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以前いた会社で、一緒に働いていた女性と同窓会をやることになった。20年前~13年前くらいに仕事をした4人の女性陣である。当時は皆20代前半、今は40歳前後である。1人は独身だが、他の3人は結婚してそれぞれに子がいる。その子供達も幼稚園から小学校低学年に集中しているから、今が一番手がかかる時期であろう。今日は子供を旦那に託して、久々の息抜きである。会うのは彼女達が子供を持ってからは初めてではないだろうか。
飲み屋の席に座って話し始めると、しだいに打ち解けてざっくばらんな口調になっていく。当時の人達の消息、仕事での失敗談やお笑いネタ、そして自分達の近況について、話は盛り上がる。お酒が入り次第に陽気になっていくにつれ、独身女性と私は、若いママ達の勢いに圧倒される感じになってきた。自分の旦那ネタや子供ネタ、周りをはばからない甲高く大きな声、たしなみの無い笑い方、20代の若き乙女のイメージが一気におばさんに変身したような驚きである。基本的には昔と性格は変わらないのだろうが、当時の性格がより際立ってパワーアップした感じである。女性は子供を持つと変わるというが、今それを目の当たりしている。独身時代に(多少は)あっただろう「つつしみ」とか「しとやかさ」、「おくゆかしさ」、「謙虚さ」、「恥じらい」、そんな衣が一枚づつはげれてしまい、素の性格がむき出しになってしまった。これは人によって違うのかもしれないが、子供を持つ女性特有の変化なのであろう。
考えるに、子供を育てるということは生半可な気構えで出来るものではない。自分の全精力をつぎ込んで育てなければいけないはずである。目を離すことが出来ない小さな生命、四六時中気を配り、病気になればおろおろと病院を走り回る。時には子供と感情をぶつけあって本気で喧嘩し、危害を加えるのもがあれば体を張って守ろうとする。そんなときに、なりふりなどかまっていられるものではないだろう。だから今までまとっていた、「つつしみ」の衣をかなぐり捨ててしまったのである。家族のためにと節約をし、少しでも収入を得るためパートをし、自分の装いより子供の衣服が優先する。だから2人も3人も子供がいれば、これはもうパワフルでなければやっていけないのである。「母は強し」である。しかし彼女達を見ていると、子育ての苦労にも関わらず、いたって明るいのである。異口同音に、子供達の寝顔を見ていると頬擦りしたくなるほど可愛いと言い、どんなに学校の成績が悪くても、気にはなるが苦にはならないと言う。3人それぞれの生活は決して楽ではないのだろうが、しかし子育てを楽しみ、それを生きがいに活き活きとしている。多分これが女性にとっての子育てなのだろうと思う。
子供は日々成長して行き、やがて反抗期を向かえ親離れして行くときがくる。この時が女性が再び変わっていく転機なのかもしれない。母親も子供ベッタリから離れ、再び自分の人生を取り戻していく必要があるのだろう。男も同じで、仕事からリタイアしたとき、何もする事が無ければ、やはりさびしい老後になっていく。夫婦仲がよければ寄り添って生きていけばいいのだろうが、(私のように)そうで無ければ、今頃になって自分の生きがいを見つけなければいけない。ある女性が言っていた。女は子供を人質にして家庭の中で天下を取る。そうなれば怖いものは無いから、自分の苦手なものは退け、好きなことだけでやっていこうとする。そして次第に社会性を失い、やがて家庭で胡坐をかいたオバサンになってしまう。大変なことなのだが、子育てしながらでも社会に出て、なんらか仕事をするとか、自分の趣味を持ち続けていた方が良いと思う。社会の中でいろんな制約を受けながら仕事をすること、自分のスキルを磨いておくこと、そうしておけば子育てを終わったときも、精神的に自立して生きていけると思う。そういう話であった。
さて目の前で陽気に酒を飲んでいる若きお母さんよ!、子育てだけにとらわれず、少しでも自分のスキルアップも考えて見たらどうだろう。再び「つつしみ」の衣をまとって、世の中に再登場する日のために、
飲み屋の席に座って話し始めると、しだいに打ち解けてざっくばらんな口調になっていく。当時の人達の消息、仕事での失敗談やお笑いネタ、そして自分達の近況について、話は盛り上がる。お酒が入り次第に陽気になっていくにつれ、独身女性と私は、若いママ達の勢いに圧倒される感じになってきた。自分の旦那ネタや子供ネタ、周りをはばからない甲高く大きな声、たしなみの無い笑い方、20代の若き乙女のイメージが一気におばさんに変身したような驚きである。基本的には昔と性格は変わらないのだろうが、当時の性格がより際立ってパワーアップした感じである。女性は子供を持つと変わるというが、今それを目の当たりしている。独身時代に(多少は)あっただろう「つつしみ」とか「しとやかさ」、「おくゆかしさ」、「謙虚さ」、「恥じらい」、そんな衣が一枚づつはげれてしまい、素の性格がむき出しになってしまった。これは人によって違うのかもしれないが、子供を持つ女性特有の変化なのであろう。
考えるに、子供を育てるということは生半可な気構えで出来るものではない。自分の全精力をつぎ込んで育てなければいけないはずである。目を離すことが出来ない小さな生命、四六時中気を配り、病気になればおろおろと病院を走り回る。時には子供と感情をぶつけあって本気で喧嘩し、危害を加えるのもがあれば体を張って守ろうとする。そんなときに、なりふりなどかまっていられるものではないだろう。だから今までまとっていた、「つつしみ」の衣をかなぐり捨ててしまったのである。家族のためにと節約をし、少しでも収入を得るためパートをし、自分の装いより子供の衣服が優先する。だから2人も3人も子供がいれば、これはもうパワフルでなければやっていけないのである。「母は強し」である。しかし彼女達を見ていると、子育ての苦労にも関わらず、いたって明るいのである。異口同音に、子供達の寝顔を見ていると頬擦りしたくなるほど可愛いと言い、どんなに学校の成績が悪くても、気にはなるが苦にはならないと言う。3人それぞれの生活は決して楽ではないのだろうが、しかし子育てを楽しみ、それを生きがいに活き活きとしている。多分これが女性にとっての子育てなのだろうと思う。
子供は日々成長して行き、やがて反抗期を向かえ親離れして行くときがくる。この時が女性が再び変わっていく転機なのかもしれない。母親も子供ベッタリから離れ、再び自分の人生を取り戻していく必要があるのだろう。男も同じで、仕事からリタイアしたとき、何もする事が無ければ、やはりさびしい老後になっていく。夫婦仲がよければ寄り添って生きていけばいいのだろうが、(私のように)そうで無ければ、今頃になって自分の生きがいを見つけなければいけない。ある女性が言っていた。女は子供を人質にして家庭の中で天下を取る。そうなれば怖いものは無いから、自分の苦手なものは退け、好きなことだけでやっていこうとする。そして次第に社会性を失い、やがて家庭で胡坐をかいたオバサンになってしまう。大変なことなのだが、子育てしながらでも社会に出て、なんらか仕事をするとか、自分の趣味を持ち続けていた方が良いと思う。社会の中でいろんな制約を受けながら仕事をすること、自分のスキルを磨いておくこと、そうしておけば子育てを終わったときも、精神的に自立して生きていけると思う。そういう話であった。
さて目の前で陽気に酒を飲んでいる若きお母さんよ!、子育てだけにとらわれず、少しでも自分のスキルアップも考えて見たらどうだろう。再び「つつしみ」の衣をまとって、世の中に再登場する日のために、
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