monologue
夜明けに向けて
 



吉田君、きみはフリーのポール・ロジャースについて教えてくれたね。フリーはバッドカンパニーと名前を変えて進化を遂げてあのタイトなビートのロックでファンだけでなくプロをも魅了した。きみはエルトン・ジョンとポール・ロジャースは歌うたいとしての特別な声を持っていると言っていた。きみもそんな声を目指していたんだね。きみの高音はやっぱりフォークや歌謡曲では活かせないしロックを歌うべきだったね。わたしたちとのたった一度のセッションが歌謡曲だったのはちょっと残念だったかもしれない。それでもわたしはベースを弾きながら。バックボーカルで「あああ」、と歌ったり歌の内容に笑ってあの夜は楽しかったよ。きみにもその楽しかった記憶が残っていてアップロードしてほしかったんだね。それじゃあ、またね。
fumio

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