風月庵だより

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口蹄疫 牛殺処分に疑問

2010-05-25 17:08:24 | Weblog
5月26日(火)晴、風吹く【口蹄疫、牛殺処分に疑問】

宮崎県の牛の口蹄疫の問題で、牛を飼育している人は大変な思いでいることでしょう。一頭でも伝染病に罹っている家畜が出た場合は、家畜伝染病予防法によって、他の家畜も殺処分をしなくてはならないそうで、どんなにか切ないことでしょう。
 
しかし、人間に鳥インフルエンザだか流行ったとき、世紀末的な雰囲気さえ起きましたが、いつの間にか終息(収束)しました。その時、そのウイルスを持った人間は、殺処分されたでしょうか。勿論否です。

宮崎県が仕入れた餌に問題はないでしょうか。口蹄疫が流行っている地方に、何かしら共通のマイナス要因はないか、それを当然調べているでしょうが、牛をただ殺しても仕方がないのではないでしょうか。沖縄の基地問題について、ぐずぐずしている政府にしては、牛を殺すことには、随分と速い決断です。勿論、遅くなったら、被害が蔓延するだろう、その時責任をとれるか、と言い返すでしょうし、確かにそうかもしれません。

しかし、自分が牛の飼育農家だと仮定してみて、最も賢明な方法はなにか、考え直してもらいたいです。ただ消毒するだけではウイルスは死なないでしょうし、牛に免疫力があれば、そのウイルスが入ってきても罹らない牛もいるでしょうし、殺処分、殺処分とそれだけが予防策であるように叫ぶのは、短絡的過ぎはしないでしょうか。表面に表れた現象だけ見てはいないでしょうか。勿論初動の対応が間違ったことも大きいです。日本人は危機感が稀薄なように感じます。自分に影響することには、時として過剰かつ異常なほどの反応を示しますが。

餌に問題はないのでしょうか。牛さんが食べている草に問題はないのでしょうか。

口蹄疫は牛が死に至る病なのでしょうか。ただ人間が食するのにおいしくなくなるだけなのでしょうか。

門外漢が、素人の意見を思い切り、自分のブログで書いています。

口蹄疫に罹っていない牛の殺処分、反対!!!!

*5月27日に県知事が49頭の種牛の殺処分を受け入れたそうです。苦しい立場でしょう。渦中にいるとこれほど苦しいことはないでしょう。副大臣は法令違反を楯に取っていますが、立場によって違いますね。私は世の中の多くのことを、対岸の火事として見ていられるような立場にいますが、それを有り難いとは思えません。

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4 コメント

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ひびきさんへ (風月)
2010-05-27 22:04:30
この問題は宮崎県だけの問題ではないでしょう。やたらに殺処分しさえすれば、全てが解決するような解決策に疑問があります。大事を取りすぎて、かえって、このことで最悪の事態が起きないようにと願うばかりです。

牛の中にも、こういうことがなければ寿命を生ききれる牛もいるでしょうに。
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命の重さ (ひびき)
2010-05-27 17:26:10
殺処分反対派の一人です。

言いたいことは山のように有りますが・・
もし牛が自分だったらと考えると行き場のない悔しさで寝られなくなるほどです。
命の重さはペットも家畜も人間も同じはず・・・本来なら虫だって・・
責任がどうのこうの言っているお役人は自分の手は汚さずに命令だけしているように見えます。
自らが先頭に立ち、口蹄疫に罹っていない牛や豚を殺す現場に携わって同じことを言い続けられるのだろうか・・・・?
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処分 (風月)
2010-05-26 09:40:18
全く考えさせられます。私は肉は全く食べませんが、牛も食べられるだけのために生きているわけでもないでしょう。結局は人間が食べるために殺される牛や豚ではないか、と言われるかもしれませんが、とにかく、農家の人の苦労も考えなくてはならないと思います。
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同感です (Unknown)
2010-05-25 23:10:52
同感です。
私は、ニュースで「処分」という言葉を聞くたびに、ひとりで熱くなって、テレビに向かって怒りを発してます。
甥っ子と姪っ子が姪っ子がいるのですが、彼らがもし「水疱瘡」だの「はしか」になったとしたら、「処分」されるのかしら?
もし、解決法がなくて、やむを得ずあのような対処をしているんだとしても、「処分」はないでしょう?
「処分」って言葉、イヤですよ。
「子どもをつくる」の「つくる」って言葉と同じくらい大きらいです。

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