一旦海を見ると、やはり山より海が見える景色の中を歩く方が良くなる。そんなことで今回も三浦半島に行くことにした。今回は三浦半島の突端に近く、西側にある油壷を選んだ。京浜急行の終点、三崎口からバスに乗り二つ目の引橋バス亭で下車、そこから小網代湾に向かって下っていく。次第に緑が深くなる道を進むと、小網代の森引橋入り口である。一帯に広がる森は、貴重な自然環境が再認識されたことで保全活動が展開され、平成26年「小網代の森」として一般公開放れた。およそ70haの小さな森だが、川の源流域となる森から湿地、干潟、海までが自然のまま、一つのまとまりとなって残り、多様な命を育む貴重な森である。
三崎口から油壷や三崎港や城ヶ島など何度も来ているが、この森の存在を知ったのは今回始めてである。バスを降りて小一時間、ほとんど人の通らない木道(実際は化成品)を下りながら歩いていると、スケールは小さいが以前尾瀬を歩いたときの雰囲気を思い出した。山と海、両方を満喫できるお勧めの散策コースである。
引橋バス亭
中央の谷と呼ばれる源流地帯には階段を下る散策路が続く。
源流の森の湿地には大型のシダも見られる
浦の川の流れに沿って源流域の森を出ると、
河口干潟へとつながる穏やかな湿地帯にでる
小網代湾 河口干潟
小網代湾
宮の前峠入り口
白髪神社
三浦七福神の寿老人を祀る
ヨットハーバー
油壷マリーンパーク方面に
小網代湾側に降りてみる
小網代湾
横堀海岸
油壷湾側に降りてみる
油壷湾
油壷の由来:1516年新井城に籠もった三浦一族は北条早雲の大軍を相手に
3年間にわたって奮戦するも、三浦義同(道寸)をはじめ将兵は討ち死に、
残る者は油壷湾へ投身し、湾一面が血汐で染まり、まるで油を流したような
状態になったので、後世に「油壷」と言われるようになったとされる。
油壷湾の入り口
荒井浜
荒井浜
夏を前に撮影会
三浦義意公の墓
油壷マリーンパーク前バス亭
京浜急行 三崎口駅
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