北海道の大地震や西日本の台風被害など最近は暗いニュースばかりだったから、大阪なおみ選手の全米テニス女子シングルス優勝は、落込んだ日本国民を明るく勇気づけてくれた。多くの人が彼女を賞賛する中で私如きが改めて言うまでもないが、テニスを趣味とする者としては、「コングラチュレイション、なおみ」と、一言祝福の言葉をかけずにいられない。
以前の彼女は体力・技術については高い評価を受けていたが、メンタルの弱さが指摘されていた。認知症予防テニスの老いぼれごときが言うのもおこがましいが、テニスをおけるメンタルの強さは重要だ。
年寄テニス仲間の中では強靭な体力の持主だと自負している私だが、いかんせんメンタルが弱くて中々試合に勝つ事ができない。イヤそればかりか長い我が人生の中でも、メンタルの弱さが原因で何度悔しい思いをしてきた事か。・・・・(イカン、イカン悔しさのあまり話が横道へ逸れてきた。)
そんな大阪選手が急成長したのは、新コーチのパイン氏による適切なメンタル指導が功を奏し、心・技・体が充実した事にあるようだ。彼女は実力だけで無く試合後のコメントも明るくて、チャーミングな人柄にも魅かれてしまう。
まだ二十歳の若さだから今後も益々強く魅力的になり、女子テニス界の王座に長く君臨するのではないだろうか。それを思うと何だかワクワクした気分になってくる。
今一つの気懸りは、彼女は現在日本とアメリカ両国の国籍を保有しているそうなので、22歳までにはいずれかの国籍を選択せねばならない。その時アメリカに奪取されてしまうのではと心配だ。ここは一つ早急に、大阪選手へ国民栄誉賞を授与しちゃった方が良いのではと、安倍さん(ひょっとして石破さんかも知れないが)へ進言したいところだ。