7月17日(金)雨【8年目ぶりの再会なれど】
キヨです。我が家のルナの妹猫です。2012年9月9日のこのブログで、辛い別れをしている姉妹猫の写真を掲載しました。
別れていたキヨちゃんが、この度我が家の子になりました。キヨを飼っていてくれた人たちがコロナの影響でペット不可の住まいに引っ越さねばならなくなって、キヨが戻って来たのです。
戻って来たというのは、もともとルナとともに一度は私が飼ったのですが、子猫時代の夜中の運動会があまりにひどくて、ついに諦めて一階の方たちに貰ってもらったのです。
ルナとキヨが久々の再会で、どんなにか喜ぶだろうと、感動的なシーンを期待していたのですが………
結果は、……………唸りあうというなんとも寂しいことでした。2日の日に古巣の世田谷まで迎えに行きましてより、今日で2週間以上たちますが、まだ唸りあっています。ただ唸り声はだんだんに弱くなったように感じます。しかし、ルナもキヨも、全くお互いを思い出していないのです。8年目の再会には、喜びもなく、驚きもなく、ただ唸りあうだけの警戒心一杯の寂しい再会でした。
いつになったら、唸りがなくなるのでしょうか。心待ちにしている私です。
キヨと一緒にもう一匹いたタローは、お寺に連れてくる前に動物病院に寄って、感染症のチェックとワクチン注射をしたのですが、猫エイズに感染していたことがわかってしまいました。他の猫に感染してしまう恐れがありますので、本当に可哀そうでしたが、元の飼い主さんに戻させてもらいました。顔中傷がついていましたので、他の猫と喧嘩でもして、猫エイズに感染してしまったのでしょう。可愛くて、穏やかなタローちゃんでしたので、本当に胸の塞がる思いでした。飼い主のご夫婦に、一日中外に出していてはダメですよ、と、世田谷に住んでいた時、何回頼んだか分かりませんでしたが、猫は自由に外で遊ぶものだという持論を変えてくれませんでした。その結果が、おそらく喧嘩による猫エイズの感染になってしまいました。
思いがけないコロナウイルスの影響で、元の家族との別れの上に、6年間ともに暮らしてきたタローちゃんとも別れなくてはならない過酷なことが、このキヨの身に起きてしまったのです。
しかし、境内に置いて行かれた子猫を保護したばかりですし、キヨちゃんも加わりましたので、もうこれ以上は、私の年齢を考えますと、とても飼ってあげることはできません。もしキヨちゃんのことが先にわかっていましたら、この子猫ちゃんは確実に里子にお願いしていました。子猫ちゃんの運命も違っていたでしょう。どちらが先かによって、変わる運命もありますね。
私の人生にとって、とにかく猫は大きなウエイトを占めているのです。
皆様は、野に放たれてしまった猫について、どのようお考えですか。