおしえも尊いと言っており、
家族で20年以上曹洞宗の山形の善寳寺に毎年御祈祷をお願いしておりました。
今年も自分の病気治癒祈願に参りました。
それらのお札に毎朝お茶を差し上げたりお経をあげたりしています。
できれば曹洞宗の勉強をしたいと願っていますが
治療がおわるまでは体力の見通しも難しいと思い、
どのような方法があるかと悩んでおります。
現在、川崎市在住で、沿線に在住のため、いずれ駒沢大学に編入学してじっくり学ぶのもよさそうですが、僧堂の修行は二年間なのですね。正式に出家するには子どもが大きくならないと難しいようです。
先のかたのコメントを見ると、得度だけして…ということも出来るのですね。いずれにしてもお寺さんとのご縁がないといけないようですが、仏門に入るという節目となり、それだけでも身が引き締まりそうです。
そろそろ投薬も終わり、副作用もなくなれば外出もできるようになりますので座禅会など出席してみたいです。
風月先生に是非お話を伺いたいです。
出家生活は、かなり厳しいので、体調が回復してからでも遅くはないと思います。
またお子さんや、ご主人がいらっしゃいますので、ご家族のことが先ず、大事なことでしょう。38才ですから、お子さんはまだ成人していませんから、出家はそれからでも遅くはないと思います。
仏教を学ぶことは、今すぐにもできます。
多くの仏教書が出ていますので、本屋さんで手に取られて、自分に合いそうな方の本から学ぶのも一つの今できる方法でしょう。
またテレビでは、日曜日の朝5時から宗教の時間という番組があります。
またお近くにお寺がありましたら、門を叩いてみて下さい。
ゆみさんのお住まいの都市名だけでもお教えくだされば、坐禅会を開いているお寺の情報などもお知らせできます。
坐禅がきついようでしたら、浄土宗や浄土真宗の教えに導かれてはいかがでしょうか。法然上人、親鸞上人の御教えです。
なにはともあれ、体調が回復なさるとよいですね。玄米菜食や自然療法もご参考になさってください。毎日のお食事は、なによりの薬です。
どうぞお大事に。
少し前よりブログを拝見しております。
出家について興味がありましたが、こちらを読み、厳しい修行にはついていけないのではないかと思っています。
ですが、心の平安が欲しいです。
子どもの頃からもうずっと、生き辛さを感じながら40代となりました。
まだ見出せず、自分の精神の未熟さ、脆弱さに涙がこぼれる思いです。
実家が曹洞宗で馴染みがあること、良寛さんの本を多少読んだこともあり、風月様のようなかたのお話を是非聞いてみたいと思うようになりました。
ですが、恥ずかしながら、何処へ伺いどのようにすればそのような機会が得られるのかがわかりません。
座禅会に参加すれば良いのでしょうか?
東京の府中市在住で実家は遠方です。
もしもアドバイスを頂けましたら幸いです。
私はブログ上では、個人情報を公開していませんので、次の尼僧堂にご連絡なさってみてください。
愛知専門尼僧堂(052-751-2671)。名古屋です。ここでは毎月3日間ほどの接心をしていますから、それに参加させていただくこともできます。ご自分でお電話なさってみてください。尼僧の修行を体験なさってから、出家のことは考えてもよいのではないでしょうか。
それとももう出家なさいましたか。お返事に気が付かなくて失礼いたしました。もしまたご投稿くださるようでしたら、この記事にはなく、このブログの一番新しい記事にお願いいたします。