9月3日(月) 天気=曇り時々晴れ後雨
05:50槍ヶ岳山荘→ 06:39~49ヒュッテ大槍分岐→ 07:23天狗原分岐→ 08:10水俣乗越分岐→ 08:32槍沢キャンプ地→ 08:55~09:29槍沢ロッジ→ 09:54二ノ俣谷→ 10:02一ノ俣谷→ 10:46~11:06横尾山荘→ 11:39新村橋→ 11:49~12:15徳沢→ 12:58~13:09明神→ 13:54上高地
今朝も雲が多くスッキリしない朝を迎えた。手がかじかむ程の寒さだ。それでも根性があると言うか、ランプを照らしながら槍の穂先へと登っている人もいる。
夜明け前の槍ヶ岳
槍ヶ岳山荘
朝食の後槍ヶ岳山荘を出発し、下山の道に入る。天気が良ければ東鎌コースを降ろうと思ったが今にも雨が降りそうなので、安全を記して昨日登った槍沢コースを降る。
山荘の玄関
これから降る槍沢(下の建物は殺生ヒュッテ)
降りの方が体力的に楽なはずだが、気分的なせいか下山の道がやけに長く感じられる。2時間余を要して大曲まで降った。明日は強力な台風21号の襲来が予想されるので登る人など居ないと思ったのに、けっこうすれ違う登山者が多い。山小屋が在るから安心という事なのか、それとも計画したからには実行あるのみという日本人らしい生真面目さなのだろうか。
槍ヶ岳山荘を後にする(又来れるかな?)
殺生ヒュッテ付近の岩のゴロゴロした道
横沢の水場
大曲が近づいてきた。
標高が下がるにつれてだんだん天気が上向きになって、時折り陽も差すようになった。槍ヶ岳山荘から3時間程で槍沢ロッジに着き、ベンチで休んでいると隣りの席に気の良さげな白人男性が座った。
大曲の水俣乗越分岐
槍沢キャンプ地
槍沢ロッジ到着
「アー、ユー、ゴーイング、ツウ、ヤリガタケ?」と訊ねたら、「YES.上高地から4時間で来ました。」と日本語で応えた。・・「オー、ユー、アー、ストロング」何て言いながら、クソッせっかく英会話の練習と思ったのに。・・休憩を終え、彼に「グッド、ラック」と声を掛けロッジを後にする。「気をつけて」と彼は日本語で応えた。
槍沢から下は傾斜の緩いのどかな道が続く。今宵は乗鞍高原のホテルに泊る予定なので急ぐ必要は無い。登山ツアーの人達と抜きつ抜かれつを繰返しながら降って行く。
横尾へ向かう槍沢沿いの道
涸沢への登山道が分岐する横尾からは梓川沿いの快適な林道歩きで、行交う人も多い。鈍行列車のように横尾山荘、徳沢、明神で休憩を挟みながらテクテク降り、上高地へ河童橋へと戻ってきた。
横尾付近から見上げる屏風岩
徳澤ロッジ
上高地の河童橋
河童橋から見上げる空は晴れ渡り、雄大な穂高連峰を眺める観光の人達は喜びの歓声を上げているが、登山を終えた我々は何だか損をした気分がしないでない。それでも槍の山頂は踏めたのだから、ソコソコに満足の山行でした。
梓川と穂高連峰
上高地のバスターミナル
今宵は乗鞍高原に在る「休暇村乗鞍高原」に泊り、明日は乗鞍岳を軽くハイキングするつもりだが、天気予報どおりならまず無理だろうなあ。
休暇村乗鞍高原