夕方になると目が霞んでくるようになってもう何年にもなる。テレビ、パソコンやスマホをある程度の時間観ていてれば、必ず目は霞んでくる。医者に行けば、「加齢だから仕方がないでしょう」と言われるのは分かっているから行く気はない。原因は分っている。加齢によって、目のレンズのピント調整する毛様体が衰えての機能低下が原因であろう。今まで薬局で眼精疲労の錠剤や目薬を買って使ってみたこともある。錠剤や目薬は血行促進することで、ピントを調整する機能を活性化するのであろうが、しかし今まで使ってみて、値段が高い割にはあまり効果があるようには思えなかった。
先日本屋で「押圧で目はよくなる」という雑誌が目に入った。パラパラとめくってみると、押圧(軽く押さえる)により目の血流をよくし、ピント調整機能を回復させるというものである。目薬や錠剤に頼らず、直接目に働きかける処方の方がおもしろいと思った。730円+税、これで眼精疲労が改善すれば、目薬を買うより安上がりである。そう思って早速試してみる気になった。
押圧は、親指で眼球の周囲をジワ~ッと押すと、周囲の毛細血管の血液が静脈側に押し出される。そしてパッと親指を離して素早く圧を開放することによって、酸素や栄養をたっぷり含んでいる新鮮な血液が動脈側から毛細血管に流れ込む。これを繰り返すことで目の血流をよくし、目の若返りを図るというものである。雑誌の表紙を見ると、いかにも大げさで、胡散臭さを感じるのだが、反面ここまで言い切るには、いくばくかの実績もあるのだろうとも思う。この歳になれば怖いものはない。「なんでも試してみる」、それがが今のモットーである。
私は眼科に対して不信感を持っている。それは2人の娘が中学生の頃から相次いで近視になった。眼科に行くとメガネを掛けることが最善で当たり前のようにメガネを進められる。しかしメガネを使用するようになって、娘たちの近視はどんどん進行していった。そしてその都度メガネを買い換えることになる。その時医者やメガネ屋が言うのは、「度数の合った正しいメガネを掛けないと、どんどん悪くなりますよ」という言葉である。ある医者が本音として書いていたのだが、医者が近視を良くする為のリハビリや指導をしても医療点数にはならない。したがって眼科医は儲からないからそんなことはしない。またメガネ屋は近視が進む都度メガネを買い替えてもらう方が儲かる。だから今の眼科の医療システムにかかわっている限り、近視が良くなることはないということである。
私は、近視は先天的なもの以外はまぎれもない生活習慣病だと思っている。読書やスマホなど近距離でものを見続ければ必然的に近視になる。その生活習慣を改めずにメガネを掛ければ、より目を酷使することになり、ますます悪くなるのは道理である。私は高校生になって黒板が見づらくなってメガネを買って貰った。しかしメガネを掛ける鬱陶しさから、教室や映画館などでは掛けたが、普段は裸眼で過ごした。たぶんそれが良かったのだろう、近視がそれ以上進むことはなかった。私の兄も高校生になってからメガネを掛けた。兄は掛け続けた結果、今は0.1以下の視力である。私の方はというと高齢になってから反対に近視は改善して、今では運転免許証も眼鏡使用はなくなったし、老眼鏡も使用していない。そんな経験から、目が霞むようになったからといってメガネに頼りたくないのである。
押圧を初めて今日で5日目である。何時もであれば会社を出るときには目が疲れて、ボーと霞んだ視野なのだが、最近は幾分はっきり見えるようにも思う。押圧をしているという意識から、パソコンの画面を見る時間が短くなっているのかもしれない。どちらにしても自分で結論を出すまでは続けてみるつもりである。
注:この押圧は押すケ所や圧の強さの問題もあるので、試されるのであれば本を読んでからにしてください。
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