由比ヶ浜
昨年秩父巡礼34ヶ所を歩き、今年は坂東巡礼33ヶ所を歩くことを目標にしている。坂東33ヶ所は鎌倉時代、政治の中心が京都から鎌倉に移り、西国巡礼に倣って関東地方にも誕生したのが始まりという。1番札所は鎌倉の杉本寺で、そこからぐるりと回って33番札所の房総半島の那古寺まで、番付けどおり巡礼すると距離は1300kmといわれる。そのためガイドブックは自動車か電車とバスを乗り継いでの案内になっている。しかし私の目的は歩くこと、1300kmを歩くことは難しいとしても、極力歩くことに重きを置いて回ったみたいと思っている。
1月14日先ず鎌倉へ行き、1番札所杉本寺からスタートした。鎌倉駅を降り、まずは鶴岡八幡宮を目指す。1月中旬といえど鶴岡八幡宮への初詣客は多く、参拝の行列が出来ていた。参拝を終え流鏑馬道を東側の出口へ向かうと、神苑ぼたん庭園があり、「牡丹が見ごろです」と書いてある。急ぐ旅でもないし寄ってみることにした。ここは鶴岡八幡宮の神職の施設のようで、綺麗に掃除され、牡丹も丁寧に管理されていた。八幡宮を出て自動車道を東に歩く。15分足らずで1番札所の根本寺に着いた。ここで「坂東三十三観音霊場納経帳」を購入し、ご朱印を貰ってから逗子にある2番札所岩殿寺を目指す。
坂東33ヶ所を歩いて巡ろうという人は稀であろう。従って秩父34ヶ所のように巡礼の歩行マップや案内図、そして道々にある道しるべも皆無である。そこで有効なのがグーグルマップ。スマホの地図上に2番札所岩殿寺を指定し、後はグーグルマップの指示に従って歩くいていく。2番札所に着いたら次ぎは3番というふうにこれを繰り返す。途中風光明媚なところや寄りたいところがあれば、迷うことなく寄り道をする。どこに寄ろうがスマホは目的地までの最短ルートを指示してくれる。したがって詳しい案内図が無くても道に迷うことはない。さてどこを歩いて、どこは電車やバスで移動するか、手段も自由、ルートも自由、時間も自由、こんな散策も楽しいかもしれない。
鎌倉駅
小町通り
朝早いので小町通りもシャッターが閉まっていて人通りも少ない
鶴岡八幡宮
流鏑馬(やぶさめ)道
神苑ぼたん庭園
源平池
垣根の竹をかじる台湾リス
鎌倉では特定外来生物の台湾リスが増えすぎて問題になっている
札所1番 杉本寺
歴史を感じさせる茅葺の本堂
坂東33観音霊場納経帳を買う
1番のご朱印を貰う
本堂かたわらの五輪塔群
山と山の間を逗子方面へ向かう
鎌倉逗子ハイランド
民家の間を抜けると岩殿寺の参道
札所2番 岩殿寺
本堂 納経所
利生堂
境内に蝋梅が咲いていた。
旧観音堂
岩殿寺は逗子の市街地を眺める高台の上にある
横須賀線の踏切
逗子市から再び鎌倉市へ
横須賀線 名越踏切
札所3番 安養院田代寺
樹齢700年の槙の木
本堂
滑川
海のそばまで来たから海岸まで行って見る気になった
由比ヶ浜
由比ヶ浜
グーグルマップに従って、由比ヶ浜から住宅地を通り長谷寺に
札所4番 長谷寺
観音堂
日本最大級の十一面観音像がある観音堂は大きい
相模湾が一望できる
先に見えるのは三浦半島
江ノ電 長谷駅
今日はここまで、江ノ電の長谷駅から鎌倉へ向かう
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