
習い始めの頃に水彩色鉛筆で描いた絵
水彩画教室に通い始めて4年半が経過した。当初は手軽に絵が描ければ良いと思い、水彩色鉛筆で描き始めた。その水彩色鉛筆も3年以上続けていると、マンネリになって壁にぶち当たった感じがする。そのマンネリを打破するために、昨年から透明水彩に変更した。しかし水彩を続けると自分の弱点が見えてくる。色鉛筆であれば芯先が画用紙に接触して固定するから細かな描写も可能である。しかし水彩は筆が宙に浮くから、筆が上手くコントロールができない。筆では細く真っ直ぐな線が引けず、ボテボテとした輪郭になって野暮ったい絵になってしまう。そんなことを先生に話すと、「ペンで描きこんで薄く色を付けて描いてみたら?」と言われる。そこで先月からペンで下絵をしっかり描き、それから薄く色を付けるやり方を習い始めた。

①水彩色鉛筆

②透明水彩

③ペン+水彩
上の絵は海を題材にした3種の絵である。①が当初からの水彩色鉛筆で描いたもの。細かなところまで描けるが鉛筆の硬さが残る。②は昨年から始めた水彩画、軟らかく色の多用さは可能だが、筆が上手くコントロールできないから、絵にシャープさが無い。③は今回から本格的に始めたペン+水彩、少し絵が軽くなった感じがする。
それぞれに一長一短があるのだろう。そんな中で自分にとって一番表現しやすい描き方を見つけるしかない。老後に始めた絵だから、どうしても手が上手く動かない。そんな欠点を補ってくれるのはペンと水彩の併用かもしれない。先生によれば色は大胆に付け、はみだしてもかまわない。輪郭や陰までペンで描けば、塗り残しの部分は光が当たった表現になる、と言う。ペン+水彩は色の濃淡や配色によって雰囲気が変わる。まだまだ自分の納得する絵には遠い道のりのように思える。
下からの絵は昨年11月から6ヶ月の作品である。前半は水彩画、後半の5作品は先月から始めたペンと水彩の併用である。

下関市 関門海峡

高千穂峡
滝は最初にマスキングインクで水の部分を描いたあと岩を塗る。
その後にマスキングインクを剥がして周りの色と馴ませる。

阿蘇山

倉敷市

倉敷市

高千穂町

あきる野市 秋川

川崎市 多摩自然遊歩道

秩父 横瀬

川崎市多摩区 日本民家園

川崎市多摩区 小沢城址

小金井市 江戸東京たてもの園

小金井市 江戸東京たてもの園
ここからの絵はペンで描きこんでから薄く色を付けた。

下関市 笹山町

下関市 唐戸町
直線部は定規を使っている。

三浦市 佃嵐崎

三浦市 栗谷漁港

飯能市 白雲山
楽しそうな雰囲気が伝わってきます。
絵の先生は天才ですか!